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ダウンタウン・ヒーローズ:早坂 暁

小説自体は30年以上も前のもの。
映画化されたのも30年以上前。
なぜか急に読みたくなって読んでみました。

メルマガで買って読まずに本棚に並べていたものですが、最近本やCDの断捨離を始めていることもあり、もう一度読んで処分しようと思いました。

映画は以前見ていて、薬師丸ひろ子さんが出ていた旧制松山中学の学園物。
そういえば映画は北杜夫さんの「どくとるまんぼう青春期」の一部が取り入れられていました。
戦後の学生の知的な逞しさを感じます。
「セネカ曰く、人民の利益こそ最高の法である」という学生集会での発言は、今も記憶に残っています。

小説は作者早坂暁氏の自叙伝的小説と評されていて、早坂氏が経験したであろう(これも脚色はあると思いますが)いろんなエピソードでつづられています。
当時の学生の様子が浮かぶ1冊でした。

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