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我が子は可愛くみえるもの

こんにちは、よさそう®です。

マーケティングのお手伝いをしていると、商品を開発した人やローンチに関わる人が、すさまじくその商品を愛しているという状況に、よく遭遇します。
その表現にも「この子は」といった言葉が出てくることもあったりします。

この状況って「親ばか」そのものだなあと微笑ましいものです。

「親ばか」って家の中だったり、親しい間柄の間だったり、押し付けられなければ微笑ましく見ていられると思います。

でも、それを無関係な人に発信したり、押し付けたらどう思いますか?
もしあなたが街を歩いていて、子どもを抱きかかえてきた人が「ねえ!うちの子、かわいいでしょ!!!」とYesと言わなかったら引き下がらない勢いできたら、どうですか?

ひきますよね。
少なくとも私は逃げるし、警察に駆け込むと思います。

だけどマーケティングの現場ではそうしたことが起きています。

ひとえに作り手と受け手の認知が一致していないのに、作り手の一方的な思いを押し付けている状況が起きているためです。
そして、そんな行動を繰り返していると、どんどんその商品やブランドは嫌われていきます。

最近、企業の広告や取り組みがSNSで炎上することが増えてきています。もちろん中には「それが問題なのか?」と思うこともありますが、炎上するということは、発信するチャネルの先にいる受け手の認識と、作り手の認識の差や、チャネルの選択の間違いがあることも否めません。

てっとり早く若者にリーチするためSNSで広告を打つ、でも若者をきちんと理解しておらず彼らが嫌がるメッセージやビジュアルと作ってしまう、結果的に炎上する、みたいな構図は想像に難くないです。

さてさて、ことほどさように作り手はわが子可愛さに受け手がドン引きする行動をとってしまう危険性を持っています。

だから作り手として常に頭の片隅においておくことは「我が子がかわいいと思うのは自分だけ。他人から見たらそうじゃない」と肝に命じる。
そんな他人から見たらそうじゃない子を、どうやったら他人からもかわいいと思ってもらえるか?を考えに考え抜いて、STP+4Pに落とし込んでいく、これが本当にマーケティング活動では大切だと考えます。

あなたのかわいい商品が、生活者からドン引きされず、戦略的、戦術的に考えぬいて、みんなから可愛いと思ってもらえますように。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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それでは、また!

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