宇宙(そら)翔ぶキアの秘密基地151

心配や不安、様々な葛藤を抱えながらも時は確実に過ぎていく、考える時間は限られてはいる。答えが出る出ない正解不正解etcそれでも自身も確実に過ぎて行く。どう過ごす、何学ぶかは自由なはず、さて続きを始めよう。

「てめえの力と勘で宝探しするとこだがどーしてもあの青年の様子が気になって浜辺に戻って見たら、そいつはにっこり軽く笑いかけてまた海の向こうを悲しそうに見つめていた。『おう小僧、この島一番のお宝は何処にあるんだ?』って覗き込んで、目で威嚇しながらきーてやったら青年は首を横に振って『ごめんね、僕は自由に動けないんだ。それより君、凄いね!こんな小さな舟で海を渡ってきたの?』青年の顔はパッと明るくなり目を輝かせた。『おうそうだ、スゲーだろ?俺様は世界一の大海賊になるバトレオ様だ!さあ悪いことは言わん。お宝を寄越せ!』俺様はいい気になって踏ん反り返った。でも青年は益々ワクワクした顔して『わぁ!それは良かった!ここ黄火国は皆性別がなくて、僕みたいな性別ある人は本来この島に居られない。ある人に匿って貰っててね、僕はお陰で立派な大人になった。だからこれ以上あの人に迷惑かけたくないから海賊になってこの島を出ようと思ってたんだ!ねぇこれも縁だし僕も連れて行ってよ!』無邪気に無茶言うお方だったあの頃から。ふつー出会い頭に頼むことか!?あの当時の俺様はどんなつえー奴も俺様にゃ敵わねー。ましてや、ナーブいやそれよりもナヨナヨしてよえー奴なんかと喧嘩する気すらしなかったから鼻を鳴らして、『フン!だーれがてめーみてーな世間知らずなんぞ乗せねばならんのだええ!?俺様よりつえーなら考えてやっても良いがな。』普通あれだけ威嚇したら諦めてくれるかと思った。言ったろ?俺様だって情くれーはある!こんなよえー奴は見逃してやるつもりだった。が、世間知らずは俺様の方だったかも知れん。」

人は見かけに寄らないって言う典型的な例か。いくら考えても表面しか見ることが出来なければ答えが浮かばない?いや?想像しても確実じゃない。多分正解を出さなくて良い、今はまだ。

バトレオは冷汗を掻いてる?

自分に出来るお礼はノートを充実させることです(^_^)a