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第23回日本褥瘡学会学術集会に参加して

おはようございます。yoshiです。

先週の金曜・土曜日は日本褥瘡学会学術集会でした。

毎年必ず、この学術集会には参加させていただいています。
第10回から毎年参加しているので、もう13年連続になります。。。

私はこの学会がとても大好きで毎年とても勉強になっています。

今年、私が一番楽しみにしていたのは、ガイドライン委員会のコンセンサスシンポジウムです。

2022年に日本褥瘡学会「褥瘡予防・管理ガイドライン第5版」が発表される予定で、現在パブリックコメントを集めています。

そのガイドライン改訂の内容を各シンポジストが解説してくれるから、とても楽しみにしていました。

中でも、リハビリテーションの分野がとても楽しみでした。
理由は私がとても関わっている分野だからです。

本日はその内容を少し共有したいと思います。
(まだオンデマンド視聴ができますので、興味のある方は是非聞いてみてください)

まず、褥瘡に対する電気刺激療法についてです。

CQ:褥瘡に対して電気刺激は有効か?
【推奨文】褥瘡の治癒促進に対して、電気刺激療法を行うことを推奨する
【推奨の強さ】1A(強い推奨・エビデンスの強さ:強)

これまで褥瘡に対する電気刺激療法は推奨グレードB(行うよう勧められる)でした。
これが推奨の強さ:1A(強い推奨・エビデンスの強さ:強)になったことはとても嬉しく思っています。

続いて、褥瘡予防や治癒促進に対するクッションの使用についてです。

CQ:車椅子利用者に対して褥瘡の発生予防に車椅子用クッションが有用か?
【推奨文】車椅子利用者に対して、褥瘡の発生予防に車椅子クッションを推奨する
【推奨の強さ】1B(強い推奨・エビデンスの強さ:中)

CQ:車椅子利用者に対して褥瘡治癒促進に車椅子用クッションが有用か?
【推奨文】車椅子利用者に対して褥瘡の治癒促進に車椅子用クッションを提案する
【推奨の強さ】2C(弱い推奨・エビデンスの強さ:弱)

車椅子利用者に対するクッションの利用に関しては、エビデンスレベルは低いものの推奨される結果となっています。

臨床の感覚としても、予防および治癒促進に対して、車椅子クッションは是非使用していただきたいので、この推奨文はとても嬉しく思います!!
エビデンスレベルの向上には今後の研究に期待ですね!!

といった感じでした。

コンセンサスシンポジウムだけでこんなに勉強させていただいて、本当に有難かったです。

実はこっそり委員会企画シンポジウムに私も出ているので、ご興味のある方は是非視聴してみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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