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DAY 16. ウユニ塩湖 Part2

昨日のツアーから帰って、まだ数時間。
午前02時30分起床。
3時スタートの、「星空とサンライズツアー」に申し込んであったのでこの時間に起床。
22時頃にベットに入ったので、4時間ほどの睡眠であるが、気が張っているので眠くは無い。

3時にホテルの前に車が迎えに来ることになっている。
通りには夜中まで飲んでた飲み屋の帰りの客と、野良犬が数匹。誠に静かな明け方前である。

午前3時のウユニの街

3時をすこし回ってツアー会社のランドクルーザーが迎えに来た。
途中人数調整で乗り換えて、今日のメンバーは、韓国からの旅行客5人、日本人の40歳のバックパッカーと自分の7名。日本人の青年は会社を辞めて、スペイン語を学びながら、スペイン語圏を旅してるという。ドライバーとの会話も流暢である。今回の旅は既に4ヶ月経過とのこと。ナイスガイである。

昨日と同じ場所で長靴を借り、そこで履き替えて、真っ暗闇のウユニの街を抜け、荒野を抜け、昨日の雨でぬかるみになった、道なき道を爆走してゆく。

小一時間進んだところで、ドライバーがスピードを緩めながら、ベットライトを突然消した。
あたりは漆黒の暗闇かと思いきや、言葉に表せないほどの星が降り注いでいた。
文字で表現することも、写真で表現することもできないほどの天空が待っていた。

再びランドクルーザーはスピードを上げ進んでゆく。下には一面に水がある事が分かる。

徐々にスピードを落とし停まった。
ヘッドライトが消えた。
車から降りると、参加者の口々から、ため息とも歓声ともいえない声が発せられる。

自分も視力が良い方では無いが、これ以上の星が見えたら、確実に気絶してしまうのでは無いだろうかと思うくらいの星々に、畏敬の念を抱くほどに。

天空の中に自分ひとりが立っている。対峙している。神々しい。
自分が宇宙の中の一員であることを自覚したのは初めての体験だ。
どれくらい時間が経っただろうか、すこしだけ我に帰る。

持ってる限りの厚着をして臨んだ。確かに冷えるが、耐えられる。

1分1秒毎に色が変化してゆく。漆黒から、濃い紺へ、さらに徐々に薄くなり、暖色がグラデーションで加わってゆく。変わる度にスマホのシャッターを押す。

金星がひときわ明るい

前からスマホにインストールしてあった、空にかざすと星座や星の名前がわかるアプリを空に掲げてみた。
南十字星がハッキリ輝いていた。南半球は初めての滞在なので、もちろん初めての南十字星にも感動。

満天の星


またすこしずつ明るくなってきた。

グラデーション

今日の日の出は06時03分
刻々と時間は過ぎて行く。

パノラマ

日の出時刻
言葉はいらない

06時03分 2つの太陽が昇る

塩湖全体が光と暖かさで包まれてゆく。

暖かい


鏡面

この後06時30分頃まで、全体写真やトリック写真を撮影し、名残惜しいがウユニ塩湖を後にした。

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