【第二の人生】37の章:萬里のパートナーって!?能力者ってこんなに居るもんなの?
*登場人物*
萬里→主婦だったはず?!新たなキャラ登場でさらに戸惑い中。
H氏(おじじ)→リーマン能力者(本物)萬里を引き込んだけど中途半端な指導で不安を感じる・・・。
ミナちゃん→サクヤさんの治療院の勉強会に来ている、自称能力者(萬里と同じ年)マウント女子。
ちいさん→サクヤさんの奥様。九星気学をやってる、感が強い人。
ミナちゃん「実は私
ちいさんと同じ時代、同じ地域に居て
すごい人だったちいさんを
いつも尊敬のまなざしで見てた。
面識はなかったけど物陰から
羨望の眼差しで見てた感じでね。
ちいさんは今みたいに気学をされてて
その師匠みたいな人で雲の上のような存在。
私は能力はあるけど前世では
今ほどは強くなかったのよね。」
本当かどうかはわからない、
今がすごい人のような言い草でもある。
ミナちゃんが居ない時に
ちいさんとH氏と話していたら、
ちいさん「これからは萬里ちゃんも
ミナちゃんみたいにいろんな場所に
行かなんようになるやろね~。
もしかしたら、
萬里ちゃんの相棒ってミナちゃんやないと?
能力もあるし一緒に色々行ってみたら?
ミナちゃんは霊を集めて、自分で成仏させるために
力のある神社に一人でしょっちゅう行くらしいよ。」
『え?』
なんだろう・・・、
このちいさんの言葉ですごく嫌な気分になった。
そしてすぐにでも
お役目を降りたいと思った。
あの人(ミナちゃん)と
組まないといけないってんならやりたくない・・・。
その時からまたひきこもりになった。
受け入れた以上逃げられない。
でも、萬里自身が認めきれてない
能力があるという人間、
どちらかというと苦手な人間と
組んでなんか絶対やれない。
ミナちゃんの話は、
苦労自慢と家族の悪口。
その辺の人と自分は違うという自慢と
卑屈でマイナスな事ばかり、
話を合わせるのも嫌。
何一つ楽しくないし、
尊敬もできない人から指導なんか
されたくない。
ましてや、この先
何十年あるかわからない日々を
組まないといけないなんて、
グルグルと四六時中考えて
家族との会話も忘れてた、
というか考えすぎて不安で言葉も出ない。
この日のちいさんの言葉から
極限まで不安に至ったことを
ダーリンに話した。
それにより、
萬里がふさぎこんでしまったことに
ダーリンは腹を立てた。
ダー「無責任なこと言って
不安にさせるくらいなら
辞めさせてやってください!」
H氏「本当に申し訳ありません。
軽々しく口に出してしまい
混乱させてしまって、
本当に申し訳ないです。」
H氏は関係なかったんやけど
全て私が悪い、私の責任ですと
謝り倒し、
その後のフォローのために
我が家まで駆けつけた。
H氏「ちいさんはああ言ったけど
本気ではなかったと思います。
私が萬里ちゃんに相棒が居ると
言ったばっかりに、
色々と推測させ不安にさせて
本当に申し訳ありませんでした。」
萬里「自分が信頼する相手なら
頼もしいと思ったかもしれませんが、
どんな人かもよく分からないし
信頼もしてない、気が合う訳でもないし
一緒に!なんて言われたら不安で嫌で
がんばろうって気になんかなれません!」
ダー「こんな不安に陥れるんだったら
役目なんか
辞めさせてやってください。」
H氏「本当に申し訳ありません。
ハッキリと分からないことを
口に出すのはいけないと
よくわかっているつもりでしたが
配慮が足りず本当にすいません。
ただ、これだけは
ハッキリ分かっている事なんですが
萬里ちゃんはミナちゃんと
比べ物にならないくらい高いレベルの能力者です。
それは確実に分かっています。
だから、ミナちゃんと同じやり方
でやる訳ではありませんし、
彼女から教えてもらうようなことは
何もありません。
なので、いつの日か現れるはずの
萬里ちゃんの相棒を待つことにしましょう。
今後は私がしっかりフォローしていきますので
何かあれば悩まず、すぐに相談して下さい。」
よくよく考えたら、
不安にさせたのはH氏でなくて
ちいさんの安易な言葉。
なのに、
H氏は土下座の勢いでひたすら謝る。
萬里がこの先お役目を
全うできるようになるまでは
H氏はこうやって他人のフォローまでして、
萬里のモチベーションまでも
保たせないといけないのだろうか?
世間話のようになにげなく言った
ちいさんだったけど、
萬里の気持ちはどん底まで落ちた。
ちいさんは感があるといっても
萬里が教えを乞うほどの人
なのかどうかは疑わしい。
でも萬里は、
まだたくさんの事をよく知らないし
今居る周囲の人達の様子を見ていくしかない。
萬里の気持ちは少し持ち直したが、
最初受け入れた時の勢いは萎えた。
ダーリンは、
萬里が役目を受け入れたことで
萬里の体調や環境、
生活が激変して不安定になっていることが
全て『気に入らない』
という気持ちが増してる。
しょうがないとは思うけど
(;´д`)
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