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鼻呼吸で免疫機能を高めよう

・鼻の機能が弱っていると、酸素が不足して体の免疫機能が下がる
・風邪をひきやすい人は、鼻が正しく使えていない可能性がある

■健康面での鼻の役割
①暖かく湿った空気を体内に取り入れる
  ⇒外気がのどに直撃して体温低下すると、白血球の免疫力が大幅に低下
  ⇒体のエネルギーを作る「ミトコンドリア」も暖かい方が活性化する
②空気中の病原菌を排除する
③脳の温度上昇を抑える

・鼻が悪くなると「睡眠時無呼吸症候群」も引き起こしやすくなる
 ⇒高血圧、心筋梗塞、脳卒中、突然死などが起こりやすくなるとの報告あり

・いびきの大きな原因は、口呼吸による舌の位置の低下
 ⇒正しく鼻を使うといびきが改善されることが多い

・鼻が悪いと口を開けるため、口元の筋肉が緩くなることによって顔がたるんだり、舌で前歯を押すようになるため、歯並びが悪化したりする

■鼻呼吸で免疫力を高める
・口で呼吸するのは言葉を発する人間だけ、本来哺乳類は口で呼吸できない。

・口を開けている時間が長いほど、唾液が蒸発しやすく免疫力がダウンする
 ⇒唾液は口から入るウイルスへの抗菌作用や食べ物に対するアレルギー抑制にも役立っている

★口を閉じたときの舌の位置が上あごのくぼみにぴったりくっついているのが正しい位置
 ⇒唾液の蒸発を防ぎ、歯のかみ合わせも正しくなり、舌の筋肉も衰えなくなる

■鼻が良くなる習慣
①一年中マスクを付けるのをやめる
  ⇒口呼吸の原因になる
②入浴時にタオルで5分程度鼻を暖める
  ⇒鼻の血流を良くする。鼻の周辺を押して痛い人は血流が悪い
③仰向けで寝るように体の癖を改善する。枕を低くすると仰向けで寝やすい。
  ⇒うつ伏せや横向きは口呼吸の原因になる
  ⇒横向きは、下になった方の鼻がうっ血しやすくなる
④左右バランスよく食べ物をかむ
  ⇒口呼吸の人は片側でかんで、片側で呼吸しながら食べている
  ⇒片側でかむと、筋肉も左右に偏りができ、仰向けで寝るのが難しくなる
  ⇒ガムなどを無意識でかんでみて、いつもと違う逆側だけで30分程度かみ続けると1ヶ月程度で修正できる
⑤体は絶対に冷やさない
  ⇒体を冷やすと、ミトコンドリアは体温を上げることに力を使い、免疫機能が下がる
⑥腸内細菌を育てる食生活をする
  ⇒花粉症・アトピーなどのアレルギー、糖尿病や大腸がんなどは腸内細菌と関係するとの研究が進んでいる
  ⇒ヨーグルトや納豆、みそ、ぬか漬け、キムチなどの発酵食品により、善玉菌が増やせる
  ⇒更に野菜や改装などの食物繊維、豆やバナナなどのオリゴ糖も同時に食べると、善玉菌の餌になるのでより良い
⑦日常生活の中に運動・ツボ押しなどを取り入れる
  ⇒体の冷えは血行不良を起こし、鼻の毛細血管まで十分な血液が届かず、鼻詰まりの原因となる
  ⇒早足、ジャンプ、ももあげ、肩回しが良い
  ⇒鎖骨タッピング、鼻両脇・眉間・こめかみ・のど・首の後ろのツボがよい
⑧鼻で深呼吸をする
  ⇒1998年「一酸化窒素」の働きを研究してノーベル賞が授与された。
  ⇒「一酸化窒素」は「免疫機能」「神経伝達」「血圧の調整」に役に立っている。
  ⇒鼻呼吸で「一酸化窒素」を全身にめぐらすことができる
  ⇒鼻をつまんで20秒ほど我慢してから鼻で呼吸するのもよい
★鼻からゆっくり息をして、複数回に分けて小刻みに鼻から息を出すことで、「一酸化炭素」の生成量が15倍に増えると言われている

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