【第二の人生】20の章:受け入れたからには色々知りたい
*登場人物*
萬里→主婦なんですが、楽になりたい一心でとんでもないこと受け入れてしまいました(一応お話の主人公)
H氏(おじじ)→リーマン能力者。萬里スカウトに成功なう。これからは萬里の教育係(?)
H氏は、
ホッとした顔をしている。
『受け入れます!』
とは言ったものの、
実は何を受け入れて
しまったのかすら分かっていない。
萬里「あの、今受け入れます!と
言ったんですけど。
これから何を
どうすればいいんですか?」
H氏「今、受け入れた瞬間
萬里ちゃんのスイッチが
切り替わりました。
すぐには分からないと思いますが、
これから、私がしっかりフォロー
していきますから、
よろしくお願いします。」
ん〜、こうなったら自分の事を
もっとよく知らないといけないな。
自分が一体何者なのか!?
まだまだ、
聞かないといけない事は
たくさんある。
萬里「これから、
萬里にどんなことが
起こるんですか?」
H氏「萬里ちゃんは、
今までずっと
視え聞こえ感じていたのに
自覚がありませんでした。
まずは五感を使い、
認識していくことから
始まると思います。
と言っても、
私に教えられた前世の萬里ちゃんからの
情報の限りでしかありませんが。
何がどう、
というのは人それぞれ違うので
今ハッキリ返答はできません。
萬里ちゃんが受け入れてくれたので
やっと、萬里ちゃんの守護さんとの
やり取りがスムーズに
できるようになりました。
最初は姿すら視せて
いただけなかったんですよ。
その御姿(全貌)は、
私ごときのハナクソのような人間には
簡単に視せてはいただけない、
それほどの力を持つお方なんです。
まだ私は、
萬里ちゃんの後ろの方から
完全には認めていただけては
いないようですが。」
萬里「あ、守護さんて
前世の萬里ですよね?
どんな方で、何をどうしていたのかを
よく知りたいんです。」
H氏「これからは、
後ろの方から色んなことを
教えられると思います。
それは私にだけでなく、
萬里ちゃんに直接も含めです。
1つ1つに
大事な意味があるので、
1つも逃さず見て聞いて
頭に留めておいてくださいね。」
萬里「はい・・・。」
・・・聞こえねぇつってんのに
見えねぇつってんのに(。-_-。)
萬里「H氏が分かる限りの
萬里の前世の事をもっと
教えてくれませんか?」
H氏「前世の萬里ちゃんが
生きていた時代は、
日本の弥生時代にあたります。
おばあ様も強い力のある方で
民のために術を使い、
導いてらっしゃいました。
その孫にあたる前世の萬里ちゃん、
おばあ様のその力を丸ごと
受け継いでいます。
私達は人々を『導く』事が
本来の役目です。」
萬里「『導く』って、
一言で言われても実際
それがどういう事なのか?
って分からないです。」
H氏「それは追々
分かっていきます。」
萬里「なんか、
言ってる事難しくて
ちょっと分からないんで、
まず、H氏自身が今に至るまでの話を
聞かせてもらえませんか?
参考になるんじゃないかと思うんです。
追い追い分かるにしても、
今何一つ理解できてない。
さっぱりなんで、
自分なりに考えられるように
ヒントを色々ください!」
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