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カフェ開店への道 【第4回】2024.5.3
開店まであと464日。
ゴールデンウィーク後半、2日め。
今日は中心市街地からは少し離れた公園エリアのカフェを探索。
この都市には、2つの巨大公園があり、ひとつはコテコテのハイセンスなカフェやレストラン、そして高級住宅街を抱くエリア。
もうひとつが今日訪れた、歓楽街に近くコンサートホールも併設する公園。
正直なところ、この両エリアに出店する気は微塵もないのですが、このエリアにどういうカフェがあるのかの調査。
雑誌を頼りに、まず一軒めへ。
雑誌でも、ファサードがちょっと惹かれない感じだったのですが、実物もそんな感じで、ちょっと入りにくい感じ。
窓側の席もほぼ埋まっていたので、スルー。
雑誌によると自家焙煎コーヒーの店とのことで、10席というキャパでどのようなオペレーションをしてるのか、興味があったのですが、また次の機会に。
そして、目星をつけていたもう一店、中心部に本店のある珈琲専門店の支店へ。
シングルオリジンのホンジュラス🇭🇳を注文したところ、「本日のコーヒー」だとのことで割引価格で。
安定のクオリティ。
つけ合わせにはガレットを。
ちなみに自分のやる店では、フードまで手が回らないと思うので、美味しい焼き菓子(実はもう目星をつけています)を置く予定。
このお店,キャッシュ&デリバリースタイルなので、あまりじっくりメニューを見れなかったけど、フードはワッフルのみだった感じ。
のわりに、店員さんは3人もいて…
んー、なんか頭でっかちにカフェ計画を練ってると、この席数で、このメニュー数で、なんで3人も必要?家賃払ってそれで儲け出るの?なんてシンプルに思ってしまうのですが、まだ開店もしてない人にそんなこと言われたくないですよね(笑)
ワタシはアタマでっかち、石橋を叩きすぎなんでしょうか?なんて、ちと反省。
でも、このコーヒーチェーンは、それこそ、なんとかコンテストで入賞だか優勝だかしちゃうような確固とした実績があるわけで。
コーヒーだけで勝負できる店なのです。
なので、経営面では、参考にはならないと言うべきなのでしょう。
そして、肝心のコーヒー。
常日頃から思ってるのですが、お店でサーブされるコーヒーはどれも温度が熱すぎると思うのはワタシだけでしょうか?
すぐ冷めるから、冷めることも想定して、熱めに出してるのかもしれませんが、ワタシの考えるコーヒーの適温よりは、だいたい10度くらい高く出てきます。
こちらのお店はさらに熱く、おそらく85度くらい。
熱湯でドリップしないとこうはならないのでは?という温度感です。
もしかすると、ワタシの考える適温のコーヒーを出すと、お客様には「この店のコーヒーはありえないくらい、ぬ・る・い!」なんて、書き込まれちゃうのかもしれません。
なんらかの言い訳書きが必要なのかな?
あるいは熱めでお出しするか。
ここは、けっこう悩みどころで、コーヒーって一気飲みする人はまずいないので、温度変化(冷める方向)が必定。
そのへんがラーメンとの違いですね。
熱めで出すということは、熱めで淹れてる(あるいは淹れてから温め直してる)ということで、どちらもコーヒーのセオリーからははずれるもの。
でも、セオリーどおり、75度くらいで出すと、適温は最初の一口の一瞬しかなく、あとは、どんどん冷めていき、70%ぐらいの量を適温以下の60度以下で飲むことに。
豆がなんちゃらとか、焼き方がなんちゃらとか、淹れ方がなんちゃらとか、こだわる店は多いけれど(それはいわゆるプロダクトアウト的な考え方)、お客様がどういう温度で飲むのか、ということを突き詰めてる店には出会ったことがないです。
ほとんどのお客さんは、あなたのその精魂込めたコーヒーを適温以下で飲んでいる!
この事実に向き合ってる店は驚くほどありません。
あたかも、出す(サーブする)までがワタクシたちの仕事で、あとはお客さんの領域です、と言わんばかり。
それで良いのでしょうか?
この疑問からワタシのカフェのコンセプトづくりは始まります。
その解決法はおいおい。
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