どっちみち
あれから何年経ったっけ
楽しいことだけ曖昧で
悲しいことにはバイバイできない
胸の痛みだけノンフィクション
どう生きようにも不器用だ
気付けばすっかり無軌道だ
レールを外れた青春の死骸が
アリに運ばれてく
あの日の話をしよう
言葉にして、藍だけを嘘にしよう
錆の浮いたバス停
手をつないだ帰り道
冷めきったアールグレイ
止まってたんだよどっちみち
白いばっかりの明日へ
動き出す退屈の日々
炎天下だけが夢
笑っていたいのさどっちみち
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