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紫陽花の色
鮮やかな世界の君へ
こんにちは、この前からのお話覚えてる?
そう、美しくも毒がある紫陽花を探しに僕らバッソJr.5人は梅雨の時期を狙って人間界に向かったんだ!
わぁあるある!
野原に人んちの庭に生垣に鉢に(o^^o)
ピンクに紫にコバルトブルー!
レミラ(R)「ねえ、紫陽花の色って何色が魔力強いとかあるの?」
フルト(F)「さあねー。魔力強いのに越したことはないにしても僕らのレベルで扱えるか心配。」
アント(A)「フン、お前らお子ちゃまに扱えねー代もんはぜーんぶこの長男である俺様がもらっておくから安心しな。」
トーノ(T)「紫陽花の色は土のpH値によって変わるだけでそうそう魔力は変わらないと思うよ。要は何本持って帰るかでしょ?」
ギャマナ(G)「はあ?pHってんなたよんないペラペラの?」
T「ギャマナ姉ちゃんそれはペーパーでしょ?知らないの?毒の調合には欠かせない単位なんだよ?」
G「はん、トノっちの趣味なんか知らねーよ。」
A「おいおい俺様を無視すんなって!とりあえず紫陽花片っ端から掻っ攫ったらいいんだろ?」
あ、人の家のを勝手に!大丈夫か!?
「ウー…ワンワン!!」
ほらあ、番犬が飛び出してきた。
A「あんだよケチが。人間の手先めおめーなんぞに紫陽花は扱えるか!」
とアント兄さん無理矢理紫陽花を引っこ抜いたから折角の花がバラバラになっちゃった。
そして、最近人間界は不思議な機械でテレパシーを試みるから紫陽花泥棒のことがいっぺんに広がった。
民家の紫陽花の殆どに頑丈な囲いや棘や電気ショックの網、窓からショットガン構えている人までいるし警察も目を光らせている。
A「ちっくしょー!人間も物騒だよな。んな毒花に命かけやがって。しかし、目的がか弱い花である以上必殺技のブラックプラズマビームを出せねー。花もろとも家ぶっ飛ぶもんな。」
アント兄さん暫く考えたかと思うと顔あげて、
A「そっか、俺様の必殺技で脅して奪えばいいんだ!」
F「わーそんなことしたら正義の味方とやらに目付けられて動き辛くなるよ!」
T「もう、遅いみたいだよ。囲まれてるし。」
最早絶体絶命さあどうなる?
って無事だから今その話してるんだけどねσ^_^;
どう切り抜けたらはまた次回ね。
バイバイ!
byフルト
自分に出来るお礼はノートを充実させることです(^_^)a