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カカエル から ツカエル シカエル サカエル へ ワークシェアのお話

➀カカエル

皆さんは、買い物に行って手に取った品物に
新品のはずなのに傷がいっていたり
みょうにしわが寄っていたり
そんな時はどうしますか?

おそらく同じもので他に在庫がないか
お店のスタッフさんに確認することと思います

これって、お仕事でも同じことが言えます
複数いるスタッフさんの中で
お仕事の割り振りがうまく回っていないと
特定のスタッフさんに過重に負担が偏ることが
よくあります(もちろん、原因はさまざまです)

この時スタッフさん間の仕事の割り振りと
バランスについて経営者の目が行き届いていれば
積極的に修正は可能ですが、
何らかの事情でそこまで注意が回っていなければ
スタッフさんが「カカエル 抱える」ことに
なります


そうなると、スタッフさんが自ら改善を申し出て
シフトやオペレーションを変えてもらうか
周囲のスタッフさんが異変に気付いて報連相するか
でもしないかぎり、
お仕事の割り振りのバランスを見直すことが
かなり難しくなります

この状態を放置してしまうと
冒頭の”傷がいっている””しわが寄っている”状態に
なってしまうわけです

そしてさらに困ったことに
たいていの企業さんではそのスタッフさんと
同じ事ができる他のスタッフさん(=冒頭の例
でいう在庫)がいない状態かと思います(ちょっと
言葉があまりよくなく申し訳ないです)

さて、いよいよ困りました
こんな状態でご相談に来られるお客様は
非常に多いです

②ツカエル

もちろん、可能な限りお困りごとを解決できるよう
ご提案をするわけですが
それと同時に、”備える”に変わるご提案も
合わせてさせていただくことがあります

過重負荷の中で、代替性があり、繰り返し発生する
単純作業系の業務があれば、それを切り離し
ツールに代わってやってもらうというご提案です
機械が代わってくれる環境を創りだせば
その代わってもらった部分にかけていた時間が
浮くわけですから、その間に割り振りを見直して
傷やしわを取り払いましょうよ、ということです

これが、カカエル→ツカエル

③シカエル(し変える)

もちろん、機械もピンチヒッター的な役割から
入りますから、これが恒常的に”ツカエル”ようになるまで
微調整やメンテナンスは必要になってくると思います

ですが、これでスタッフさんの心身の健康、
今後も安心して勤続していける環境を
整えられる
のであれば
非常にありがたい話だと思うのです
だって、例えばAさんという人間は
”在庫がありません”から・・・
(言葉があまりよくなくて申し訳ございません
趣旨が伝わるとうれしいです)

ここが、ツカエル→シカエル(し変える)

④サカエル

最終的に、浮いた時間でオペレーションや
割り振りを見直し
可能な限りスタッフさん全員が気持ちよく
仕事ができるように環境を整えることに
経営者さんが専念できれば、
まず考えられる一番大きな効果は
「人がやめなくなる」です

理由は大きくふたつ。
➀どうしてもの事情が発生していても
周囲に迷惑をかけることに気後れして
言い出すことができないということがなくなり
スタッフさんの心理的な重圧が軽減される

②周囲のスタッフさんからしても
今後の自分の姿に投影することができる
ので、安心材料になりやすい

そうなるとマンパワー同士の連携が取れ始めるので
会社の車輪が加速度を徐々に増していきます

これが、シカエル→サカエル につながっていきます

終わりに

このお話の元型というかインスピレーションは
和歌山県印南町の”かえる橋”プロジェクトにあります

印南町さんの場合は、かえるさんは
考える」「人をかえる」「町をかえる
古里へかえる」「栄える
の5つのかえるさんだということですが
このお話に非常に感銘を受けたのと
もともと私がかえるスキというのもあり
使用許可を得て使わせていただいております

あなたの、
会社の、
みんなの、
今までの、これからのお悩みが、
すっきりケロリンできることを心から願います

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