ポケット屋敷の探し物104 犯人からの招待状

結局一同はミルクやコーヒー、それぞれ好きなものを各々用意して少し休んだ。
美和子もそのお茶を飲むのを諦めて水を飲んだ。
「あっ!」
紫穂はかなり動揺しているのかデトックスウォーターを溢してしまった。
カウンター正面に置いたままのポットを名残惜しそうに見ている美和子をローラが引っ張って、みんなで会議室に戻った。
奈々は階段を降りる時子供部屋からまた微かな何処か悲しげな声のような音を聞いたのだった。
会議室に戻った6人は皆今回の事の重大さに恐怖を覚えたようだ。
そうだよね、招待状そのものが犯人の仕業で私達はまんまと誘き寄せられた。
やっぱりそうなるの分かっていたし言わなかった方が良かったかな?
司は罪悪感で胸が潰れそうだった。
「ううう、あたし達全員やられる!」
紫穂はとても怯えている。
「元気出して、影の人捕まえたら助かるんでしょ?さ、まずはご飯食べよ!」
と美和子が紫穂の肩をポンと叩いた。
「美和子の言う通りよ。影の人に負けないようにしっかり体力付けなきゃ!」
ローラもそう付け加えてウインクした。

自分に出来るお礼はノートを充実させることです(^_^)a