宇宙(そら)翔ぶキアの秘密基地96

静かな夜だけど心がざわつくから少しだけでも続きを。

「あの、今でも!?」

そう言いかけたら2人はニヤニヤし出して

「ギギギギギ、勇気あるね妖精。犯罪者に犯罪するの?ってきーてるみてーなもんだよ、な?ギラン。」

「ギギッ!そうさ、サーレント様の首も視野に入れているよ。な、兄貴?」

「ギギギギギでもここにいたら命がけの戦いなどしなくていいのに毎晩うめー酒飲み放題なんだぜ。な?ギラン。」

「ギギッ、ここにある宝でもいいし。キアちゃんみてーな珍しい上話まで出来る妖精を売りにだしたらそれこそ一生分だなー兄貴。」

もう、また妖精をモノ扱いする!

あたしが怒った顔してもやっぱり2人は勝手に話を続け

「ギギギギギ、想像しただけでウハウハ気分!」

「けど盗みを働くとそれこそ高額の罰金と恐ろしい罰を受ける。そーいうこっちゃ。」

「けど今更ナレイの所に戻れるかギラン?」

「僕らはどっちに転んでも裏切り者に変わりない。」

あれ?シリアスな話に似合わず2人共笑顔?

そしてギリンは席を立ち、

「ギギギギギ、僕らの会に最後まで付き合ってくれた褒美に特別ドリンクをつくるぞ!」

「ギギッ!あれを作るのか?キアちゃんがお腹破裂するまで飲んだらどーするよ。

つまりは2人は刺客でありながらもサーレントの命を狙う気は無さそう。

夜が開けたら自分用の特別の飲み物のもう(^^)

自分に出来るお礼はノートを充実させることです(^_^)a