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「タヒにたい」と言われたとき

こんにちは。宮川澪だよ。昨日さ、SNS見てたらさ『タヒにたいって友達に言われたけどどうしたらいいかわかんない』ってのを見かけたから私の考えを置いとくね。

はじめに

とてもセンシティブな話題です。読むのが嫌だったら閉じてね。

死にたいと相談されたのは貴方で、相談者はあなたの友達とします。
私は〝貴方は人生において『タヒにたい』と思ったことがない人〟として文章を書きます。
それではれっつらごー

気構え

まずは、貴方の気持ちの持ちようについてお話します。
結論から言うと、話半分に聞けば大丈夫です。理由は2つあります。
1つはタヒにたいと思ったことがない人がその感情に共感するのは不可能に等しいからです。当たり前ですね。それを無理して良いことを言おうとしても結果はネガティブなものになると思われます。
もう1つは、タヒにたいという感情に共感できなくても鬱々とした雰囲気に飲み込まれることが多々あるからです。貴方まで落ち込んじゃうのは馬鹿らしいったらありゃしないです。
タヒにたいと思う人間と思わない人間では、もう種類が違うんですよね(もちろん良し悪しじゃないよ)。貴方は無理に合わせる必要は全く無いです。
この先も読んでいただいたらよく分かるとは思いますが、とりあえずは死にたいって言われても『そうなんだ』くらいで大丈夫です。

『タヒにたい』の種類を見極めよう

実は希死念慮には種類があるんですね。
そして、その種類によって貴方の相談に対するアプローチも変わってきます。では見ていきましょう。

・憂鬱
まず、憂鬱症による希死念慮です。死にたいと言ってあなたに相談する人間の中ではこの種類が一番多いでしょう。『〇〇で辛い、タヒにたい』というふうに。
でも、ここで大切なのはその原因(ここでいう〇〇)を解決さえすれば希死念慮が消えるかと言ったらそういうわけではない。ということです。
先程も申し上げました通り、希死念慮を持つ人間と持たない人間では根本的に種類が違うんです。
理解できないかもしれないけど、そういった人間は気持ちが落ち込んでいたら希死念慮がフツフツと湧いて出てきちゃうんです。原因は後から着いてくるって言っても過言じゃないです。(嘘、それは過言かも)
話の流れの中で原因にコミットすることはあるとは思いますが、原因をなくせば万事良好というわけではないってことはぜひ覚えておいていいんじゃないかなって思います。

・衝動的
次に衝動的に身を投げてしまう人間です。
実はこういう人間も居るんですよね。何でかはわからないけど、不意に死にたくなっちゃうって人間。
こういう人間は非常にレアケースですし、得てしてふっと居なくなっちゃうんで、貴方に相談を持ちかけるケースはレアです。ですが、もしも相談を持ちかけられたら精神病院にぶち込む他ないです。

・ファッション
ファッションメンヘラなんて言葉もありますが。
本人が辛いと言っているのに、それをファッションだって決めつけるのは心苦しいかもしれませんが、『あ、こいつ、明らかにファッションだな?』って瞬間あるじゃん?
そういう人間は、貴方に相談している『時間』そのものが目的なんですよね。ファッションだから、解決を求めてなくて、執拗に粘着して気持ちよくなるだけ。友達といえど、優しく付き合う必要はないんじゃないかな、、、って私は思っちゃいます。

つまり、一番最初の憂鬱症的自殺にフォーカスしてお話を進めていくヨ!

アプローチ方法

では、ついにアプローチ方法についてお話するよ!

言葉の無力さ
再三言うようで悪いけど希死念慮を持っている人間とそうでない人間では種類が違う気がしてるんですよ私。何が言いたいかって、貴方は友達の悩みに対して『言葉』というツールを使って解決に導くのは非常に危険なんですよね。
1つは先程も話した通り、言葉によって原因が解決したとて、憂鬱症を患っている人間は何かに託けて希死念慮を感じ取ってしまうんです。
もう1つは、貴方の言葉はあまりにも正しく逞しく力強いんです。残酷なまでにね。心が深淵の中に飲み込まれているときに、上にいる貴方が崖の縁から声を掛けようとも『うるせぇよ』位にしか思われないんですよね。(相談してきたのは友達のほうだろうが!ってのは飲み込んで、すまん。)それよりも、自分よりも闇の深いところで笑顔で手を広げてくれている人間の方に飛びついちゃうわけですよ。
だから、ああいう人間はドグラ・マグラとか、人間失格とか、完全自殺マニュアルとかに心を奪われるわけですね。

よく見かけるのが、『死んでほしくない』と正直に友達に言うことです。先程、ことばの無力さを嘆いた私ですが、その言葉や行動は本心からとても美しいと、素晴らしいと感じます。ですが、その『死んでほしくない』って言葉は“なんで、私の気持ちわかってくれないの?”というふうに切り替えされがちです。そうなると二人の間にできたら溝を埋めるのは難しくなっちゃいます。
これはぼくの経験なんですけど、お恥ずかしながら元気がないときに、なんか良いタヒに方ねぇかな?ってググったことがあるんですね、『自殺 楽な方法』って。画面に表示されたのは自殺防止センターの電話番号。僕はあの画面が開かれた瞬間にあぁ、理解者ってこの世にいないんだなって深く絶望したのを今でも瑞瑞しく覚えています。
正しさは刃です。

じゃあどうすればいいの?ってハナシ
私からのおすすめアプローチは大きくわけて3つあります。

・ご飯、睡眠は大丈夫?
こういった精神的な問題だと、往々にして言葉や考え方に頼る人をよく見かけますが、当たり前ですが心ってのは脳であり、つまりは体です。
ご飯食べてますか?バランスはどうですか?睡眠不足じゃないですか?昼夜逆転してませんか?
できれば、(打算的な思考を悟られずに)ご飯や睡眠の心配をしてあげてください。話聞くからご飯行こう!とかできたら最高ね。

・オフラインのコミュニティに参加させる
実はなんですけど、組織の一員としての意識が強く芽生えると人間の自殺率はものすごく下がるんですよね。自分の存在意義を感じやすいからです。
(よく言われる、戦争が始まると自殺が減るってのもこれです。戦争は戦争でもベトナム戦争時のアメリカようにお上が勝手に遠くでやってる戦争では自殺率はあまり下がらなかったらしいです。)
つまり、散歩会でも、部活でも、同好会でも、勉強会でもいいのでなにかオフラインのコミュニティに属させることはその人に存在意義を目に見える形で与えて自殺や憂鬱を抑えることができます。

・約束をつくり続ける
タヒんじゃう人間って、タヒぬ理由を探すのではなく、生きながらえる理由を消すんですよね。何故かというとタヒぬ理由など累々とありそれらが自分にタヒでしか逃れられないほどの苦痛を与えているからです。
逆に言えば、死ぬ理由を作り続けてあげればその人の人生の支えになるんですよね。今度遊びに行こう、ご飯食べよう。そんな小さな約束で大丈夫です。むしろ小さくないと無視されちゃうので。
電話を切るとき、駅で別れるとき、『またね』って言ってあげてください。その小さな一言が信じられないほどの力を持っているんです。

ざっとこんなもんですかね。


たっはー!!!!!!久々にnote書いたから疲れたぜ。
当たり前だけど上にしたのは私なりの答えです。唯一でもないしもしかしたら間違えているかもしれません。ご参考までにって感じ。
暗い話ししちゃってごめんよ

おわり

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