見出し画像

50歳からの肩書は何?

自分の肩書なんて、カタギの人はあまり考えないのだろう。

会社員であれば、**会社**部**課長といった会社名の肩書がある。しかし、定年になったら?
政治家であれば、**議員という肩書は名刺に書ける。
一番格好良いのは名前だけの名刺だ。肩書は一切入れない。しかし、それで通用するのはよほどの著名人だろう。

私は40歳で退職し、41歳のときに上京して知人と会社を立ち上げた。そのときの役職は取締役だったけれど、メディアに載るようになってから肩書が必要になった。

「ジャーナリスト」…いやいや、違う気がする。「エンジニア」…それは昔の話。

今まで付けたのは、「IT企業社長」「政治コンサルタント」…どれも違う気がする。

最近は「ネット選挙コンサルタント」が多い。しかし、この肩書でネットメディアに記事を書こうもんなら、タイトルしか読まないようなヤツがコメントで絡んでくる。自分でも「軽いなあ…」と思ってしまう。

2年前、勝谷誠彦が自分の番組『カツヤマサヒコSHOW』内で、私に突然付けた肩書が「ポリティカル・コーディネーター」だった。
意外とこれは気に入っていたけれど、「コーディネーター」というのがどうも引っかかる。しっくりこない。
だから「ネット選挙コンサルタント」を変えることができない。

そこで、なにかないかと考え続けた結果たどり着いたのが

ポリティカル・ストラテジスト(Political Strategist)

そのまま訳すと「政治的戦略家」となる。日本では聞いたことがないが、アメリカでは普通にある職種らしい。これなら、今の業務内容にも合っているし、これから目指す方向とも外れてはいない。

先日出演した『報道1930』(BS-TBS)では、視聴者にわかりやすい肩書ということで「ネット選挙コンサルタント」だった。少し残念ではあったが、わかりやすさは大事であり、日本にひとりしかいない肩書を見て「ハイパー・メディア・クリエイター」のように受け取られるのは予想がつく。

画像1

肩書は、自分の希望のものを付けて、育てていくものなのだ。

業種によっては、55歳から給与が半分に減ってしまうところもあると聞く。そのまま会社に残るのか、定年後を見据えて転職もしくは独立するのか悩む人も多いだろう。もしそのまま会社に残るとしても、定年後に名前だけで何もなければ、新しいことを始めるにもゼロからのスタートとなりしんどい。

個人で何か始めても「私は高橋と言います。昨年定年になって、今はいろいろとやっています」としか言えず、相手は話のきっかけもつかめずに「早く帰りてえなあ」と思うだろう。

肩書をつけるということは、他人に自分を紹介するときに、相手が一瞬で理解してくれるものを作るということであり、早めに考えておけば、そこに自分を近づけることもできる。キャンプの好きな人が「プロキャンパー」と名乗ったり、アイドルオタクが「サブカル評論家」を名乗っても良いのだ。それから極めれば良い。

自分の肩書を考えてみませんか。


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
3
ポリティカル・ストラテジスト、株式会社VoiceJapan/株式会社世論社代表取締役、武蔵大学非常勤講師、『ザ選挙』(現『選挙ドットコム』)運営、電子楽器のエンジニア(ローランド)から、政治とインターネットの世界へ。長野県上田市生まれ、横浜在住。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。