ポケット屋敷の探し物37 趣味の部屋

「はい、お坊っちゃまの許可がお有りですので逆に全く遊ばない方が無礼になります。ただし、まだまだご紹介する所がございますのであまり遅くならないようにお願いいたします。」
「やったー!何して遊ぼ?」
美和子はまだ勝ったわけでもないのに嬉しそう。
「これらはカジノがお好きな旦那様が買い揃えた財産の一つでございます。本当のカジノやゲームセンターのように本格的で夢中になってしまいますよ。あ、お時間だけはくれぐれもご注意ください。」
と秀一は念を押した。
そうして自由に好きなゲームで遊んでいる時、すぐにちょこちょこ移動し出したのは和恵。
何かキョロキョロしている。
「これは和恵様いかがしました?」
見守っていた秀一が和恵に尋ねた。
「もう終わったから部屋中見回しているの。いつ影の人が出てくるか分からないでしょ?」
「それはご心配をおかけしました。確かにこの部屋の鍵はございませんのでどなたでもご自由に出入り可能です。しかし私めがちゃんと見ております。お坊っちゃまの大切な幼馴染に手出しはさせません。」
もう、そうでなくてなんか似たようなことが過去に。いつかどこかで確かにあったこと。

自分に出来るお礼はノートを充実させることです(^_^)a