ポケット屋敷の探し物58 中庭でやった遊び

ローラが大声出した理由はそのことじゃなく、
「ほら、私達この場所で鬼ごっこしてた。確か、鬼に見つからないように久美の持っている宝を取ったら勝ちっていうルールで。」
と昔の遊びを思い出したのだ。
「あ、知ってる!ローちゃん必死だったね。結局あしが取ったけど…いや取らせてもらったのかな?だってローちゃん運動神経良いもん!」
美和子がはしゃぎながら言った。
「けど鬼ってはっちゃん…だったっけ?」
司が首を傾げた。
「でも他にいないよ。」
逸美も首を傾けみんなうーんと唸った。
「あの、私も思い出したのだけど。」
奈々は遠慮がちに口を開いた。
「さっき美和子も言ってたよね。何かここで私達輪になって踊ってたこと。そして同時に歌ってた記憶が…。何の曲なのか3拍子、ワルツかな?」
「あ、じゃあそれやってみよ!何か思い出すかも知れないよ。」
美和子がみんなに呼びかけた。

自分に出来るお礼はノートを充実させることです(^_^)a