見出し画像

「養老牛丼」をご存じですか?【代表よもやま話⑦】

いらっしゃいませ!  

養老乃瀧株式会社代表・矢満田敏之(やまだ・としゆき)のコラム。第7回は「養老牛丼」について語ります。

ぜひ、最後まで読んでみてください!

■「キン肉マン」の大好物。

誰もが知る人気漫画「キン肉マン」。皆さんは、主人公の「キン肉マン」ことキン肉スグルさんの大好物をご存じでしょうか?

そう。「牛丼」です。

これについては、知っている方もそれなりにいらっしゃるかもしれませんね。

では、次の質問です。作中でロビンマスクがキン肉マンに牛丼を差し入れするシーンがあります。これが「養老牛丼」であることを、皆さんはご存じでしたか?

ジャンプコミックス第5巻より ©ゆでたまご
現在の養老乃瀧メニューより

現在、養老乃瀧の各店舗では、締めの一品として「養老牛丼」を販売しています。他の牛丼チェーンの商品と比べ、お酒の締めにふさわしい、出汁のきいたあっさり味が特徴となっています。

実はこの養老牛丼、長い間販売をストップしていました。今回は、再販までのストーリーをご紹介したいと思います。

■昼間は牛丼店、夜は居酒屋の「二毛作」営業。しかし…。

養老牛丼は、1977年に養老乃瀧の居酒屋店舗で販売を開始した商品です。

皆さんは、かつて私達が昼間に牛丼店を営んでいたことをご存じでしょうか?

70年代から90年代にかけて、養老乃瀧は昼間は牛丼専門店。夜は通常の居酒屋としていわゆる「二毛作」の営業スタイルを取っていたのです。

スタート当時の価格は200円。二毛作だからこその価格だったと思われます。飽きずに毎日でも食べられるあっさり和風テイスト。忙しいビジネスマンのお腹を、長年にわたり満たしてきました。

また東京・新宿に24時間営業の牛丼専門店を出していたこともあります。

1980年当時、新宿西口にあった養老牛丼専門店

その後、牛丼専門チェーン店の増加もあって競争が激化。私達は二毛作営業を徐々に縮小していきました。そして最終的に居酒屋営業に専念することとなり、2000年ごろ、残念ながら養老牛丼の販売は中止となりました。

その後ありがたいことに、お客様から再販のご要望をいただくことは多々あり、検討したこともありましたが、実現はしませんでした。

■大好評の限定復活を経て、再販決定。

時は流れて2016年。

養老乃瀧チェーン化60周年のイベントとして「養老牛丼を3日間だけ復活させよう」という企画が社内で持ち上がりました。検討の結果、私達は当時のレシピそのままに、テイクアウトのみではありましたが、養老牛丼の復活を決定。

2016年11月15~17日の3日間、池袋南口店において100食限定のテイクアウト販売を実施したところ、反響はすさまじいものでした。

当時と同じ200円で販売しました

平日にもかかわらず販売前から大行列ができ、初日は5分で完売。2日目は朝から並んでも買えないぐらいの人気ぶり。用意した100食は、またたく間に売り切れてしまいました。

これに気をよくして(笑)、「定番商品としてオンメニューできないか」と社内での検討が始まったのでした。

オペレーションの検討、昔懐かしい味の再現、ポーションなど議論を重ね、2017年10月、養老牛丼はグランドメニューとして復活。締めの一品として、本格的に再度販売されることとなりました。

■さまざまな楽しみ方ができるのは「居酒屋の牛丼」だからこそ。

ありがたいことに、今ではすっかり定番商品として定着。2020年からは、通販でも取り扱いを開始し、ご自宅でもお楽しみいただけるようになりました。

ちなみに、アメリカンフットボール専門誌「Huddle Magazine」では、養老マルシェで販売している「養老牛丼の具」のアレンジレシピを現在公開中です。食べ盛りの学生アスリートにも大好評のようです。

お酒やおつまみと一緒に楽しむもよし。食事としてしっかり食べるもよし。さまざまな楽しみ方ができるのは「居酒屋の牛丼」だからこそ。「締めの一杯」という、牛丼の新しいスタンダードを作れたら、うれしく思います。

オールドファンにとっては「懐かしの味」。新しいファンにとっては「新感覚の締め」。養老牛丼を、皆様ぜひお試しください!

(終わり)

■養老乃瀧グループ公式HPはこちら

■WEB通販「養老マルシェ」

公式Twitterはこちら







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?