21年目の「白瀧しぼりたて生原酒」シリーズ、好評販売中!
白瀧酒造さんが養老乃瀧グループのためだけに醸造した「白瀧しぼりたて生原酒シリーズ」。21年目になる今年も好評販売中です。
今回は11月から来年3月まで販売する5銘柄を紹介。そして、発売に先立って行われた、第19回「養老乃瀧で日本酒を楽しむ会」の模様をレポートします。
養老乃瀧グループでしか飲めない「しぼりたて生原酒」シリーズ。
白瀧酒造さんの養老乃瀧グループ向けオリジナル「しぼりたて生原酒」シリーズ。全5銘柄をこの11月から販売します。
「白瀧しぼりたて生原酒シリーズ」は、白瀧酒造さんが養老乃瀧グループのためだけに醸造した「無濾過生原酒」。発売21年目となる今年も、2023年の新米を越後湯沢の雪解け水で仕込んだ「白瀧 無濾過しぼりたて生原酒」を全5銘柄、この11月から、月替わりで数量限定にてお届けしています。
これから5カ月にわたって販売する、養老乃瀧グループ各店でしか飲めない5銘柄は以下です。
◆11月「神帰月」純米吟醸(販売中)
◆12月「春待月」純米吟醸にごり(2023年12月14日~)
◆1月「元月」純米大吟醸(2024年1月18日~)
◆2月「初花月」純米吟醸(2024年2月16日~)
◆3月「花見月」純米大吟醸(2024年3月14日~)
なお、販売店舗については以下↓を参照ください。
ちなみに「無濾過しぼりたて生原酒」とは?
「無濾過しぼりたて生原酒」と聞いて、どんなお酒か、説明できますか?
言葉を解析すると
という4パートに分けることができます。
順に説明していきましょう。
①無濾過
わかりやすくするため、ここではいったん説明を飛ばします。
②しぼりたて
日本酒を造る際に、酒母(しゅぼ)・麹(こうじ)・蒸米(むしまい)・仕込み水を加え、発酵させた状態のものを醪(もろみ)といいます。
醪を機械で圧搾(あっさく=圧力で搾る)し、酒粕(さけかす)と液体(=お酒)に分けます。
醪(もろみ)を酒粕と液体(日本酒)に分けるため、一般的に使用されているのが圧搾機(あっさくき)。圧搾機に醪を入れると、酒粕は機械に残り、液体(日本酒)はホースを通って出てきます。
「しぼりたて無濾過生原酒」は、この抽出口から出たものをそのまま瓶に詰めて、即出荷します。つまり、熟成期間(=蔵での保管期間)がないため、フレッシュな味を楽しむことができるのです。
①無濾過(むろか)
通常、日本酒は圧搾機でしぼられ、上の写真の抽出口から出てきた後、濾過装置で濾過を行います。
濾過を行うことで微生物や酵素を取り除くことができ、輸送や貯蔵中に劣化しにくくなります。ただし濾過することにより、本来のうま味や香りも取り除かれてしまいます。そこで無濾過=濾過しないことによって、お酒本来の旨味や味を味わえる、というわけです。
③生(酒)
「生酒」とは「火入れ」をしていないお酒をいいます。
日本酒には微生物が含まれています。微生物は圧搾機でしぼった後も生きて活動しており、活動により味は常に変化します。この微生物の活動を止めるため、一般的には2回に分けて加熱を行います。これを「火入れ」といいます。
火入れをしないことで、生酒のフレッシュなみずみずしい味わいを楽しむことができます。
④原酒
一般的に日本酒は圧搾機を通過した後、タンクに貯蔵されます。その後、香りや味のバランスを整えるため、水を加えてアルコール度数が15度前後になるように調整します。これを「割水」といいます。
この割水を行わないお酒を「原酒」といいます。割水をしないので、お酒本来の濃厚な味や香りを味わうことができます。
皆さん、おわかりになりましたか? 特徴をまとめると
というわけです。
「無濾過しぼりたて生原酒」取り扱い上の注意点
「無濾過しぼりたて生原酒」をお客様においしく飲んでいただくために、注意せねばならないポイントがあります。
無濾過しぼりたて生原酒は濾過、火入れを行っていないため、取り除かれていない微生物が活動し続けています。そのため、味が変化し続けます。長期間売れ残った場合、一番おいしい時期を通り越すと、味も香りも劣化。簡単に言えば、色が変わり、嫌な香りになっていきます。
なお開封後は、保管に気をつけねばなりません。温度や日光、さらには蛍光灯の光にも弱いので、注意が必要です。冷蔵庫外に長時間放置したり、直射日光が当たる場所に保管しては絶対にダメです。
加えて、日本酒を劣化させる原因として「酸化」があります。瓶を横にして保管すると日本酒が瓶内の酸素と触れる面積が多なり、酸化の進行が早まります。よって瓶は必ず立てて保管する必要があります。
第19回「養老乃瀧で日本酒を楽しむ会」
日本各地の名だたる酒造メーカーさんをお招きし、おいしさへのこだわりをお聞きしつつ、自慢の銘柄を養老乃瀧のお料理とペアリングして楽しんでいただく「養老乃瀧で日本酒を楽しむ会」。
今回で21年目になる「しぼりたて生原酒」シリーズの販売に先立ち、11月8日に白瀧酒造さんをお迎えし、第19回「養老乃瀧で日本酒を楽しむ会」を開催しました。
なお白瀧酒造さんについて、詳しくはこちらをごらんください。今回は杜氏の松本宜機さんへのインタビューに加え、お米の生産者も訪ねてみました。
持参いただいたた6銘柄と、ペアリングしたおつまみをご紹介
①無濾過しぼりたて生原酒「神帰月」純米吟醸
②新米新酒の上善如水純米吟醸
③キウイ由来酵母 by Jozen 純米
④白瀧 純米
⑤湊谷藤助 純米大吟醸
⑥上善如水 スパークリング
『養老乃瀧で日本酒を楽しむ会』2023年も開催します
養老乃瀧ではさまざまな酒造メーカーさんをお招きし、日本酒のおいしさの秘密に迫るイベント『養老乃瀧で日本酒を楽しむ会』を定期開催しています。
酒蔵さんがここから繁忙期に入りますので、2023年のスタートは4月。お招きする予定のメーカーさんが決まり次第、皆様にお知らせいたします!
また「日本酒チャンネル by 養老乃瀧」では、日本酒にまつわる最新コンテンツを配信しております。ぜひ、チャンネル登録をよろしくお願いいたします。
では、また!
(終わり)
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