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学生起業から半年

ごく普通の学生で、何も分からなかった、ビジコン以外の実績は何もなかった半年前。そんな4月からちょうど半年が経ちました。

今では、なんとかジャケットを着こなし、きちんと名刺を渡す。挨拶から始まり、弊社サービスの導入を検討してもらう。そんな流れができました。

本当に0だった3月、アイディアをサービス化して目の前の課題を解決したいという強い想いと負けず嫌いな性格と、根拠のない自信を持っていた私は、今思えば、まるで砂漠の上を歩いてるかのようでした。

よくもまあ何もない状態で、レールの見える就活を辞めて事業化の道を選んだなと、なんとも説明し難いけれど、当時は”成功する自信”があったというより、”失敗しても何かを必ず得て、生きていく自信”がありました。(なんの根拠もないですが(笑)これ、得意技です。)

この半年は、顧客の課題を捉え、サービスとして形にすることに注力してきました。最初の壁は、ビジコンの評価と顧客の評価は全く別物だったこと。お金を払ってもらって価値を提供する・課題を解決する。ビジコンの時に描いていたものは、アイディアの骨組みしか残っていないと思います。

それでも多くの方にご協力いただいて、4月にテストマーケティング、5月にサービスを開始し、6月に初売上。それまで”目の前の課題”としていたものを解決できて、対価を払っていただいた。言葉にならないくらいの感動と、次の壁。次は、私たちの起業経緯を知らない企業様相手。理解してくれるのか、利用してくれるのか。拙いミーティングだったんだろうけれど、何とか利用してくれることに。

ありがたいことに、周りのお世話になっている方々に支えていただきながら、企業へのヒアリングと案件を同時並行。

次の壁。持続可能なの?このサービス。根本的な問題。なんといっても社会的価値と経済的価値のバランスが悪い。新しいマネタイズポイントを考え始めた8月、紆余曲折しながらブラッシュアップした9月。

一方で、9月には、2つの新しいスタートラインに立ちました。横浜市主催のアクセラと神奈川県主催のアクセラにスタートアップ企業として採択していただき、成長機会が揃った舞台に立てたのではと思っています。

ただ、その舞台で成果を出すか否か、それは自分次第だと、毎日自身に言い聞かせています。事業の拡大と、持続可能な事業への展開。これからの半年間は、この2つにこだわっていきたい。

起業してから、会社のことを考えなかった日はありません。寝る前も、お風呂でも、ご飯を食べていても、遊んでいても、どこかで会社のことを考えてる。先生が仰っていた「経営者になったらもう二度と会社のこと考えない日はないよ」という言葉の意味を体感しました。でもその体感が、まだちっぽけだけど”経営者になった”という証のような気がして、嬉しく思います。

それから、何かに燃える毎日は、とても楽しいです。オフィスに籠る日も、家でパソコンと睨めっこする日も、ミーティング続きの日も。実現したいことのために頑張れる今日が、楽しい。

この半年間を語ったら、何時間、いや何日かかるんだろう(笑)それだけ濃密な、人生で初めてのことだらけ、学ぶことだらけ、そんなとてもとても貴重な日々でした。(耳にタコができそうですが)何もなかった半年前、1歩踏み出して本当によかった。正解かどうかは分からないけれど、踏み出していなければ見えなかった世界が、たしかにここにはあると思います。おそらく、一生感じなかった色々な、複雑な気持ちも一緒に。

最後に。やっぱりどうしても、何度も伝えたくなるのは、関わってくれた方々への感謝です。実績が無い時から支えて下さる方、企業へ繋げて下さった方、専門的なアドバイスを下さる方、セミナーを開いてくれたり来て下さる方、発信してくださる方、応援してくださる方。多くの方との繋がりで今のStockBaseがあると言っても過言ではありません。感謝してもしきれないくらい。いつか、必ず結果で恩返しする。そう思います。それから、しつこいくらいに心からの感謝を伝え続けます。

このnoteを書いて誰得なのか、完全に私得です。書いている間に、半年間の出来事や想いがフラッシュバックしてきました。初心を思い出すことは勿論、また今日から走るぞ!という気持ちになりました。今日もまた、起業したあの時と同じ、砂漠の上を歩いているみたいに、分からないことだらけ。けれどたしかに、私たちの後ろには、少しづつStockBaseの足跡ができていると思います。レールは外れたんじゃなくて、私が作るので!(最後にキメてみるがキマってない(笑))

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。

これからも、StockBaseの応援を、よろしくお願いいたします。愛され続ける、応援したいと思っていただける会社であり続けられるよう、前進してまいります。

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