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"VIP黒馬"(SM9~s8a)

noteでは半年ぶりですね。
どうも、です。

今回はCL福岡で使用した《バトルVIPパス》採用の"黒馬"について解説をしていきます。
構築の終着点が自分の中で納得のできるものであり、
・構築に行きついた過程
・採用、不採用カードに対しての思考
・各対面での相性、意識するポイント

を主に解説していきます。

また、"CL向きのデッキとは何か"という点について、自分の中で言語化できたところがあるため、そこについても触れていきます。

・今使っている黒馬に少なからず不満がある方
・"黒馬視点"のガラルファイヤーVが苦手な方
・CL向きのデッキって何?と思った方
・誰が座っていても同じような負け方に悩まされている方

にとっては有益な情報になるかと思いますので、無料部分を読んでみて興味を持ってくれたら購読していただけると嬉しいです。


とりあえずこのデッキがどのぐらい強いのかという裏付けに最近出場した大会の戦績です。
CL、愛知の自主大会含め、トータル16-2でした。(勝率約89%)

それでは本編に続きます。


■ヨシユキ、CL弱くね??

まず、これを払拭したかったです。
僕のここ最近のCLの結果はぶっちゃけ良くないです。

CL横浜(スタンダード) ガラルネギガナイト使用 2-3
CL愛知(エクストラ)  連撃ウーラオス  使用 3-3

※エクストラはややルールや構築の勝手が違うところはありますが、見つめ直すべき大事な要素です。

この期間に練習をさぼっていたわけではないし、相性把握の検証も十分行っています。(CLに挑むスタンスが大きく変わったわけではない)

それなのにも関わらず、CLで2連続ボコ負けしている理由を解き明かさなければ、、


■勝っているデッキの特徴

歴史から学ぶという表現が適切かはわかりませんが、2021シーズン以降、勝っているデッキの特徴を簡潔にまとめたいと思います。

①Tier上位
言うまでもないとは思いますが、歴史が物語っています。
これに加え、今までよりも初見殺しで勝ち切ることが難しくなったように感じます。
CL当日までほとんどの参加者に認識されていない かつ ミラーが発生しづらい
といったデッキを持ち込めるかどうかは時の運が絡んでいるなと感じます。
例:PJCS2021 ”黒馬マホイップ”

②再現性が高い
これはほとんどのデッキに当てはまることであり、
逆にここをクリアしていないとゲームを満足にできずに負けてしまうこともザラです。

③立ち位置が良い
ポケモンカードの弱点のシステムなどからも、デッキのシェア率、Tierは時間の経過とともに推移していきます。
その中で立ち位置の良いデッキも同様に変化していきます。
この変化に対応し切ったデッキが勝ち上がっているのは紛れもない事実です。
例:CL横浜 "ルカメタ"


④先攻後攻に左右されづらい
ここ最近のポケモンカード、先攻優位な展開になりがちで、ぶっちゃけ"先攻ゲー"です。
ただ、その中でも試合前の"じゃんけん"というコントロールし難い要素を乗り越えられるように作られているデッキ、
つまりは、後攻時にも先攻の相手と同じかそれ以上のパフォーマンスを期待できるデッキというのは勝ち上がるうえでも大事な要素です。
例:PJCS2021 "モクナシ+ゴリランダー"

以上をまとめてみたところ、
自分の最近の選択はこれらの要素からは離れたものであると感じました。
もちろん、それがホームランを生み出す可能性も無くはないですが、このような選択の大体はCLにおいては間違いなことが多く、敗北に繋がります。
歴史は(ほぼ)嘘をつきませんし、今回のデッキ選択にこれらを活かすことにしました。

■環境考察

ほとんどの人と似通っているため、簡潔に

Tier1
"白馬" "黒馬" "ミュウ" "三神ファイヤー"

Tier1.5
"クワガノン"

Tier2
"三神ザシアン" "連撃ウーラオス" "スイクン"
"ルカメタ" "連撃テンタクル"

Tier3
"一撃ゲンガー" "ムゲンダイナ" "悪MM" "レックウザ" "リーフィア"

"三神ファイヤー"と"三神ザシアン""白馬"と"スイクン"を別のアーキタイプとして挙げたところが気になるぐらいで特に言及することはなさそうですね。

■デッキ選択理由

色々なデッキを幅広く触ったところ、候補として残ったのが
"黒馬"
"ミュウ(鋼軸)"
の2デッキ。

パワーが高めな2つが残りました。

選択理由としては主に2点
①弱点以外のほとんどの対面において相性5分以上が約束されている点
②悪タイプ主軸のデッキの立ち位置があまり良くない

①弱点以外のほとんどの対面において相性5分以上が約束されている点
弱点を突いてこない相手に対しては、"黒馬"も"ミュウ"も基本微有利以上だと考えます。
特に先攻時は顕著です。
環境に存在するデッキに対し、有利を取りやすいことはとても大事です。

②悪タイプ主軸のデッキの立ち位置があまり良くない
悪タイプ主軸のデッキ("一撃ゲンガー","ムゲンダイナ"等)の立ち位置がCL京都以降、悪化しています。
主に"白馬"と"クワガノン"の増加がこの状況に起因しています。

CLで対戦する可能性のある悪タイプのデッキのうち、アタッカーはほとんどガラルファイヤーVで収まるのではないかという判断のもと、候補として挙げた2つのデッキを検証しました。
検証のもと、どちらのデッキもガラルファイヤーVの採用が2枚以下の構築であれば微有利程度の相性で収束しました。

よって、悪タイプ主軸のデッキとの対面を重く考えない場合、ほとんどの対面において5分以上の勝率を見込める2つの中からデッキを選択することにしました。
※ここでは単純な色相性を簡潔に表したものです。
各対面の立ち回りのところで詳しく書きます。

先ほど挙げた
①Tier上位
②再現性が高い
③立ち位置が良い
④先攻後攻に左右されづらい
の特徴のうち、①Tier上位③立ち位置が良いは満たせていそうですね。
残りの②再現性が高い④先攻後攻に左右されづらいに関してですが、どちらかはクリアしたデッキを使いたいと思いました。

■CLにおけるそれぞれのデッキの課題

"黒馬" と "ミュウ(鋼軸)"
どちらのデッキもパワーが高く、立ち位置の良いデッキだと認識できました。
しかし、どちらのデッキもやや初動に不安が残りました。
②再現性が高いにやや難があると考えました。

既存のリストでは、どちらのデッキも
10戦中2,3試合ほど(体感)相手に後れを取る展開になることがありました。
CLでの試合数を加味すると、このような展開になる確率を少しでも抑えたいと考えました。

当たり前の話ですが、僅差のゲームでの負けもデッキの事故による負けも同じ1敗としてスコアされます。
CLという長丁場の中で、避けられない負けの数を可能な限り減らすことは当日のスコア、パフォーマンスに大きく影響すると考えます。

今回の使用候補である
"黒馬" "ミュウ(鋼軸)"
のうち、初動の安定性(再現性)をクリア出来そうなアイデアが
"黒馬"にバトルVIPパスを採用することでした。

え?


後述の内容で詳しく解説していきます。

■バトルVIPパス採用の意図

"バトルVIPパス"

画像3

まず、このカードに対してどのような評価、感想を抱いたでしょうか。

・引けるなら強いけど、引けないと弱い。
・後攻ならともかく、先攻で使えるのは上振れじゃないのか。
・初手で使えた分以外ゴミとして残る。

最初に"ミュウ"に《バトルVIPパス》を採用したのですが、
・ピオニーなどで受けを広くしたうえで使えれば強い。
・でもやっぱり使えなかったらゲーム後半でちゃんと手札に余る。

やはり最初に下した評価はなかなか覆りませんでした。

先ほどの課題について、少し話を戻すと、
"黒馬"と"ミュウ"どちらのデッキにも共通していた課題として、
ポケモンが並ばないことによる負け
両デッキともこれが最も顕著な負けパターンでした。

どちらのデッキにも言えることとして、
"黒馬"はこくばバドレックスVMAX、"ミュウ"はゲノセクトV
コイツらを場に出せば出すほどデッキがジャブジャブ回るように出来ています。

以前Youtubeに投稿した1人回しの動画でも少し触れましたが、
現代ポケカで最も大事なのは1ターン目、つまり初動が大事みたいなことを言いました。
初動でコケたらゲームを落としかねない、また、ギリギリのゲームを繰り返す
そんな戦いを9戦,10戦と強いられるのがCLという戦いです。

"黒馬"をいつものように1人回ししていたところ、
試したがりかつ気持ちよくデッキを回したがりなヤマグチヨシユキが現れ、
「今のリストでもまあ回るけど、バトルVIPパスぶち込まね??」

ここが始まりです。

無料部分はここまでになります。
以降の文章は有料とさせてください。
いただいたお金は、人と会ってポケカをするための交通費や美味しいご飯、サウナでキマるために使わせていただきます。


■初期案

デッキコード:MEMMMp-op9aFV-y2ypEy

画像1

とりあえず
①初手でこくばバドレックスV置きまくって、
②ホラーハウスGX(追加)して、
③(ボス使いながら)相手のアタッカーを倒して、
④返されない盤面を作って押し切る。
という本来黒馬がしたい動きを高確率で決めることを目指して組んでみました。

実際に初手の8枚(7枚+1枚)でクイックボール4枚、霧の水晶4枚、バトルVIPパス4枚(計12枚)のうち1枚以上引く確率を計算したところ、驚異の約85%

これに加えて後攻時であればドローサポート(博士の研究4枚、マリィ2枚)もカウント出来る(合計18枚)ため、
同条件(初手8枚のうち1枚以上引く場合)で計算するとなななんと約95%!!
※デデンネGX、クロバットVを加えるともう少し高くなりますが、複雑になるため割愛。

また、バトルVIPパスを使えた場合にクイックボールや霧の水晶を手札に抱えることが出来るため、それ以降のターンの安定にも繋がりやすい点が
既存の構築にはない魅力と考えます。

《バトルVIPパス》を引けなかったとしても、引けなかった手札の中にポケモンを並べるためのカード(《クイックボール》,《霧の水晶》等)が
引き込めていれば所謂"黒馬"の普通の動きを遂行できます。

これがかなり重要だと考えていて、
・"バトルVIPパス"を使う前提ではなく、使えればラッキー。
・使えない場合も何か引いているよね。
という考えをデッキ構築に落とし込めたのが既存の"バトルVIPパス"を採用したデッキとの大きな違いだと思います。

バトルVIPパスの評価が微妙だった理由として、
初手で使う前提でデッキを構築していたから。
これに尽きると考えました。

展開量をサイコロの出目に例えると、
元の"黒馬"のリストは2~5の目が出るのに対し、"VIP黒馬"はそれが3~6
になるといったところでしょうか。

結論
・ポケモンが並ばないことによる負け、避けられない負けが起こりづらくなっている。
・ブン回りで圧倒しやすい≒楽に勝てる試合が増える。

という要素に繋がり、
"楽に勝てる試合が生まれ、簡単に負けづらくなる。"

これは長丁場の戦いにおいて、かなりプラスにはたらく要素だと言えます。


また、ボール系といえば、このカード無視して大丈夫?
と思う方もたくさんいるかと思います。

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《ポケモン通信》>>《バトルVIPパス》じゃないの??
"黒馬"における《ポケモン通信》は初動に関して言えばやや価値が低いと考えます。
理由としては、(特に初動は)手札から戻したいポケモンが限られているからです。

初動で《こくばバドレックスV》を出したい場合、
・《こくばバドレックスVMAX》→次の番に進化したい。
・《マーシャドー》→序盤に貼られる頂の雪道を考えると場に出しておきたい。
・《デデンネGX》,《クロバットV》→そもそも特性のドローをしたい。
・《ゲンガー&ミミッキュGX》→初手でエネルギーを付けたい。
・《ガラルフリーザー》→戻したい場面はある

デッキに入っているポケモンのうちのほとんどは山札に戻すよりも場に置いておきたいor手札にあった方が良いカードになります。
よって本番までデッキに《ポケモン通信》入れることに対して前向きではありませんでした。
ポケモンの種類を増やす場合には一考の価値はありますが、今回の構築で積極的に採用したいカードではありません。


■使用リスト

デッキコード:VVdVVV-dOxKQT-5vv1kF

画像2

変更点:
Out
《ゲンガー&ミミッキュGX》1
《クイックボール》1
《バトルVIPパス》1
《トレーニングコート》1


In
《オーロット&ヨノワールGX》1
《ミュウツー&ミュウGX》1
《リセットスタンプ》1
《トキワの森》1

ややゲーム後半に余りがちなカードを抜き、ゲームプランに大きな影響を与えるカードを入れることにしました。
劣勢な場合、不利な相手への勝ち筋をある程度残しておきたいというのが理由です。

環境的な背景としては、
・"白馬"対面で《ゲンガー&ミミッキュGX》を積極的に出したくない。
・クワガノンに勝つプランは用意しておきたかった。
・悪タイプ主軸のデッキに対しても勝ち筋を残しておきたい。

挙げだすとかなりの数にはなりますが、
主にこの3点です。

・"白馬"対面で《ゲンガー&ミミッキュGX》を積極的に出したくない。
《クロススイッチャー》採用型がCL前にかなり目立ち、好きなタイミングで《ゲンガー&ミミッキュGX》を倒されてしまう
点はサイドレースにおいてかなり不利にはたらくと考え、また、相手の手札が細い場合の「ナイトウォッチャー」やミリ残し予防の「ミラクルツインGX」などが選択肢にあるのが優秀です。

・クワガノンに勝つプランは用意しておくべき。
各対面における立ち回りの項目でも詳しく説明しますが、
クワガノン対面においては、オーロット&ヨノワールGXの「ナイトウォッチャー」とミュウツー&ミュウGXの「ミラクルツインGX」によって、
こちらの行動回数を稼ぐことが主な目的になります。
共通認識かとは思いますが、こくばバドレックスVの「シャドーミスト」を使っているだけでは勝てません。

・悪タイプ主軸のデッキに対しても勝ち筋を残しておきたい。
これに関しても《オーロット&ヨノワールGX》と《ミュウツー&ミュウGX》があることで初期案のものよりか幾分か勝ちやすくなるので採用しています。
弱点を分散する目的で《ミュウツー&ミュウGX》,サイドを取らせて《リセットスタンプ》×《ペイルムーンGX》など不利ながらも勝ち筋を残しておけるため、
それだけでも採用するメリットがあります。

初手に引きたいボールの枚数がやや控えめになってしまった(12枚→10枚)ものの、後半に余りがちだと感じていたこともあり、自分の勝ち筋を広げる方を優先しました。
"既存の構築に比べて初動でコケづらい。"これだけでも十分な改善だと考えることにしました。

また、《トレーニングコート》→《トキワの森》にした理由としては、どちらも《超エネルギー》1枚として換算できる札である点以外にこのデッキにおいて《トキワの森》であるメリットが存在したからです。

①《トレーニングコート》よりもエネルギーに繋がるシーンが幅広い。
②カードをトラッシュできる。
この2点になります。

①《トレーニングコート》よりもエネルギーに繋がるシーンが幅広い。
《トレーニングコート》はトラッシュに基本エネルギーがない場合には有効な札にはなり得ませんが、《トキワの森》は山札に基本エネルギーがある限り《超エネルギー》1枚分手札に加えられます。
後述する内容でもあるのですが、「ホラーハウスGX」のバリューが少し上がる点にも少し期待しました。

②カードをトラッシュできる。
最初のターンに使えなかった《バトルVIPパス》をトラッシュしたい時や《ミュウツー&ミュウGX》を使う都合上、これらはメリットになります。
また、複数回使用できた場合には、ゲーム後半に向けて強い山札を作ることに繋がります。


■採用カード解説

・ポケモン(15)
こくばバドレックスV 3-1

「ジャンボパックセット」収録の方の採用理由を詳しく書いておくと、
サイド2を取らせるアタッカーという点に尽きます。
全て「漆黒のガイスト」収録の方にするのはやや勿体ないです。

「やみをまとう」によるエネルギー加速、「ホロウバインド」の削りを加味すると、相手視点よほどのことがない限り無視できないポケモンになります。
"黒馬"というデッキにおいて最初にサイド2を取らせられるメリットはかなり大きく、《リセットスタンプ》をより有効に使えます。
《リセットスタンプ》×「ペイルムーンGX」といった理不尽にサイドを進める動きにも繋げられるため、どれだけ劣勢でもゲームを続けられます。

こくばバドレックスVMAX 4
今回のデッキは特に
初手にポケモンを置く。
→《こくばバドレックスVMAX》に進化する
動きに注力しているため減らす理由はないです。

ゲンガー&ミミッキュGX 1
サイドに落ちた時のパワー不足を懸念して2枚採用したかったですが、1枚採用のカードがサイド落ちする確率が10%ということもあり、
最終的に1枚採用で落ち着きました。
基本は序盤に追加効果ありの「ホラーハウスGX」を使っていきますが、
各対面でやや使用するタイミングが異なる場合もあるため、そこで詳しく書いていけたらなと思います。
めちゃくちゃ余談ですが、本番で「ポルターガイスト」は宣言しませんでした。
裏を返すと、そのぐらい「ダイガイスト」を信頼して宣言できるということになりますね。

ミュウツー&ミュウGX 1
最近の"黒馬"には引っ張りだこですね。
採用理由は
・弱点の分散。
・「ミラクルツインGX」の存在。

の2点です。
・弱点の分散
このデッキに採用されているポケモンは《ミュウツー&ミュウGX》を除いて悪弱点です。
弱点の分散という意味で言うと、今回のCLでは《ガラルファイヤーV》のデッキに対して勝率を高めるために採用といっても過言ではありません。
「ホラーハウスGX」や「ペイルムーンGX」を超弱点のポケモンで宣言できる点が強力でした。
詳細はVS《ガラルファイヤーV》が採用されているデッキの立ち回りのところで書きます。
・「ミラクルツインGX」の存在
前述しましたが、主に対"クワガノン"、たまに対"白馬"に対して宣言する機会があるGXワザになります。
"連撃ウーラオス"にも快勝が狙えます。

オーロット&ヨノワールGX1

どちらのワザも強力です。
特に"クワガノン"相手はこのカードが採用されていないと勝負にならないレベルでボコボコにされるため採用しました。
本番は"クワガノン"に限らず、色々なシーンで活躍してくれました。

ガラルフリーザー1
手貼り、「めいかいのとびら」以外で1ターンに2エネルギー増えるのはだいぶやばいです。
《博士の研究》や「デデチェンジ」の前に手札に抱えたエネルギーを《ガラルフリーザー》に預けておけるので、
無駄が出づらいです。
どうも、庶民派ポケカプレイヤーです。

マーシャドー1
主に《頂への雪道》を意識して1枚か2枚採用かと思いますが、1枚にした理由としては、
・今回の"黒馬"は《頂への雪道》を貼らないデッキであるから
・各デッキにおいて《頂への雪道》の採用枚数の減少傾向だったから

それぞれ深堀りすると、
・今回の"黒馬"は《頂への雪道》を貼らないデッキであるから
スタジアムは《トキワの森》と《トレーニングコート》を1枚ずつ採用しました。
自分で《頂への雪道》をプレイすることがなく、また採用した2枚のスタジアムがどちらも相手の《頂への雪道》をトラッシュできるため、《マーシャドー》は1枚採用でも問題ないと考えました。
・各デッキにおいて《頂への雪道》の採用枚数の減少傾向だったから
"白馬"が《クロススイッチャー》型にシフトしていって《頂への雪道》の採用枚数がやや減少傾向になったことや
そもそも《頂への雪道》4枚採用のようなデッキが少なく、かつTier1とされるデッキのほとんどが《マーシャドー》を採用している関係もあり、1~2枚の採用が一般的だと考えました。
終盤であればあるほど、"黒馬"側の盤面にエネルギーが溜まるため、サイドレース、盤面への影響度からも《マーシャドー》を倒す価値がかなり低いです。
以上が《マーシャドー》の採用枚数を1枚にした理由になります。
ただ、1週間後には枚数が増えているかもしれません。
これがポケモンカードの面白いところです。

デデンネGX1 クロバットV1
《デデンネGX》2枚採用も良いかと思いましたが、
・1ターンの最大ドロー枚数が多くなる。
・「ナイトアセット」はリソースを抱えながらドローできる。

の2点から、1枚ずつの採用に落ち着きました。
1ターンの最大ドロー枚数に関しては、《バトルVIPパス》の採用からも理にかなっていると考えます。


グッズ(20)

霧の水晶4 クイックボール3
基本的にゲーム中腐る場面がない《霧の水晶》は4枚採用。
《クイックボール》の4枚目を採用するかだけは最後まで考えましたが、
デッキの枠の都合+後半の役割がやや薄いと判断し3枚採用。

バトルVIPパス3
3枚と4枚を試したところ、最終的に3枚で落ち着きました。
"黒馬"は《バトルVIPパス》が序盤の展開に必須というわけではありません。
使えなかったとしても十分ゲームができるデッキです。
前述した内容と被るところでもありますが、
CLの長丁場の試合を想定した時に、デッキの構築段階で初動の安定感を担保できる。(初手が強力である確率を上げる。)
という点を高く評価して採用しました。
また、引けた場合に《霧の水晶》や《クイックボール》を《こくばバドレックスV》の展開に割く必要がないため、2ターン目以降も余裕が生まれやすくなっています。

しんかのおこう3
2~4枚採用を試した結果、3枚採用になりました。
ここの枠は《ポケモン通信》の採用が選択肢に入りますが、ポケモンの総数(このデッキは15枚)があまり多いとは思わないかつ基本的に引いたらプレイするカードが多いため、グッズ1枚と山札のポケモン1枚を交換できるカードの方が序盤の信頼度が高いという理由で《こくばバドレックスVMAX》を持ってくるカードは《しんかのおこう》3枚採用としてます。
4枚も試しましたが、上に乗れなさ過ぎると感じた場合は採用を検討してみても良いかもしれません。

ポケモンいれかえ1 あなぬけのヒモ1 ふうせん3
《ふうせん》の採用枚数について
《ふうせん》2,いれかえ系3の構築が多いですが、《ふうせん》を増やした方が《博士の研究》,「デデチェンジ」との相性は良いです。
ここの配分はCLが無い期間にPTCGOで"黒馬"を沢山回した際に自分の中で落ち着きました。
にげる3のたねポケモンの採用が《オーロット&ヨノワールGX》のみなので、そこに関しても気になりづらいとは思います。
環境的に《ツールジャマー》の採用が目立つ場合は《ふうせん》多投が裏目に出やすいので、環境の推移によってはいれかえ系が多い方が強いと言っているかもしれません。

《あなぬけのヒモ》の採用に関しては、
・《タフネスマント》の《スイクンV》を避けたい場合
・"三神"系統の《アルセウス&ディアルガ&パルキアGX》を避けたい場合
・《ミュウVMAX》の「ダイナバリア」の解除
が主な理由になります。
環境的に必要なカードではありますが、《あなぬけのヒモ》が弱い場面も一定存在するため、《ポケモンいれかえ》と1枚ずつの採用にしました。

ふつうのつりざお1

エネルギーリソースの確保+ポケモンの使いまわしになります。
戻すポケモンによっては終盤に自分の山札を強くできるため、上手に使いたいカードです。

リセットスタンプ1

現代ポケカにおいて入っていて当然のカードですが、採用理由としては、
・「ペイルムーンGX」の勝ち筋を広げるため。
・《博士の研究》,《ボスの指令》を使ったターンにも相手の手札に干渉できる。

の2点に集約されます。
劣勢を覆すカード、かつ開いた差をより明確にするカードという認識で間違いないです。

サポート(9)
博士の研究4 マリィ2

《博士の研究》4の枚数はあまり言うことがないので、省略します。
気になる点としては、《マリィ》の枚数が控えめな点ですが、ちゃんと理由があります。
初手(今回は特に先攻時)に欲しい展開用のトレーナーズの順番を付けると、
バトルVIPパス>霧の水晶,クイックボール≧博士の研究>マリィ
の順になるかと思います。
※状況によって変わる場合はあります。
序盤の展開に絞って考えた場合、このデッキにおける《マリィ》は引いて嬉しいカードではないため、今回は初動で引き込みたいカードである《バトルVIPパス》に枠を割きました。

ボスの指令3

自分はこの枚数がベストと考えますが、
3で足りない場合は《ボスの指令》4枚目よりかは《ともだちてちょう》を採用したいです。

スタジアム(2)
トレーニングコート1 トキワの森1

誰かの"ミュウ"の記事を読んでいた時に見つけた
"スタジアムは6枚目のベンチ"という表現がめちゃくちゃ自分の中で腑に落ちたことを覚えています。
この観点は、"黒馬"に関しても例外ではなく、
ベンチが狭い&ブン回し要素を含んだデッキのスタジアムは
自分の強い動きに繋がる要素を含んでいた方が一貫性のある強力な動きになりやすいです。

"黒馬"はとにかく手札に《基本超エネルギー》があれば強いデッキなので、このような配分にしました。
小技というか当たり前の話にはなるのですが、「ホラーハウスGX」を使用するターンにスタジアムを貼れると、2度恩恵を受けられるため、お得だなあと感じる場面は多々ありました。
《トキワの森》が"たっぷり超エネルギー転送"になります。

エネルギー(14)
基本超エネルギー14

「ダイガイスト」で相手のVMAXをワンパンすることを目指すと、盤面に10~12枚の超エネルギーを必要とするため、やや多めの枚数です。
サイドに落ちていても最終的には拾える枚数を意識しています。

■不採用カード解説

マホイップVMAX
かなりの期間デッキに採用していましたが、見合った動きをする試合が少ないと感じました。
ただ、悪弱点を突かれやすい環境では採用する意味があります。
CL福岡の環境では、1-1の採用でしたが、
・序盤の「かざりつけ」がやや遠い。(使える試合は少ない)
・「キョダイホイッパー」が真価を発揮するのは最後の攻撃。

という2点から、採用する価値が低いと判断しました。
今回はこの枠を《バトルVIPパス》に回して序盤の再現性に注力することにしました。

ネクロズマV

以前は採用することに前向きなカードでしたが、今回は不採用。
理由としては、
・220ダメージは「ホラーハウスGX」(追加効果あり)の後で達成しやすい。
・盤面からエネルギーを失いやすい。
・にげる3のポケモンをあまり増やしたくない。

の3点です。
今回の"黒馬"のコンセプトにそぐわないポケモンだったため、採用を見送りました。
《ウィークガードエネルギー》と併せて採用することで《ガラルファイヤーV》に対して強い駒になります。

ザシアンV
新登場のカードですね。
初手に出したいカードになると思いますが、ほとんどの場面で
《こくばバドレックスV》>>>>>>>>《ザシアンV》
となることがほとんどだったため、採用を見送りました。
弱点が鋼なのは偉い。

ガラルフリーザーV
主に2ターン目以降の《バトルVIPパス》や後半に不要になりがちなポケモンなどをトラッシュする用途にはなりますが、優先度は低めです。
多少不要な札を抱えてもこちらの動きに大きな問題がないことや《クイックボール》,《博士の研究》,《トキワの森》などでトラッシュしていけることも考えて不採用です。

ツールスクラッパー
DMにて質問いただいた内容です。
CL福岡時点の環境では、必須級のカードだとは考えていませんでした。
ただ、今後必要になり得る札ではあります。
主に用途が2点
①相手の《タフネスマント》を考慮する場合
②相手の《ツールジャマー》を考慮する場合


①相手の《タフネスマント》を考慮する場合
《ガラルファイヤーV》を倒していく展開(先2ホラーハウス)の場合であれば、相手は後攻1ターン目でタフネスマントの付いたガラルファイヤーVを作る必要があり、ややこの動きは要求が高めかと思いますので、割り切っています。
それ以降であれば、《ガラルファイヤーV》を倒せるだけのエネルギーが場に付いていることが多いです。

②相手の《ツールジャマー》を考慮する場合
これは環境に存在するデッキの採用率次第ではこちらの展開が苦しくなるところにはなります。
ツールジャマーの採用が目立つ場合は、いれかえ系の枚数と《ふうせん》の枚数の調整で補完出来ると考えています。

冒険家の発見
サポートなのが残念。
初動に関してはグッズである《バトルVIPパス》と役割が被っており、
2ターン目以降は《博士の研究》の方が強い場面が多かったため、採用を見送りました。
超エネルギーが16枚とか入ってたら結構強いかも。

エリカのおもてなし
別の"黒馬"を使っていた時に採用していたこともありますが、初動を改善するカードではないため断念。

ウィークガードエネルギー
悪タイプ主軸のデッキに勝ちたい場合は採用を検討したいです。

■基本的な動き、目指す盤面について

・基本的な動きについて
前述した内容でもありますが、基本は
①初手でこくばバドレックスV置きまくって、
②ホラーハウスGX(追加)して、
③(ボス使いながら)相手のアタッカーを倒して、
④返されない盤面を作って押し切る。
このゲーム展開を目指します。

相手によって細かいゲームプランがあるため、そこに関しては、後述の内容を見てもらえればなと思います。

・目指す盤面について

画像5

あくまで目安にはなりますが、
・《こくばバドレックスVMAX》@3
・《ゲンガー&ミミッキュGX》or《ミュウツー&ミュウGX》@1
・その他@2

で場の6枠埋める場合がほとんどです。

その他@2は
・ドロー
・エネルギー加速
・雪道ケア

のどれかを状況に応じて行うといったイメージです。

■各対面における立ち回り

VS"白馬"
先攻 60% 後攻 45%
使うGXワザ:ホラーハウスGX,ミラクルツインGX
主に先攻時は、「ホラーハウスGX」から盤面を完成させると、相手が返しづらい展開になりがちです。1番に目指すのはゲームプランはこれです。
攻撃し始めたら、常にHP満タンに近い《こくばバドレックスVMAX》で受け回してダメージレースの差を押し付けていきます。
相手の手札が多い場合は、《マリィ》で相手の要求を上げる動きも強力です。
主に後攻時は、相手の《スイクンV》(《タフネスマント》付き)を序盤如何に相手しないか、またダメージレースで優位に立てるよう立ち回ります。
先攻時と同様、後1の「ホラーハウスGX」よりかは「ホラーハウスGX」(追加効果あり)で盤面を作る動きを第一に考えます。
ただ、「ブリザードロンド」を使われる状態であれば、「ホラーハウスGX」の使用はしません。
※《あなぬけのヒモ》や《ボスの指令》でバトル場の《スイクンV》を避けられるなら「ホラーハウスGX」から展開してしてのポケモンを倒していく動きが強力になります。

《スイクンV》を避けられない場合は、相手の《はくばバドレックスVMAX》や《インテレオン》の準備され次第にはなりますが、
《ミュウツー&ミュウGX》の「ナイトウォッチャー」で要求を作りながら、「ミラクルツインGX」を構える盤面を作れると優位にゲームが出来そうです。


VS"ミュウ"
先攻 60% 後攻 45%
使うGXワザ:ホラーハウスGX
「ホラーハウスGX」で盤面を作っていくのが基本的な方針となります。
手札、盤面の展開量次第ですが、このマッチに関しては先殴りすることを優先して後1「ホラーハウスGX」を宣言することがあります。
※《ガラルフリーザー》の「れいこくチャージ」が絡むと後2で盤面に6エネであれば達成することがあり、そのまま押し切る展開も目指せます。

サイドプランに関しては3-3というよりかは2-1-3または2-2-2と取ることが多いです。
やや「ダイナバリア」が重いため、サイドを1進めたい場面で《ラティアス》を取れると楽できることもあります。

付けたいエネルギーの枚数の指標としては、
《オドリドリ》がいない場合
《ミュウV》,《ゲノセクトV》を倒すのに計6エネ
《ミュウVMAX》を倒すのに計10エネ
《オドリドリ》がいる場合はこれに+1枚となります。

《ゲンガー&ミミッキュGX》は「ホラーハウスGX」使用中は基本的に倒されないということを頭の片隅に置いておきましょう。
※《パワータブレット》を使われないため。


VS"三神ファイヤー"
先攻 60% 後攻 50%
使うGXワザ:ホラーハウスGX,ペイルムーンGX
基本的に意識することは
・「アルティメットレイ」を宣言させない。
・1エネ以上付いた《ガラルファイヤーV》を枯らす。

の2点です。
こちらの負け筋は
・《ガラルファイヤーV》で《こくばバドレックスVMAX》を2度倒される。
・「オルタージェネシスGX」→「アルティメットレイ」でサイドを進められる+相手の盤面が完成する。

なので、そこを防ぐように動いていきます。
先攻時は、2ターン目の「ホラーハウスGX」から《ガラルファイヤーV》を先に倒していく展開を目指すことが多いです。
後攻時は、《ミュウツー&ミュウGX》で「ペイルムーンGX」を使い、盤面のエネルギーに触ることが多いです。
相手の展開次第で臨機応変に立ち回っていきましょう。

ただし、
・《キバナ》を複数回使える構築
・《ガラルファイヤーV》を3枚以上出せる構築

には不利を取ってしまいます。
ただ、CL福岡時点では、これらの構築は珍しいと考え、割り切ることにしました。
"白馬"と"黒馬"両方に勝とうとすると、鋼タイプである程度は攻撃出来るようにする必要があり、《ガラルファイヤーV》の枚数を3枚以上確保することは難しいだろうというちょっとした予想はしていました。

VS"黒馬"
先攻 60% 後攻 40%
使うGXワザ:ホラーハウスGX,ペイルムーンGX
基本的に先に盤面を作ったプレイヤーが有利です。
なので、ここでは主に先に盤面を作られた際の打開策について解説しようと思います。
基本的に打開策として「ホラーハウスGX」,「ペイルムーンGX」のどちらかを使うルートをとります。
※無理して相手の盤面を覆しにいく動きになりますので、再現性はやや低めです。

パターン①:ホラーハウスGX
相手の「ホラーハウスGX」の返しでサイドを2枚とられた状態を想定します。
ここから目指す動きは、相手の《ゲンガー&ミミッキュGX》をこちらの「ホラーハウスGX」の次の番に倒しにいくことです。
ややシビアなラインですが、こちらの盤面に1エネルギー残っているかつ《ガラルフリーザー》山札にあれば現実味のあるラインです。
※「ホラーハウスGX」使用中は、相手の「ダイガイスト」の火力が伸びないため、240以下のダメージであれば、《ゲンガー&ミミッキュGX》が1度攻撃を受けられます。
この動きは要練習です。

パターン②:ペイルムーンGX
2-3とサイドを取らせた先のプランになります。
ただ、《マホイップVMAX》が入っていない構築ではやや細いプランにはなりますので、あまり推奨はしていません。
また、最終盤に相手が強い山札を作っていることも考えるとなおさら通りづらいです。
本当に最終手段です。

少しアバウトかもしれないので、要望があればもう少し詳しく書きます。

VS"クワガノン"

先攻 55% 後攻 50%
使うGXワザ:ミラクルツインGX,(ホラーハウスGX)
正直どれだけ意識しても微有利が限界と考えます。
意識することとしては、
①2-2-2と取られないようにする。
②「シャドーミスト」で待ちすぎない。

の2点です。

①2-2-2と取られないようにする。
1体目の《こくばバドレックスV》を取られてしまう展開は避けたいです。
相手の《やまびこホーン》を考慮すると、こちらが《デデンネGX》,《クロバットV》を出す余裕がなくなってしまうためです。
なので、可能な限り早いターンで《こくばバドレックスV》を全て《こくばバドレックスVMAX》に進化させておくのが望ましいです。

②「シャドーミスト」で待ちすぎない。
基本的に「ナイトウォッチャー」を中心に相手のポケモンを倒していくのですが、早いターンから使えることに越したことはありません。
理由としては、
・待てば待つほど、相手の盤面が強固になる。
・「クイックシューター」の試行回数次第で、3-3を通されやすくなる。

「シャドーミスト」のダメージは相手に《回収ネット》を考慮すると微々たるものであり、ゲーム中有効にはたらきづらいです。
それにもかかわらず、上記の大きなリターンを相手に与えてしまいます。
なので、速攻で「ナイトウォッチャー」を目指し、相手の盤面をグチャグチャにしにいきましょう!!

VS"三神ザシアン"
先攻 70% 後攻 55%
使うGXワザ:ホラーハウスGX,ペイルムーンGX
基本的に"三神ファイヤー"よりも考えることが少ないです。
意識することとしては、
・「オルタージェネシスGX」の返しにサイドを進める。
・「オルタージェネシスGX」→「アルティメットレイ」の展開を避ける。

のどちらかです。
《こくばバドレックスVMAX》を一撃で倒す手段が基本的にないため、こちらの出遅れ以外で負けることはないかと思います。

VS"連撃ウーラオス"
先攻 75% 後攻 60%
使うGXワザ:ミラクルツインGX:ホラーハウスGX
相手視点の勝ち筋が、
"2回の「キョダイレンゲキ」と「クイックシューター」でサイドを6枚一気に取ること。"になります。

相手が2回の「キョダイレンゲキ」でサイドを取り切る前に「ミラクルツインGX」または「ホラーハウスGX」を使い、
先にこちらのサイドを取り切れるように意識します。
基本的にこちらが「シャドーミスト」を宣言している間は「キョダイレンゲキ」を使うハードルが高いため、準備が整い次第、先に攻撃を仕掛けつつ、「ミラクルツインGX」をいつでも使える状態にしておくのが最も勝ちやすい動きにはなってきます。

VS"スイクン"
先攻 60% 後攻 55%
使うGXワザ:ホラーハウスGX,ミラクルツインGX,ペイルムーンGX
「ダイランス」が飛んで来ないため、"白馬"よりかは考えることは少なめです。
ゲームの組み立て方も"白馬"に似ていますが、VMAXをワンパンする火力は必要ないため、相手の「カチカチロック」に備えて、誰が呼ばれても大丈夫な状況を作りたいですね。
ここに関してはVS"白馬"でも同じことが言えますね。

VS"一撃ゲンガー"
先攻 40% 後攻 30%
使うGXワザ:ホラーハウスGX,ペイルムーンGX
まあ厳しいマッチングですが、
先攻時であれば、2ターン目の「ホラーハウスGX」から相手の《ゲンガーV》を先に倒し続ける展開を目指していきます。
後攻時は「ペイルムーンGX」の逆転をメインに考えたいです。

VS"ムゲンダイナ"
先攻 35% 後攻 30%
使うGXワザ:ホラーハウスGX,ペイルムーンGX,ミラクルツインGX
"一撃ゲンガー"よりも幾分か耐久が高いため、かなり厳しいです。
やることは"一撃ゲンガー"と近いですが、《ミュウツー&ミュウGX》の使い方次第では勝率を上げることは可能です。
基本的に相手が盤面を埋めなければ《ミュウツー&ミュウGX》は相手の「ドレッドエンド」を耐えることが出来ます。

耐える場合:
「ナイトウォッチャー」→「ミラクルツインGX」等で相手の《ムゲンダイナVMAX》を倒す。
また、「ナイトウォッチャー」の試行回数を増やせる。

耐えない場合:
相手の盤面が埋まっている。
→「ナイトアセット」が使えないため、《リセットスタンプ》×「ペイルムーンGX」の耐性が低くなる。

厳しいことには変わりないですが、このような勝ち筋を常に追いかける試合展開になります。

VS"ルカリオ&メルメタル"
先攻 60% 後攻 55%
使うGXワザ:ミラクルツインGX,ホラーハウスGX
今回のCLでは、やや数を減らすという判断のもと、《頂への雪道》の採用を甘えました。
なので、《頂への雪道》が採用されている構築に比べると、やや勝ちまでが遠くなりがちです。
意識することは、GXワザを残しながら盤面を作り、
《ルカリオ&メルメタルGX》,《ザシアンV》
→《こくばバドレックスVMAX》を使う
《ザマゼンタV》→TAGTEAMを使う
です。

主に《ザマゼンタV》→TAGTEAMを使う展開について
相手の手札の枚数によって、
「ナイトウォッチャー」または「ポルターガイスト」が通りやすいため、そこでの勝ちを目指します。
相手の盤面に《ザマゼンタV》を残した盤面で、こちらのGXワザが残っている状態を目指します。

ざっと環境上位からいそうなデッキまでまとめましたが、抜け漏れ等あればこっそり連絡ください。

■おわりに

ご購読ありがとうございました!
このnoteに関するご質問、ご要望はのDMにて受け付けます。

引用元:【ポケモンカードトレーナーズウェブサイト】
https://www.pokemon-card.com/



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