「個人でもグループでもボールを扱える選手」と和辻哲郎

サッカーについてきちんと語れるだけの見識はありませんが、感想を。

https://r.nikkei.com/article/DGXMZO3199091020062018UUA000/?disablepcview

こちらの記事に、西野監督ならではの起用法として「香川、乾、柴崎という『ボールを個人でもグループでも扱える選手たち』という表現がありました。ハリルホジッチ前監督のような「武闘派」ではあり得ない選択だった、というのです。

個人でもグループでも、という点、僕は極めて日本的だと思います。

今、「風土」という本で有名な和辻哲郎の「人間の学としての倫理学」を読んでいるのですが、和辻は日本的な人間観として、「人間は個人としての人であるのと同時に、世間でもある」と主張します。極めて難解な本なので詳細は省きまずが、この「個人でもあり世間でもある」という視点、ひょっとするとサッカーでも日本の強みになるのかもしれません。

特に後半のロスタイムぐらいからの戦い方は、まさに個人でもありグループでもあり、という戦い方でした。「献身的」と言ってしまえばそれまでなのですが、実は奥深い、のかもしれません。

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https://comemo.io/entries/8367

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