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2024年4月28日(日)「ザ・ノンフィクション/私の父のなれのはて〜全てを失った男の楽園〜」が壮絶だった

今日は、「ザ・ノンフィクション/私の父のなれのはて〜全てを失った男の楽園〜」を見た。

冒頭、この写真をただただ見せるだけのシーンがあったんだけど、これだけでなんか撃ち抜かれてしまった。

だって、こんなインパクトの写真ないじゃん?

どういう表情なの?とか色々と考えさせられるんだけど、始まったらこれがまたすごかった。

この男性は、友人とフィリピンまで行って一儲けしようとしたら、その友達に全財産を騙されて持って行かれてしまい、そこからフィリピンの見知らぬ町でホームレスになったらしい。

もう、ここまででも十分過ぎるほどに壮絶なんだけど、そこで終わらないからこそ、「ザ・ノンフィクション」がほっとかないほどの逸材なんだと思う。

それからホームレスとして色々な人に助けてもらい、なぜかなぜか、今では20歳ほど離れた奥さんを持ち、果てには子供まで作っちゃっていてびっくらびっくら。

しかも、違法で滞在しているということもありろくな仕事につけないらしく、バスの呼び込みという仕事をしながらバスの運転手からチップをもらうという細々すぎるほどの貧困生活なので、生活費はほぼ奥さんが稼いでいて、いわゆる居候状態のヒモ旦那。

それでもまたびっくらこいたのが、家の家事も奥さんがすべてをこなし、この旦那さんはその横でタバコを吸って偉そうに椅子に座ってくつろいでいた時は腰を抜かしそうになった。

マジか!!!!なんだこの人!!

さらにワケがわからくなったのは、スタッフが奥さんに対して「旦那さんは、あなたにとってどんな人?」と聞いたら奥さんから返ってきた一言。

「優しい」

どこが!?え!どどど、どこが!?
奥さんが皿を洗ったり料理を作ったり金を稼いでる時に、鼻をかっぽじりながらタバコ吸っているだけなのに!?笑

とにかく、奥さんはこんな旦那さんが好きらしくて、なぜだかわからないけど、すごい幸せそうだった。

それを見ていて、なんだか色々と考えさせられた。

というか、この町に住む人たちを見ていて、なんか考えさせられた。

正直、どう見ても裕福とは言えない、いや、そんな裕福なんてバカ言うなよな世界、貧困も貧困、明日食うや食われぬの世界で生きている人たちなんだけど、その人たちがなぜかみ〜んな幸せそうだった。

なんか、底抜けな笑顔で生きていて。

「細かいこと言うなよ〜。生きてりゃそれで充分っしょ」

みたいな感じで、み〜んな最高な笑顔で生きてて。

電気代が払えなくなるのがよくあるっつうのに毎日爆音で音楽掛けて明日の不安なんてねぇみたいな顔して生きてて。

終いには、ほぼ居候である旦那さんがたぶん独断で、一儲けするためにやってきていた無一文の日本人の爺ちゃんを居候として住まわせてあげてたり。

もうね、こっちの固定概念ぶっ壊しに来てるとしか思えないほど、とんでもなく異世界を突きつけられている感じがして、なんか本当に色々と考えさせられた。

フィリピンに行くとみんなこんな感じになるのか、それとも、ぶっ飛んだ人たちがフィリピンに寄りつくのか、卵が先かニワトリが先か理論じゃないけど、すげぇ興味深くて仕方なかった。

んで、フィリピンに寄りついた日本人男性が三人いたんだけど、全員が全員、歯なかったし。

ブラボー。

固定概念は、ぶっ壊すためにあるんだもんな。。。うん。

では、みなさんもぶっ壊しましょうか。
また明日。


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