斉明

KUA文芸03 | ことばとだからできることを。

斉明

KUA文芸03 | ことばとだからできることを。

最近の記事

「マガマガ・メモリー」を書いてみて

新型コロナウイルスによって、考えさせられたこと、したいと思ったことがあって、記事を書いた。 思えば、大学に入ってから、学校のレポート課題や授業の課題以外で文章を書くのははじめてだった。 だれかに課題としてやれと言われなければ筆を取れなかった自分が、こうして異例の長い春休みに、時間をかけてひとつの記事を仕上げたのは自由研究的な達成感があった。それに、そこまでわたしの背中を押してくれた「ことばで誰かを救いたい」という気持ち、それと書き切るまでを手伝い、見守り、支えてくれた友

    • マガマガ・メモリー

      「こんなことになるなんて、誰も予測できなかっただろう。」 大学が突然の長い春休みに入り、帰省しているわたしに、父はそう零した。 父のその言葉に、わたしは(本当にそうだろうか?)と思った。 そうだとしても、今はひとと繋がることにさえ理由が必要だ。そんな現状のなかでは、同じ大学のみんなに、質問をすることすら出来ない、と思った。 かつて、あんなにも近かった同年代の声が、今は大人の声に掻き消されてしまって、こんなにも遠い。 どうにか、みんなを近くに感じたい。 もし、みんなが不

    「マガマガ・メモリー」を書いてみて