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だらだら駐妻、マレーシアで日本語教師の資格を取る。②

前回の話はこちらから

今回もほとんど感想ですが、どんなことを勉強していたかもすこーしだけ触れようと思います。

何が大変だったか

大変だったことは、家から学校までの長距離通学もありますが、しょせん週2回。慣れればなんとなく生活リズムができるわけで。
一番大変だったのはなんと言っても家族や自分の体調不良で通学や課題ができなかった時です。
もっと言うと、一旦ストップしてしまった勉強を再開するときが本当に大変だった。

 子どもがまだ小さいので風邪はしょっちゅうだし、夫はコロナに罹るし、わたしは何だか胃の調子がずっと悪くて何度も病院に行く羽目になるし・・・で、家に子どもがいるときに勉強していると「勉強やめて!」って子どもは怒るし。
 
 それで数日間まともに勉強できないでいると、また元のリズムに戻すのがとーっても大変でした。何から手をつけなきゃいけないんだっけ?って毎回わからなくなるくらい、休んだ授業の課題が溜まっていく。

 あと、子どもが体調不良でしばらく家にいなきゃいけない時「わたしが好きでやってることだから、夫に仕事を休んでもらって授業に行くのは・・・」と何となく引け目があって、休んでもらうことはしませんでした。
(この辺どうするかはお子さんいる人は事前に話し合っておいても良いかも。)

 ちなみに、毎回授業は撮影してくれたため後でオンライン上で見返すことができたので、寝る前に授業だけ見たりしてました。

 そんなこんなで何度もお休みをもらいましたが、出席率はちゃんとクリアして、課題も(実は一つ飛ばしちゃったのがあるんだけど、大きな問題にはならず)休んだ分も何とかやっていくことが出来ました。

課題はすごく大変、でも楽しい

 課題は主に教案作成(学校教育でいう指導案のこと。授業の流れを決める)やパワポやカードなどの教材を作ることでした。
要は、教科書に沿った授業ができるように準備していくことがほぼ毎回の宿題。
これが思いの外時間がかかりました。そして、時間をかけて準備したからといって良い授業ができるとは限らないということを痛いほど思い知らされました。

 他には「与えられた言葉について、その言葉の意味や例文を調べずに考えること」。
 例えば「〜ずにはいられない」の例文をいくつも考えたり、授業の導入で扱うならどの例文がいいか?どんな意味で説明したら良いか?を考えるものも課題でした。

 どちらも大変ではあったものの、言葉の意味や使い方について改めて知る機会となり「日本語ってこんなに面白いものだったのか」と感じることが多くありました。あとは、考えたものを見てもらって意見をもらったり、話し合ったりすることがすごく楽しかった。
 普段ママ友とも、家族ともしないような話を時間をかけて議論して、知らなかったことを発見していく時間は、何ものにも代え難い大切な思い出になりました。

安心しながら授業が受けられた

 たぶん、西尾先生に会ったらみんな好きになってしまうんちゃうかな、と思うくらい、対面での講座を担当してくださった西尾先生は素敵な方でした。
先生が怖かったらみんなやる気出ないでしょ?(いや、たまにそっちの方が燃えるって方もいるのでみんなじゃないか)
 先生、とっても優しいんです。でも、大事なことはしっかり言ってくださる。ほんとはもっと言いたいことあったかもしれないけど、「ここだけは」という部分を的確に教えてくださって大変ありがたかったです。

 たたでさえ、自分の考えたものを発表(模擬授業)するのは結構緊張するし、恥ずかしいです。でも、適度にリラックスできる環境だったので、考えもまとまりやすかったし、意見も言いやすかったです。失敗したなーと思っても「大丈夫、また頑張ろう」と思えました。
 これから生徒さんを持って授業をする上でとても大切なことを西尾先生の教え方から学んだと思います。

今とこれから

 今は数名の生徒さんにボランティアで初中級の会話やビジネス日本語を教えています。今後はオンラインなどでも教えたいし、生活するために日本語を必要とする(あるいは趣味で勉強したいと考えている)LDや発達障害、知的障害のある方向けにも授業ができないかも考えていきたいなと思っています。
 あとは・・・
 いつも家で勉強しているときに頭に浮かんだのは、前職で関わった、外国から移住してきた人たちでした。わたしが関わった人たちは、日常生活にいろんな困難を抱えており、日本語が今よりもできれば、もう少し生活が改善されるだろうな・・・と思わされることが多々ありました。
(もちろん、日本語が話せる側が歩み寄っていくことも大事ですが。)
 今後、日本語や日本が好きという方はもちろん、いずれはそういった方の支援もできたらいいなあとぼんやり考えているところです。

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