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副業を1年続けてわかったこと。

春ですね。令和2年2月2日に税務署へ開業届を出して、1年が経ちました。たまたま梅の咲くころに開業したのだけれど、梅の開花とともに振り返れるので、情緒的でよかったなと思います。

ぼくは上場企業の社員として働きながら、ありがたいことに制度の中で認めてもらって副業をしてます。フリーランスとして、何かお役に立てるプロジェクトがあれば、お手伝いをするスタイルです。

50を過ぎて、子どもも大きくなり妻もパートなどしているので、収入に困ってのことではありません。もっと稼ぎたいとかではなく、生涯現役で仕事できればいいなぁと。

もう少し具体的に言います。気の合う人たちと好きなことをして、食べるに困らないくらいの収入を得ながら働く。それを生涯続けられるようにしたいと考えました。まぁ、稼ぎは大いに越したことはありませんが。笑

企業を批判するつもりはないですが、だいたいの人事制度とかは、賃金モデルが先行していて、それも定年前やシニアにとっては夢のないやつ。このあたりは、いろいろ書きたいことがあるので、また別の機会に。

それで、ぼくは安定した賃金を求めるのでない道を選び、準備をはじめたのです。

この1年やってみたこと

副業に関する本とか読んだりして、まぁやってみよう!とはじめたことを列挙してみます。

・屋号を考える
・ロゴつくる
・(あらためて)やること決める
・名刺を用意する
・税務署に届出する
・アフィリエイト登録してみる
・副業紹介サイトに複数登録してみる
・会計ソフト決める
・スキル磨く
・セミナー・勉強会に参加する

意外と少なかった。しかも目新しさもなく、しょぼい。
挙げてみるまでは、100個くらい想定して「副業でやってみた100のこと」なんてキャッチーなタイトルをつけてみよう、なんて考えてましたが、あまりに少ない...苦笑

やってみてわかったこと

まずお伝えしたいこと。アフィリエイトは身になりませんでした。いろいろ試してみたかったので、その1つとしてやってみました。が、そもそも情報発信量少ないし、そんなに紹介するものもないし。

考えてみればあたり前だけども、何をするにしても中途半端では意味がない、ということをあらためて学びました。目的を逸脱して、すけべ心を出すのはダサい。

「戦略とは目的達成のための資源利用の指針である。」マーケターの音部氏から聞いたこの言葉に感銘を受けていたのに、目的達成から逸脱した行為をしてしまった。

逆によかったのは、知人・友人の開催するオンラインセミナーに、かたっぱしから参加したこと。元来、支出にひるむ性格なのですが、有料のものでも積極的に参加してみました。このことで、ぼくはどんなことに取り組みたいのか、はっきりしていったのです。どんなコミュニティで話していると心地よいのか。どんなことで自分が役に立てるのか、という視点で見直すことができたので感謝です。

あと、やったことリストから読み取れるとおり、ぼくは形から入ってしまうタイプ。会計ソフトとか、売り上げもないうちから準備はじめてる。超はずかしい。

ただ、形から入ってよかったのは、名刺をつくること。これは絶対おすすめです。とくに「何をしてるのか」ということを書いておくことは重要です。本業では、自分のやってることを説明することは難しくありませんでした。でも、個人でやってることは、ゼロベースで説明しなければならないので、同じようには伝わらなかった。そんな経験をして、屋号の由来と事業の説明を追記するために、名刺を作り替えることもありました。

最後に

1年いろいろやってみて、試行錯誤して、わかったこと。
結論。やりたいことが多すぎると、結果的に何も手をつけられない。果実も少ない。

在宅勤務になって、副業以外にもいろいろ取り組んでみた。
note書く、株やってみる、一眼レフカメラ、本を読む、漫画大人買い、朝食づくり、海外ドラマ見る、ストレッチ、ダイエット、散歩、Udemyで自己啓発、ミジンコの飼育、家のメンテナンス、断捨離、家族麻雀。

やれてなかったことを、この際やってみようと欲張った結果、中途半端に挫折することも多かった。考えてみればあたり前だ。せいぜい通勤時間、準備が浮いた3〜4時間の余白で詰め込みすぎなのだ。1日1つ、多くても2つくらいがよい塩梅。

いま大切にしているのは、本当にやりたいことをやること。やった方がよい程度のことは勇気を持って後回し。

時間は有限で、能力も限界がある。その中で、本当にやりたいことを見つけて、そこに集中していくこと。それが復業人生を楽しむ秘訣だと思い知りました。(R50)

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