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虹のカケラ

光を待つ君へ

こんにちは、君の季節に春はやってきたのかな?

こう言う環境が変化する時って人間界に限らず世界中のあちこちで変わったことが起きるんだよね(・∀・)

で、今回はレミラ姉さんのお話なんだ。

レミラ姉さん、とっても真面目に魔法の勉強を頑張ってるんだ。

最近特に分厚くて古い本取り出しちゃって真剣に読んでるんだ。

レミラ姉さん凄く悩んでる様子だった。

そう言えば前に、

レミラ(R)「私達は生まれながら属性ってあるのだけどもっと、才能の違いは複雑で、体術、武術、魔術、化学、魔具と私達がまだ知らない能力があるのよ。私はどうやら強い魔具で力を引き出すことが出来るみたい。」

って誰かに言い聞かせるように呟いていた。

そんなレミラ姉さんの動向をいち早く掴んだのは僕じゃなくてギャマナ姉さんだった。

レミラ姉さんはその日いつもよりずっと早く起きてこっそりまとめておいた荷物を持って外へ出たんだけど、

ギャマナ(G)「おおレミー、こーんな早くに何処行く気なんだ?」

突然後ろから声かけるからレミラ姉さんびっくりしてでも大声出すの精一杯堪えて、

R「おおっと…。もう何よ、急に後ろから声かけないでよ。」

G「なーにレミー、振り向かせようといきなし肩叩いた方がびっくりするじゃん?」

R「まあそれはそうだけど何で付いてくるの?」

G「ええ!?だってまだ幼くてか弱い女の子、しかもレミーはかわゆい妹だ。姉として守ってやるのはとーぜんだろ?」

レミラ姉さんは頭を抱えやれやれと困った顔して

R「分かった。でも邪魔しないで。」

G「おお!?何だその言い草。アタシゃ守ってやるって言ったんだぞ!安心しろ、もしも変な輩が現れたらアタシの必殺奥義、ハリセン爪で一掃してやらー!奥義だけに扇子だ!爪だけに一掃だあっはっはー(^O^)」

と爪を振り回してポーズを決めているのだった。

R「お姉ちゃん!それよ!!」

G「え、どれ?」

R「だから、頼むから暴れないで!!」

G「んで、何処行くんだよ?」

R「珍しい石、探しに行くの。」

レミラ姉さんは半ば諦めたように渋々打ち明けた。

ギャマナ姉さんは手をポンと叩いて、

G「おお!!そっかぁ!レミーも一丁前に宝石集めてお洒落する気なんだなー( ̄∇ ̄)」

ニヤニヤして顔近づけるギャマナ姉さんだけどレミラ姉さんは目を閉じて首を横に振って、

R「違うわよ。天空界と人間界の狭間にある幻界山よ。人間界の冬の終わりに凍りついた虹が硬い結晶になってその山に降りてくるのよ。その結晶は魔力を高めてくれる、そんな力が宿っているって前に読んだ本で書かれていたのよ。」

レミラ姉さんは周りに聞かれないように声を潜めたのにギャマナ姉さんってばそんな大声で(;´д`)

G「えええ!!?そーんな危険なとこに1人で行こうとしてたの!?そりゃ大変だよぜってー付いていくよΣ(゚д゚lll)」

レミラ姉さんはガッカリしたように俯いて溜息ついて、

R「あーあ、精霊や神々に見つかったら計画が台無しになるのにな。」

と小声でぶつぶつ言ったけどギャマナ姉さんったら相変わらず呑気なギャマナ姉さんはヘソだしの派手な格好してて、

G「ならアタシいたほーがぜってーいいじゃん。この、Gジーアイドルことギャマナちゃんがいたら山の精霊が美しいアタシに惚れて虹のカケラ恵んでくれるかも知れないじゃん。そこで、お付き合いまで迫られたらあーどーしましょ(´∀`*)アタシ好みだったらこのまま山ガールってのになるのかなぁ?でもアタシゃかわゆいレミーのために…嗚呼!悩ましー!」

と、勝手な妄想広げて頭を抱えるギャマナ姉さんを横目で見ながら、

R「ほら、これだから心配なのよ(-。-;」

と違った意味で頭を抱えるレミラ姉さん。

さて姉妹の旅の行方はどうなるのだろう?

まだ旅の話は長いので続きは次回の手紙でね!

バイバイ(^O^)/

byフルト


自分に出来るお礼はノートを充実させることです(^_^)a