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ブラックロック支援企業が、豪州で「スーパーバッテリー」建設の契約獲得

Blackrock-Backed Firm Wins Contract to Build ‘Super Battery’ in Australia’s Most Populous State (theepochtimes.com)

バッテリーの必要性

2050年ネットゼロ実現のために、バッテリーの重要さが指摘されています。大規模なバッテリーについては技術開発要素が多く、コストも膨大になると予測されています。

今回、The Epoch Timesの記事に、オーストラリアのスーパーバッテリーの事が出ていましたので、ここに抜粋してご紹介します。

ほんとうに実現できるのか、生産コストは、信頼性、メンテ、部品調達など
不明な点が多いと思います。ご関心のある方はどうぞ。

中ほどにあるワラタ・スーパーバッテリーのURLクリックしてみて下さい。膨大なバッテリーが並んでいます。

アカイシャ・エナジーのスーパーバッテリー建設

ブラックロックが支援する蓄電池企業、アカイシャ・エナジーが、オーストラリアで最も人口の多いニューサウスウェールズ州(NSW)に「スーパーバッテリー」を建設することが決まった。

ブラックロックがメルボルンに本社を置くエネルギー企業に10億豪ドル(7億100万米ドル)を投資し、米投資大手との提携が8月に始まった。
 
同社は、NSW中西部のウェリントンで、約8時間の蓄電が可能な1,600メガワットのオラナ電池など、すでにオーストラリア国内で9つのプロジェクトを進行中だ。

ワラタ・スーパーバッテリー

Waratah Super Battery — Akaysha (akayshaenergy.com.au)

同州のエネルギー相は、ワラタ・スーパーバッテリー南半球最大の「ネットワークバッテリー」と呼び、シドニーの北100キロにあるマンモラー湖発電所の跡地に建設する予定だという。
 
チーム自体は、これまで多くの電池プロジェクトに携わってきた経験豊富な業界の専門家で構成されている。また、ブラックロック社の素晴らしい支援により、プロセス全体がサポートされている。
 
一方、NSWのエネルギー大臣は、スーパーバッテリーは電力網の「ショックアブソーバー」となり、風力発電や太陽光発電が生産されていないときに700メガワットのスタンバイ容量を提供すると述べている。
 
ワラタスー・スーパーバッテリーは、新しいエネルギー貯蔵と関連するネットワークの改良に最大10億豪ドルの民間投資を促進し、ハンターとセントラルコースト地域で100以上の雇用を創出する。
 
このバッテリーは、2025年8月のEraring石炭火力発電所の閉鎖によって失われる容量を補うことが期待されている。
 
NSW政府は、オーストラリアで脱炭素化を目指す野心的な気候変動政策を発表している多くの州当局のひとつだ。
 
NSWは2050年までにネットゼロを目指し、電気自動車の普及と、普及にはまだ十分でない水素技術の開発を促進する政策を持っている。

その価値はあるのか???

 新しい再生可能エネルギー源と送電インフラの建設に必要な数十億ドル(あるいは数兆ドル)は、家庭や企業にとって実際の利益を上回らないのではないかという懸念が提起されている。
 
「このような大規模なシステムの再構築は、電力価格、ひいては生活コスト、オーストラリアの生産性や競争力にどのような影響を及ぼすのだろうか?その答えは明らかではない」と、オーストラリアの石油・ガス技術者であるピーター・キャッスルは書いている。
 
発電能力を貯蔵能力に置き換えることは理論的には良いことだが、必要な貯蔵量は驚異的であり、それを達成しうる技術の選択も不明である。

同時に、科学者やメディアの論客を含む気候変動擁護派が自分たちのアジェンダを支持するために環境の状態を誤って伝えていると言う専門家もいる。
 
カリフォルニア在住のエコ・モダニスト、マイケル・シェレンバーガーは、環境は実際、これまでで最高の状態にあると言う。
 
グレートバリアリーフのサンゴは過去36年間で最も多くなったという。同時に、森林火災によって焼失した土地の面積は、2003年以降、世界全体で25%減少しており、その面積はテキサス州と同じ大きさだ。。
 
自然災害による死亡率は激減し、米国では死者数が約90%減少している」と語る。

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