マガジンのカバー画像

花と暴力

15
夜野なみだのコラム集です
運営しているクリエイター

記事一覧

【エッセイ】  春に祝え

春が喜んだ。 布団のすぐ横にある窓を開けると見える桜が色づき始めて、私の視界にもとうとう…

100
52

その日、かわいいと背中合わせの人と一緒に、東京を既読する

「今日は!  東京を!  既読する会です!  傘をさして、気をつけて待ち合わせ場所に向かい…

57

情けない

昨日の日記に書いた通り、日曜日に出張で東京に来た父親と食事に行った。 楽しみの感情半分と…

61

未だにテロリストを止められないぼくは 【エッセイ】

わたしたちが続ける生活の中に、どうしても誰かに伝えないといけない "瞬間" というものがある…

55

もしも総理大臣になったら 【エッセイ】

もしも、わたしが総理大臣になったら もしも、わたしが大統領だったら 小さい頃、公約、マニ…

49

グミのことをご飯と呼ぶのはもうやめた

一人暮らしのあるあるで、"食事の優先度が低い"というものがある。コンビニやスーパーで適当に…

59

よだかの星は空に流れる【エッセイ】

そしてわたしは、空に溺れる。 とにもかくにも、こうしなければならない、こうでなければならない、と断定する言い方をされてしまうと、あまのじゃくなわたしはつい反抗してしまいたくなる。 だからわたしは、冗談以外で絶対にこう、という言い方は避けてしまうが、唯一、これは絶対にこうだよね、と同意、共感を求めてしまうものがあるとするならば、それは宮沢賢治の短編小説、「よだかの星」についてである。 『よだかは、実にみにくい鳥です』から始まる、本当に短い物語なのに、こんなにも美しく、涙が

春のつま先  【エッセイ】

2年後も3年後も、"ずっといい"そう思える季節が、「春」でしょうか。 このあいだ、友達から急…

55

くたばれ、くそババア!

【手紙】 拝啓 季節は春に向かって動き出している中、東北の山々、道路にはまだ雪が残り、寒…

53

【コラム】自分のことしか考えないバカ

自分のことしか考えないバカ、それは私自身だった。  さかのぼること約一週間前、12月26日…

66

【コラム】映画を観たいけれど、映画の探し方がわからない人に向けた、映画の探し方と…

※WARNING はじめに、 このコラムは映画中毒者による、 映画中毒志願者に向けたコラムとなって…

60

【コラム】黄色い空、青い太陽の絵

(投げ銭形式なので、最後までお読みいただけます。) 都合のいい「個性」「自分らしく」な…

200
88

いのちの賞味期限  【コラム】

人の身体が壊れる瞬間は、突然やってくる。 私が2年前、2ヶ月も経たないうちに会社を辞めたの…

480