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世界遺産;軍艦島、佐渡の金山?

2021年12月、文化審議会によって、「佐渡島の金山」はユネスコの世界文化遺産候補に選ばれました。しかし、韓国側から「朝鮮半島出身者が強制労働させられた」という反対の声があがったため、外務省などは慎重になっているということです。外務省の対応は、6年前の端島炭鉱(軍艦島)でも見られた光景です。

これに対して、自民党・高市政調会長は「堂々とユネスコに推薦を行い、ユネスコの専門家にもしっかりと説明をしなければならない。これは、日本国の名誉に関わる問題だと思っている」と主張しています。

https://note.com/yosh_2100/n/n481c853ca1c1

軍艦島を含む世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」については、昨年7月、ユネスコの世界遺産委員会が「徴用された朝鮮人労働者をめぐる説明が十分ではない」として、「強い遺憾」を盛り込んだ決議を採択しました。韓国の要請を受け、日本に対して、犠牲者を記憶するための方策をとるよう勧告したということです。軍艦島関係者は、ユネスコに加え、日本政府に対しても大きな落胆と憤りを感じたという事です。
軍艦島については、昭和30年にNHKが放送した番組「緑なき島」に疑惑が投げかけられました。自民党の山田宏議員は国会答弁の中で、「同番組の坑内映像について、元島民らが「別の炭鉱の映像が使われている」と主張しています。
https://www.youtube.com/watch?v=4xrtgyrWCIM

坑内作業を紹介した映像には、ふんどし姿の従業員暗い坑内で安全灯を装着せず裸電球で照らされた天井の低い坑道を這って作業している姿が映し出されている。いずれも、元島民らが証言する、当時の作業実態や炭坑の保安規定に反している。韓国メディアなどは、その映像を「朝鮮半島出身者に非人道的な強制労働が行われていた証拠」として引用している。
一方、番組制作者であるNHKは、「別の炭鉱で撮影された映像が使用されたという事実は確認されなかった」と回答したということです。

かなり前、仕事の関係で、北海道の赤平炭鉱を訪問し、トロッコで地下深くまで行ったことがありました。ランプがないと真っ暗で何も見えません。また、安全上、作業着の着衣は必須であろうし、NHK画像のふんどし姿で作業するなんていうことはあり得ないことです。

今回の「佐渡の金山」についても、軍艦島のときと同様、多方面から色々な働き掛けや工作があるのでしょう。軍艦島では世界遺産を勝ち取るために、説明用の掲示板を作るなどの譲歩をしたと聞いています。下手な譲歩をするくらいだったら、世界遺産なんていらないと思います。

政府、外務省なども、正しい歴史観を踏まえ、安易に流されず最後まで、とことん戦って欲しいと思います。


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