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夜月 零一です。 よるつきのセカイのヒトビトと一緒に日々のこと、かきたいものを自由気ま…

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夜月 零一です。 よるつきのセカイのヒトビトと一緒に日々のこと、かきたいものを自由気ままに描いています。

マガジン

  • YORU珈琲店の自由帳。

    よるつき の セカイ の ヒトたち が じくう を こえておとずれる かふぇ に おいてあるのーと と みんな の かいわ。

  • 絵と文。

    よるつき の え と ものがたり を まとめてるところ。

最近の記事

最近、知らない創造者気取りのお兄さんがインしてきたし君存の方には距離感バグの子犬みたいな少年が登場してきたしで文字にしろ絵にしろ記録が間に合わないい… わたしが人型じゃない時に誰か半分に分けてくれたら二人になってもう少し効率よく記録できるのかもと思う。

    • “君の在り方”は閉ざされた物語、宇宙を巡ってそのずっとずっと後の同じ世界線のあたらしいものがたりが“君との在り方”。 キミを知って、キミとぼくの物語をつくる。 もう失敗はしたくない。

      • 【SS】10月の夕刻

        日が落ちて世界が橙色に滲んで境界が曖昧になった頃、繁忙の街の喧騒の中を人波を無視して鼻歌混じりに軽やかなステップを踏みながら歩く男がいた。 背の高いその男は長い2本の尻尾を靡かせながら、まるで誰にも見えていないかのようにひらりひらりと雑踏の中を舞っている。 髪も肌も服も、全てが橙色に染め上げられていて今にも消えそうな幻のようだとも思った。 本当に見えないもの…将又見えてはいけないものなのかもしれないー それでも俺は好奇心からかその男を追いかけて早足に道路を渡る。 高いビル

        • ある日の会話。(24.10.8)

          「しあわせは人それぞれな訳でさ、僕が察するにキイチはユエンにくっついて寄り掛かっている事で安心できるしそれを拒絶されないことが嬉しくて、ユエンはキイチがそうやって自分をちょっとした止り木としてでも頼ってくれるのが嬉しいのだと思うよ。そういう小さな気持ちの積み重ねが彼らのしあわせというものだったんじゃないかな。…当て付けの愛も付け焼き刃の幸せも…結局は誰かが見せた幻想、…誰かにとっての理想、そうだろう?」 癖毛の白髪を長く伸ばした青年は鼻先まで落ちた丸眼鏡を鬱陶しげに指で押し

        最近、知らない創造者気取りのお兄さんがインしてきたし君存の方には距離感バグの子犬みたいな少年が登場してきたしで文字にしろ絵にしろ記録が間に合わないい… わたしが人型じゃない時に誰か半分に分けてくれたら二人になってもう少し効率よく記録できるのかもと思う。

        • “君の在り方”は閉ざされた物語、宇宙を巡ってそのずっとずっと後の同じ世界線のあたらしいものがたりが“君との在り方”。 キミを知って、キミとぼくの物語をつくる。 もう失敗はしたくない。

        • 【SS】10月の夕刻

        • ある日の会話。(24.10.8)

        マガジン

        • YORU珈琲店の自由帳。
          15本
        • 絵と文。
          11本

        記事

          『ずっとずっと、こうしてまた生まれてこれるまであたたかい夢を見ていたんだ。あの日確かにオレは死んだけどハワードがずっと離さないで守ってくれていたからあたたかかったんだ。今度はオレが守るからな、だってオレが兄貴なんだから』 ーレナード

          『ずっとずっと、こうしてまた生まれてこれるまであたたかい夢を見ていたんだ。あの日確かにオレは死んだけどハワードがずっと離さないで守ってくれていたからあたたかかったんだ。今度はオレが守るからな、だってオレが兄貴なんだから』 ーレナード

          時と願い

          後悔する度に時間を戻せたらと思う だけどそれは叶わないこと やり直すのは矛盾した魂の一部だけ。 もう一度、君と もう、間違わないから お願い

          時と願い

          深夜、自由時間。

          俺たちの夢の中にはひとつのセカイがある。 言い換えると、現実から意識を切り離した時に必ず辿り着く場所がある。 赤と青の月が昇る明けない夜空、 産業革命時代のような工業団地、 ランドマークの大規模商業施設、 町全体にタールを塗りたくったような廃れた路地、 這い回る影、 他種族が行き交うクエスト紹介所、 等、諸々がそこには存在する。 そんな中で昨日から今朝にかけて、俺は倉庫型商業施設でデカイチ(でっかい方のキイチの略)と買い出しをしながら、前貰った古着だけど…とかとてつもな

          深夜、自由時間。

          ある日の会話(24.09.20)

          「…それはなんですか?…随分と弱っているようですが…」 いつものようにカウンター席でコーヒーを啜っていると手の空いたマスターが俺の隣の席に置かれたケージを眺めてそう言った。 俺はカップから口を離してそれに視線を移す。 丸っこくて青白いー手提げ付きゴミ袋を縛った見た目のーナニカがケージの中でドス黒いタールのような液体を撒き散らしながら震えている。 「生ゴミですね。ああえっと席に置いてすみません…物理的に汚しはしないと思います、が床に降ろしますか」 「いえ、大丈夫ですよ。お

          ある日の会話(24.09.20)

          ちのはて

          また駄目だった また救えなかった また伝えられなかった また

          ちのはて

          無色

          無色すぎて色に迷った

          ある日の会話(24.9.13)

          話し声が近くに聞こえて夢現からゆっくりとそちらに意識を向けていく。 聞こえるのはマスターと少年の声。 カウンターテーブルに突っ伏したまま重い瞼を薄く開いて声の方に焦点を合わせていると目の前が突然真っ暗になった。 「あっこら、ハワード…!寝てるヒトのジャマしちゃダメだぞ」 慌てたような少年の声とそれに返事をするような猫の鳴き声がして再び目の前が明るくなる。僕はゆっくりと瞬きをして呼吸を始めるとテーブルから体を起こし、肘をついて重たい頭を抱えて覚醒を待った。 「…ごめんなさ

          ある日の会話(24.9.13)

          たぐいさん見る度に姿違うから捉えるの難しい…

          たぐいさん見る度に姿違うから捉えるの難しい…

          『“そういうヒトだったんだ”と思われてもいい、僕はそこから逃げるように立ち去った。僕の場所ではなくなったそこにもう戻ることはないだろう。』 ー理

          『“そういうヒトだったんだ”と思われてもいい、僕はそこから逃げるように立ち去った。僕の場所ではなくなったそこにもう戻ることはないだろう。』 ー理

          ある日の会話(24.9.10)

          カラランッ! 珈琲店の扉が勢いよく開かれ、扉に付いているベルがけたたましく鳴った。 カツカツと早足に靴の音を立てて入ってきたのは黒い制服を身に纏った赤茶色の髪の女性だ。彼女は明らかに不機嫌そうな面持ちで真っ直ぐにカウンター席へ向かってきてテーブルに手をついた。 「マスター、ユエ来てない?」 「いらっしゃいませ。…ユエ…ユエンさんですか?いえ、本日はまだいらしておりませんね」 「マ?あのヤロどこ行ったんだよ…すぐ戻るって言って…」 カウンターの向こうのマスターと目の前の

          ある日の会話(24.9.10)

          由縁が喋ると夕くん黙るの面白い。そりゃあ誰だって自分を元に生まれたようなやつが何言うのか気になる…よな? どうでもいいことではあるけれど誰がだれに属してるのか自分でも把握してないのでそのうち書き出してみたいなと思う。

          由縁が喋ると夕くん黙るの面白い。そりゃあ誰だって自分を元に生まれたようなやつが何言うのか気になる…よな? どうでもいいことではあるけれど誰がだれに属してるのか自分でも把握してないのでそのうち書き出してみたいなと思う。

          君が

          俺に「色」を与えてくれるから。