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タイルカーペットのすゝめ

鍵を受け取ったらまず採寸すべし

引っ越し先の鍵を受け取ったらまずお部屋を隅々まで採寸すべし。
家具を置き始めてからでは遅い。
タイルカーペットは部分的に置くのではなく、敷き詰めるのがよい。敷き詰めることで糊やテープがなくてもそんじょそこらの力ではズレない。
カーペット裏面に貼り付ける滑り止めテープ(床面は非粘着)を要所要所に使えばなおよいだろう。(使用から3年経つがフローリングのテープ接触面に影響は見られない)

おっちょこちょいほど敷くのがよい

1日1回はどこかにぶつかる。スマホを落とす。ヘアアイロンで火傷する。
そういう人ほどタイルカーペットを敷くのがよい。
フローリングはすぐに傷がつく。
盛大に油モノをひっくり返し、あわててマジックリンをかけたらワックスが剥がれうっすらと白くなった。消毒用エタノールをこぼしてもそうなる。
(賃貸初心者のモノシラズでやってしまったこと。決して真似せぬように)
たまには大掃除でもするかと家具を少しでも動かしたりすればフローリングに無数の傷が入っている。
1年半しか住んでないのに退去時「これはフローリング張替えですね……」と言われたわたしが言うのだから間違いない。
カーペットを敷いておけばまずフローリングに傷はつかない。

フローリングの色が気に食わない

フローリングの茶色が嫌いだ。
ワックスで妙につやつやしているのも嫌だ。
タイルカーペットはそんな悩みを解決してくれる。
わたしの選んだタイルカーペットの色展開は41色。
1色で決めても良し。市松やボーダー、グラデーションにするも良し。
家具との調和を楽しんでほしい。

クッションフロアはどうなの?

ゆーちゅうぶなるものでクッションフロアを敷く者があるが、フローリングの上でカッターを直に使ったりマスキングテープをフローリングに貼ったりあまり褒められたものではない。カビるというコメントもある。
そこでタイルカーペットのこともよく思っていない方もいるのではないか。

タイルカーペットであれば先述の通り、敷き詰めてしまいさえすればほとんどズレない。そう、両面テープがなくてもね。
クッションフロアと違い、部分的に取り外しが可能なので、フローリングの上で直接作業することもない。
湿気やカビに関しては、乾燥する太平洋側住みなのであまり参考にはならないかもしれないが、今のところカビたことはない。

問題点も挙げておく

重い

めちゃくちゃ重い。
宅配ポストにでも入ろうものなら腰をいわす覚悟をした方がよい。
しかしその重みがズレない安定感を生む。

ダニ

そう、ダニが発生すると太刀打ちできない。
一応部分的に剥がして洗えるが、ダニが発生したときはすべてを引っぺがすことになる。
しかしフローリングだろうとカーペットだろうとダニが出るときは出るのだ。
それがズボラの鉄則だ。
わたしは一応防ダニの商品を選んだ。
防ダニのスプレーを定期的に吹くなど対策が必要かもしれないが、フローリングを傷つけずに毎日生きるよりは楽だ。
少なくともわたしはね。

価格

チョットタカイ。
しかし考えてみてほしい、退去時にぶんどられる費用のことを。
こちらがガイドラインを振りかざしてもヤクザのような管理会社は多くいる。なるべくキレイに退去するに越したことはない。
フローリング貼り替えの費用よりは安くつく。フローリングを引っぺがす事態になる前にタイルカーペットを敷こう。

廃棄

廃棄するときは一応燃えるゴミの袋に入る。
前回は他人に譲ったので、大量に廃棄した経験はない。
次回引っ越すときに使い回せる分は使い回そうと思っているが、いざすべてを廃棄するとなるとどうなるのかは不明。

おわりに

実家はたたみやカーペット敷きの部屋が多かったのでどうにもフローリングがなじまない。
そしてズボラでおっちょこちょい。(ADHD等の診断は下りていない)
そんなわたしにマッチしたのがタイルカーペットだった。
もちろんものを落とさないのがよいが、落とすものは落とすのだ。
退去時にエラいことになる前に対策をしよう。

そして入居時、すでに傷があった場合は家具を置く前に写真を撮って管理会社に送りつけましょう。
前の住人が払わなかった修繕費(そしておそらく修繕されないままわたしが借りた)を払わされたお姉さんとの約束だ。

余談

タイルカーペットを敷いて数年後、ロボット掃除機を導入したので、タイルカーペットの範囲は廊下まで延びた。

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