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ドラマ『海のはじまり』の魅力

こんにちは、とうふです!

最近ドラマを観ていまして
だいたい1話みて続かないことが多いのですが、今回のドラマは最後までみれそう!というものに出会いました。

そんな期待のドラマ『海のはじまり』の魅力について書いていきたいと思います!

ネタバレも少し含みますので
注意してご覧ください🙇‍♀️


『海のはじまり』


フジテレビ系列で月曜日の9時から放送されています。

なんと第3話は海の日に放送されました!すごい偶然です笑

脚本×監督はあの話題となった『silent』と同じ生方美久さんと風間太樹さんです!

そして、目黒蓮さん、有村架純さんなど豪華な俳優陣が演じています。


あらすじ

東京の印刷会社で働く月岡 夏(目黒蓮)には、化粧品メーカーで働く百瀬弥生(有村架純)という恋人がいる。2人は平凡だが、幸せな日々を送っていた。ある日、夏のアパートで休みの予定を合わそうと話していると夏のスマートフォンに着信が。応対した夏の表情がこわばる。

フジテレビ公式サイトより

フジテレビのサイトから第1話のあらすじをひっぱってきました。
ちなみに第1話は30分拡大スペシャルです。

出だしからもう『silent』の演出を想起させる美しい描写でした✨️

ピアノの音色がシーンを一層引き立てています。

寡黙で優しい夏と明るくしっかり者の弥生は誰が見ても幸せな生活を送っていましたが、たった1つの着信で大きく物語が動きます。

1話目から情報量と展開が盛りだくさんで頭が追いつきませんでした。笑

『海のはじまり』3つの魅力

さて、ここからは『海のはじまり』を3つの観点から魅力に迫ります!

①マイナスな感情の描写

②多様性のあり方

③ことばと表情

以上についてシーンも混じえて伝えていきたいと思います!



ここからは第3話までのネタバレを含みますので
お気を付けください🙇‍♀️









①マイナスな感情の描写

この作品ではマイナスと捉えられる感情や行動をリアルに描いています。

例えば第3話で夏と弥生が海(泉谷星奈)を1日預かるシーンがあります。帰りに水季の母親である朱音(大竹しのぶ)は、海の母親になろうと思い始めている弥生に対して、厳しい言葉を浴びせます。

本来なら弥生のいる場所は水季がいるはずの場所。
海を産んで育ててきた水季をみてきたからこそ弥生の存在を素直に受け入れられないことがうかがえます。

また、夏の家に海が遊びに来たシーンでは、
元気なフリをしている海に対して、夏は元気ぶっても意味ないと伝えます。

海はその言葉で今まで抑えていた感情を吐き出します。

悔しさ、絶望、不安そうしたマイナスな感情を排除しない描写が観る人に共感を与えるのかもしれません。

②多様性のあり方

ジェンダーの考え方や複雑な家族構成も
今の世の中を反映しています。

例えば、海のランドセルは紺色です。

私の小学生の頃は、まだ女の子は赤やピンク、男の子は黒や青が大半の時代でした。

今ではむらさき、黄色といろんな色があり、性別は関係ありません。

女の子である海が紺色のランドセルを使っていることは、固定観念のない多様性の現代を感じさせます。

また、家族構成についてもいえます。
水季と海の2人暮らしもそうですが、
注目は夏の家族です。

夏は父、母、弟との4人家族ですが、
父と弟とは血のつながりがありません。

「お父さんが2人いる」という表現がありますが、

両親が1人ずついて血の繋がりがある家族であることを当たり前としていないことからも

家族構成にもいろんな形があることを表しています。


③ことばと表情

ことばや表情も目を引く魅力があります。

第1話で水季が人工中絶の同意書にサインをするよう夏に促すシーンでは、言葉少なに表情で事の深刻さや迷いが表現されています。

「間」と「表情」から複雑な心情を表現し、ひとつひとつのことばに重みを感じさせます。

生方さんは、ことばを大切にされているとどこかで話されていましたが、

確かに作品からひしひしと感じる場面がたくさんあります。

「仲が良いことに理由ってある?」

これは朱音が夫婦関係について話した言葉ですが
とても核心のついた一言だと思います。

ことばがそのまま生きて心に届く。
そんな魅力があります。


さいごに

『海のはじまり』の魅力について3つお伝えしました。

あくまで個人の観点から紹介しましたが、まだまだ私も気づけていないいろんな魅力があると思います。

TVerでは全話無料で公開されていますので、

まだの方も繰り返し観たい方も、ぜひふまえて観て頂きたいです!

最後まで読んでくださりありがとうございました!🙇‍♀️

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