見出し画像

風の時代

変換の第一候補に「風邪の時代」って出てきました。確かにこっちのほうが今はしっくりくるかも?でも、今回の話はタイトルの「風」の方です。

サーバリソースのクラウド化、データレイクとAIによる超巨大なデータ分析手法の確立とIoTデバイスの高度化によるユビキタスコンピューティングの浸透が徐々に進んで、一昔前のSFの世界のような生活が実現しつつあります。腕時計が健康管理をしてくれて、今日は運動が足りないですよ、深呼吸をしましょうとアドバイスをくれます。手のひらの中のスマートフォンが、あらゆる連絡先といつでもどこでも繋いでくれます。クレジット(個人の信用とクレジットカードの両方の意)とも連動しているので、色んな所で必要なものを買うのに使えます。写真や動画を撮ったり、こうして文字の記録を取るのにも使えます。生活リズムとスケジュールも把握してくれてるので、必要な時にアラームで起こしてくれたりリマインドを出してくれたりもします。

ちょっと前までは社会を維持するのに必要不可欠だった膨大なプロセスの大部分をテクノロジが代替してくれるようになりつつあります。なのに一方で、人間はその分、楽になってるかというと、なんだかそこまででもないのかな?と感じることもあります。本来、皆が楽に幸福になれるように作ったはずのシステムに、逆に縛られてしまっている事があるような気がします。

今までの時代は「まずは3年は我慢しろ」とか「に足をつけろ」っていうアドバイスに一定の意味と効果があったと思います。大多数が根っこを張ってこそ成り立つ社会がそこにあったのですが、これほど外からの変化が次々に押し寄せる今、地に足を付けず、に任せて飄々と漂うように生きてる人が楽しそうだし、強そうだな、って感じることがあります。

追記:タイトルは https://the-imagine.com/  ←こちらのパクリです(^^; 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?