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シャニマス感想雑記「絆光記」について
この文章にはアイドルマスターシャイニーカラーズのイベントコミュ「絆光記」のネタバレが含まれますのでご注意ください。
イルミネーションスターズのイベントコミュがとっても良かったので、プレイ中に感じたことを書き出してみました。イルミネよりもその周辺に登場した人々についてが中心です。
【真面目そうな女性】
宗教勧誘かなにかだろうか。
「そっすか、私はそうは思わないっす」で終わるような声かけにまで真面目に向き合おうとする真乃ちゃんがプロデューサーは心配です。そこがイルミネの良さでらしさでもあるのだけれど、こういうのは流していいんだよ真乃ちゃん……!
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【困っている女性】
このお姉さんのメンタルがヤバイ2024。
助けてくれた初対面の親切な女の子に、衝動的に自分の内面を曝け出すのは相当精神的にキてる。すぐに帰ってお腹いっぱい食べてお風呂に入ってあったかいお布団で寝てほしい。
メタ的に見れば、灯織ちゃんに「こういう考えの人もいる」ことを直視させるためにお姉さんの考えを喋らせたのだろうけれど、メタ視点を取っ払って考えるとこのお姉さんだいぶギリギリの崖っぷちメンタルだと思う。勝手な想像だけど仕事が上手くいっていないのかなと感じた。ちょうどイベント開催時期も新年度から一ヶ月経った頃だし、新社会人なのかも。
このシーン、私にはメンタルブレイクしているお姉さんが無意識に灯織ちゃんにSOSを出しているように見えました。メーデー メーデー。
自分の気持ちを聞いてほしい、分かってほしい、この親切な女の子なら分かってくれるかも……という期待が心のどこかにあって、それで内面を吐露してしまったのかなと。お姉さんも自分の考え方が大人じゃない、面倒くさいと分かっていて、でも感情はどうにもできなくて。まるで縋るように、懺悔をしているように見えました。
灯織ちゃんはこういう人にどんな言葉をかければ良かったんだろうと悩みますが、このお姉さんに関しては自分の中のドロッとした感情をぶちまけることができただけで、見ず知らずの女の子が真摯に自分の言葉に耳を傾けてくれただけで、ちょっとだけ救われたんじゃないかなと思います。
まあだからといって灯織ちゃんに八つ当たりのようなことをしてしまったことは当然良くないし、意地悪な見方をすれば相手が優しそうな女の子だから口にできたことでしょうね。もしこれが灯織ちゃんでなく、筋骨隆々の怖いお兄さんが相手だったら同じことが言えたかといえばNOだと思う。
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【現地の女子3】
めっちゃ素直な子。都会への憧憬から千雪さんのネームレス・ヘブンを思い出しました。嫉みもあるんだろうけど、たぶんこの子はどうしようもなく都会のキラキラした女の子が腹立つくらい羨ましいんだと思う。
都会という楽園からきた、神様に特別贔屓されて生まれてきたみたいに綺麗なアイドルの女の子。めぐるちゃんが良い子であればあるほど、「でもどうせ無意識に私たちのことを見下しているんでしょ」と捻くれてしまう。きっとお殿様が下々の者の泥臭い暮らしを興味本位で見に来た、みたいなムカつきがあったんだろうなあ。
最初のうちはめぐるちゃんにキツく当たっていてハラハラしましたが、めぐるちゃんの提案した「競争」にノッてきてくれたところで「良い子じゃん!」となりました。もっともっとひねて嫌な子だったら「は? 競争とかしないし、馬鹿じゃないの?」くらい言ってる。運動に自信があってこれならめぐるちゃんに勝てるかも、と張り合う気持ちもあったと思いますが、彼女なりの歩み寄りでもあったのかなと感じました。
でもって競争後の「人間じゃん」の言葉でめぐるちゃんと一緒に嬉しくなりました。そうだよ、光だとか影だとかなんだかんだ言ってるけど、みんな同じ人間なんだよ……!
この瞬間、彼女の中でめぐるちゃんが「楽園から来た自分とは違う特別製の女の子」ではなくなって、最終的に友達兼ファンになるのがとても良い。
最初のうちめぐるちゃんに嫌なことを言ってしまった以上、その言葉は取り消せないけれど、それをきちんと謝って、めぐるちゃんもそれを優しく受け入れて、めぐるちゃんのことが大好きになる。この過程がとても美しくて眩しくて、これが光でありアイドルの輝きなんだなあと思いました。手のひら返しと感じる人もいるかもしれないけれど、考えと行動をすぐに改められるのはこの子の美点だと思います。素直にそうできる子だからこそ、めぐるちゃんの競争の提案も突っぱねずに受けたんだろうし。
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【映画】
今回イルミネが宣伝のお仕事をさせていただいた映画、「有名な伝記」「先生」「言葉」などのキーワードから、おそらく三重苦のヘレン・ケラーがモデルでしょうか。
コミュの大きなテーマである「言葉」から選ばれたのだと思うけれど、シャニマス世界で制作されたリメイク映画は賛否両論のやや「否」寄りの評判だったようで。
コミュ内の情報を拾うと、リメイク前の作品は白黒映画で、時代故に少々過激な暴力表現もあって、映画ファンを名乗る人々からの評価は上々。
たぶん、リメイク後の映画は「映画ファン」向けの映画ではなかったんじゃないかな。もっと大衆向けの、それこそ家族で楽しめるような内容に改変されていたんじゃないでしょうか。ターゲット層がそこなら、暴力表現が控えられていたのも納得です。リメイク前の映画を見ていない人は「そういうもの」として受け入れて楽しめるけれど、そうでない人は強い違和感を持ってしまうような、そんな映画……なんだか漫画原作の実写化映画でありそうな話ですね。
あと、灯織ちゃんの「気になるところもあるけれど元の映画にはない魅力もあった」と感想を言うところでわかる~!!ってなった。気になるところもあるけど良いところもあるから、じゃあ欠点は置いといて良いところを重点的におすすめしよう!ってなるのわかる~!! 人に好意的に何かを勧めたいときに欠点を強調して伝えたりはしないよね。
ましてイルミネはお仕事で宣伝をしているのだから、馬鹿正直に「ここは気になったけれど良いシーンもあるのでぜひ見てください!」とは言えないしそれが正解。食レポで口に合わなかったとしても「口当たりが良い」「香りが良い」と良い点を口にして欠点を口にしないのと一緒。じゃなきゃそもそも営業妨害になるし。
シャニPも言っていたけれど、イルミネがいただいたお仕事は「忌憚なき意見を発表してください」じゃなくて「宣伝してください」なんだから、批評は評論家さんとかに任せればいいんですよね。割り切りは大事。
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【シャニP】
今回のシャニPが場面場面で何を考えていたかは考察しがいがありそうですが、とりあえず私的に一番印象的だったシーンを。
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このシーン、ライターさん視点だと「めっちゃ眩しい光の男が来た! 伏せろ目が潰されるぞ!!!」ってなる。溢れんばかりの光属性。絶対このときのシャニPは眩しい夕陽をバックに逆光でライターさんの方へ歩いて来てる。すまんがそのシャニPをしまってくれんか、わしには強すぎる。
【お母さん】
どんなに飾ったかっこいい言葉より、お母さんのごく普通の優しい言葉が一番心にくる。
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