見出し画像

水野敬也さんと「カゾクトークのガクヤトーク」をしました|イベントレポート

こんにちは、よりそう広報のタカダです!

去る3/31、音声SNS・Clubhouseで【withnews×よりそう 「夢ゾウ」水野敬也さんと、カゾクトークのガクヤトーク】を実施しました!

去年の12月に作家・水野敬也さんを招いて「カゾクトーク」というイベントを実施したのですが、その時の様子をまとめた記事が31日に2本配信されたことを記念して当日に開催してみました。水野さんに加えて弊社から執行役員CMOの秋山、12月のイベントで司会進行を務めていただいた朝日新聞withnewsの神戸さんのお三方を中心にクロストークをし、タカダが進行する形で行いました。

▼12月のイベントについてまとめていただいた記事はこちら

▼水野さんはClubhouse初体験だったそうです!貴重な一枚です

Clubhouseイベント

▼当日は最大50名程度が聴いて下さりました!
 2日前の告知だったのにたくさん集まってくださり嬉しかったです

Clubhouseイベント_2

当日は、12月のイベントがそもそもなぜ実現したかを振り返りながら、水野さんのイベント後の心境変化やお墓参りエピソード、さらには宗教観・死生観まで、多岐にわたるトークが70分にわたって繰り広げられました。当初は60分で終わるはずがあまりに盛り上がって10分もオーバーしてしまい、司会としてはふがいなさを感じています。笑

私の中で特に印象に残っているのは、冒頭の水野さんのトークです。
「出来上がった記事を読んで、12月に話したときとまた考え方が変わっている自分に気づきました。
誰かの《死》の意味って、受け取り手によっていろんな解釈があっていいと思うんですよね。本来その人が亡くなった意味なんて誰にも分からないし、受け取り手が自由に解釈することで救われることがあると思うんです。」

生きているうちに、考え方なんていくらでも変わるもの。それは死生観でも同じなんですね。変わりゆく自分を受け止めながら、本当にぶれない部分を探して様々な準備をしていくことが大事なのかもしれません。
そして、誰かの《死》に対する受け止め方についても、とても素敵な意見だと思いました。亡くなった方との思い出は人それぞれなのだから、「なぜこの人は旅立ってしまったのか」と考えるときの文脈もみんな違っていいと思うんです。とても大切なことを教えていただき、司会をしながらもほっこりした気持ちになりました。

〇 〇 〇

そもそもこのイベントのもととなった「カゾクトーク」がなぜ実現したかというと、withnewsの神戸さんと《若い人と一緒に死生観を考えたい》というお話で盛り上がったことから始まります。
お葬式を始めとした人生の終わりに関することって、どうしても縁起の悪さや「今考えなくていいこと」という考えが先行して、日ごろは遠巻きにしてしまう傾向にありますよね。こんな仕事をしている32歳の私も、正直いろいろ考えられているわけではありません(反省……)

ただお葬式にとても近い場所で働いているとわかるのですが、《万が一》が来る前から考えている方はお葬式の満足度が高い傾向にあるんです。
《万が一》を自分事としてとらえている人は、ご自身の状況を知ったうえでご心配な方が何を望んでいるかも把握しているので、要望に沿ったお葬式のプランについて事前に調べられるし、その時がやってきても慌てない。以前だったら「人の死を待ち望んでいるのか!」と怒られたでしょうが、事前にお葬式について調べることは、今はもう関係者みんなが納得して送り出すために必要不可欠な価値観だと思います

▼過去にこんなリリースも出しました(手前味噌)

「若いうちから死を考える」という当たり前が社会に根付いたら、お葬式に関係する後悔や悲しみは減るし、《死》をもう少し前向きに捉えられる人も増えるんじゃないかな……。そんなことを考えていたところ、神戸さんも「若いうちに死生観を持っておいた方が良い」というお考えを持っていることがわかり、あれよあれよとイベントを実施することになりました。

▼神戸さんの担当連載「カミサマに満ちたセカイ」はこちら

そしてタイミングよく発売されていた「夢をかなえるゾウ4」は、余命宣告を受けた夫が妻と子供に何かを残すために奮闘する《死》をテーマにしたストーリー。普段はイベントに出ない水野さんに恐る恐るイベント登壇を依頼したところご快諾いただき、実施に至ったのでした。

「カゾクトーク」はオンラインイベントにもかかわらずかなりの熱気を感じる内容で、視聴者アンケートの満足度も90%超と驚異の数値をたたき出しましたが(!)今回の「ガクヤトーク」も負けず劣らずの熱気!Clubhouseの主な利用者層である30~50代を中心に、途中離脱が少ない状態で進行することができました。聴いていただいた皆さまには感謝に堪えません。本当にありがとうございました!

〇 〇 〇

そして、思った以上に聴取者が多かったことで生まれた疑問。口にしないだけで、実は皆さんにとって《死生観》は気になるテーマだったりするのでしょうか?
ちなみに私は結構誰かと《死生観》を話すのが好きなんですよね。そこにその人の根っこの考え方や人となりが見えるので、相手の理解につながる気がします。

人は誰しもが等しく必ず死ぬ運命を背負っているわけで、自分の死について考えることや他人の死生観に触れることはいい側面も多いと思うんですよ。それだけお互いに見識や価値観を広げることができて、《死》を起点に人生が豊かになるというか。
そんな、一緒に人生を豊かにする仲間を増やしていきたいです。葬儀とか終活とか、仕事の垣根を超越したところで。今回のイベントはその仲間づくりの第一歩になっていたらいいな、と考えるタカダなのでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?