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【短歌】〜2/3 真っ白なアイスクリームの嘘の味



革命が3分待っても起こらないカップ麺以外失格の世界
(待)

売れ残るぬいぐるみのみ生きていて命は死へのカウントダウン
(余)

売れ余りSALE‼︎檻の老犬の世界を信じるおておすわり(余)

どうせこれ的確ではないだろう手を握るタイミングも何も(的)

じれったい外して結ぶさくらんぼ待ち続けるを裏切りという
(待)

あなたとは指切りげんまんばかりして針万本飲めたなら(指)

君に成り欲しい言葉を考えて送った後に我に返り

同じ歯の抜け落ちていること 輪を指に嵌める意味とは違うか
(輪)

僕たちの関係性の過不足を貸し借りしては別に寝る夜(不)

五月雨は君を濡らすため降っているどこかで泣いてて顔の良い君(顔)

永遠を願う蚊の潰れた鮮血が君に垂れてまだ熱を帯びている



盤上にアイスクリーム溶けて落ち 傷口 気怠く37°(盤)

愛してるかもくらいだから言わないね陽だまりの中かくれんぼしよ(かも)

'いい声で鳴く'と書かれた恋人の静謐さごと抱き上げて今日(鳴)

遠浅の海に地球を感じると隣の君を近過ぎと思う(地球)

堕ちていく優しささえも欲となり初めて味を転がしていた秋(欲)

真っ白な嘘っていったいどんな嘘?僕らは死んだりなんかしないよね?(白)

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