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お葬式までの間、お身体はどこで安置するの?|お客さまの声から

こんにちは、よりそう広報のタカダです!
先日ご紹介した「カゾクトーク vol.2」、無事に終了いたしました!ご視聴いただいた方、本当にありがとうございました。(もしよろしければ感想をお聞かせくださいね。)
今後withnewsさんの記事で内容をご紹介いただけることになっているので詳細への言及は避けるのですが、親子間のお別れを考えるうえでかなり濃いお話ができたように思います。詳しくは、来月以降withnewsさんから出る記事をお楽しみに!

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さて、最近サービス企画のスタッフからこんな話を聞きましたよ。
「お客さまのなかには、お亡くなりからお葬式までの期間、どこでお身体をご安置すればよいかお困りになる方も多いんですよ」

確かに私も、よりそうに入るまではそんなことを想像すらしたことありませんでした……。けれど、選択肢を知らないことから不安に思ってご相談をいただくケースも多いそうなんです。
そこで、簡単ではありますが《お亡くなりからお葬式までの間、お身体を安置する主な場所》について解説してみたいと思います。

▼前提:病院で亡くなった場合、預かってもらえるのは3時間程度

病院で息を引き取った後、お身体が運ばれるのは霊安室。そこからさらに次の安置場所へとお運びするのですが、実は病院でお身体を預かってもらえる時間はそんなに長くありません。平均で3時間程度、短いときには1時間程度で立ち退くように促されることもあるそうです。
霊安室には亡くなった方のお身体が続々と運ばれる一方、お身体を寝かせる設備の数にも限界がある……ということが背景にあるようです。
そうなるとお身体の安置先を一刻も早く探す必要があるのですが、もし事前に安置場所について下調べしていなかった場合、迫るタイムリミットの中で納得のいく場所を決めなければなりません。

大切な方が亡くなって気が動転しているのに、ゼロから知識をつけて適切な安置場所にお身体を運ぶ手はずを整えることは、心身にかなり大きなストレスなのではないでしょうか。

たとえ活用できるタイミングが少ないとしても、あらかじめ知識として【選択肢と、選ぶ基準】を知っていただくことで、いざという時の心の負担を少しでも軽減してほしいな……という気持ちでこのnoteを書いています。

▼選択肢①:ご自宅

お身体の安置と聞いて、誰もが想像するのがご自宅ではないでしょうか。故人さまも慣れ親しんだ場所でしょうし、ご遺族の方も勝手がわかっているので、誰の目も憚らずにお別れすることができます。
「故人さまを囲んで、故人さまの好きな料理を食べた」「枕元に故人さまが生前愛したグッズを並べた」など、心温まるエピソードをよく見聞きするのもご自宅安置の特長です。
また、詳しくは《選択肢②》で後述しますが「時間を気にしなくてよい」というのも利点です。気になるお身体の保存状態ですが、葬儀社さんにお願いすれば適切なタイミングでドライアイスを交換しに来てくれます。
ただ、ご自宅が集合住宅で運び入れが困難だったり、お部屋の広さなどの関係で選びにくい方が一定数いることも実情です。また、近年は斎場でお葬式をあげる方も多いため、仮にご自宅で亡くなったとしても「斎場に安置したい」と希望される方もいらっしゃいます。
また、お身体がご自宅にあることで「気が休まらない」「故人さまのやせ細った姿を見るのが辛い」といった方も一定数いらっしゃいます。さらにお身体の状態を保つためにエアコンをつけっぱなしにする必要もあることを考えると、心身にストレスがかかる可能性のある選択肢ともいえます。
※ちなみに、個人的には「家族で過ごす最後の時間を大切にしてほしい」との思いを持っているので、ご自宅でのお葬式には賛成です。もし弊社をご利用いただかない場合でも、自宅でお葬式をしたい場合は葬儀社さんに相談してみて下さいね。

▼選択肢②:葬儀社付き安置施設、あるいは安置専用施設

特に都心部にお住まいの方を中心に、ご自宅の環境やお葬式をあげる場所の都合など様々な背景でよく選ばれるのが安置施設でのご安置です。
たいていが専用の設備を備えていてお身体を綺麗に安置できますし、場合によっては自由に故人さまとも面会できるのですが、「場合によっては」というのがポイントになってきます。
というのも、安置施設は何人もの故人さまを同時に預かっているがゆえに面会時間が制限されているケースもあるんです。
また、直葬を選んだ場合は面会自体が難しいケースも……。これは本当に葬儀社さんによってまちまちなので、それこそ事前の確認がとても大事なのですが、知らないままプランと葬儀社さんを選んで後悔する方もいらっしゃいます。
そして当たり前の話にはなりますが、遠方の施設を選ぶと面会のための移動が大変なので、場所はかなり大事です。

▼選択肢③:菩提寺

中には「いつもお世話になっている菩提寺にお葬式まで面倒を見てもらいたい」という方もいらっしゃると思います。その場合、お寺さんにお身体の安置もお願いできるか相談してみるのもいいかもしれません。葬儀社さんと懇意にしているお寺さんも多くいらっしゃるので、お身体の保存状況についても相談できるかもしれませんよ。
ただ、もちろんのことながら「お身体の保存だけ」をお願いするのは難しいので注意しましょう。また、普段からのお付き合いがないお寺に突然お願いすると断られるケースもあるようなので、お寺でお見送りしたい場合はどちらにせよ事前に動いておくことが必要です。

このように、主な3つの選択肢をあげてみましたがいかがだったでしょうか?すぐに活かすことは難しいでしょうが、思い当たることがあった際に少しでも参考にしてもらえると嬉しいです。

▼最後に

私からお伝えしたいのは、お葬式はもちろん、お身体のご安置場所についてもご家族それぞれに合ったかたちがあるということ。この記事を読みながら「うちの家族ならどうなるかな……」と想像してみると、もし万が一のことがあったとしても「あの時、こうしてよかった」と思える選択につながるかもしれません。
また、読んでいただくとわかるかと思いますが、ご安置場所はそのままお葬式のかたちにも影響してきます。様々ご考慮いただいたうえで、ご家族の絆を確かめ合えるようなお葬式をあげていただけたらと願っています。

ちょっとでも誰かのお守りになるような記事になっていたらいいな、と思いながらnoteを書いてみたタカダなのでした。もしお役に立ちましたら、「スキ」やブックマーク保存等で目に付くところに置いておいてくださいね。

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