見出し画像

お盆法要、してますか?|リリースの裏側

こんにちは、よりそう広報のタカダです!不安定なお天気が続いていますが、体調お変わりないでしょうか。

突然ですが東京の皆さん、7/13からお盆ですね!
「ん?お盆休みは一般的に8月なのでは……?」とお思いの方もいらっしゃるとは思いますが、実は東京をはじめとする関東地方や、北海道など一部地域は7月にお盆を迎えるのです。

お盆の語源である《盂蘭盆会》は、もともと太陰暦の7月15日を中心に13~16日にかけて行われる仏教行事。明治時代に太陰暦から太陽暦に移行したことに伴ってそのまま7月に行う地域と、ひと月遅らせた8月に行う地域にざっくり分かれています。(ちなみに沖縄や奄美地方は旧暦通りに行うので、毎年日取りが異なるんだとか!)

しかし、去年も今年も新型コロナが流行し、なかなかお盆どころじゃない方が増えているのでは?という仮説をもとに、こんなアンケートを取ってみました。

みなさん旅行やレジャー※は自粛するものの、お墓参りしたりお仏壇に手を合わせたり……といったお盆に関することはあまり自粛しないという傾向が明らかになりました。いい意味で仮説が裏切られたわけです。
(※:リリース内ではひとまとめに「アクティビティ」と表現しています)

思えば墓地はだいたいがオープンエアーだし、車移動が必要な場所に立地しているのであれば公共交通機関を使わなくて良い。お仏壇も、自宅にあるならば外出の必要はありません。
お墓は移動可能な範囲に・お仏壇がご自宅にある人は、世間がどう変わろうとご供養は変えずに行っているということがわかり、ご供養の一端を担う会社の人間として安堵に似た感情を得ました。

一方で「ここまで低いのか……」となったのは、お盆法要を予定する割合の低さ。コロナ下での実施率が全体で6%程度というのも衝撃だったのですが、さらに驚いたのは年代別の結果でした。
この結果はリリースに掲載しなかったのですが、60代以上の方は約10%が実施/参加するのに対し、30代の方は2%となりました。ちなみに、コロナ前の実施率は3.4%。各年代で回答者数がほぼ均等になるよう調査をしたので、都心部と地域の差などを差し引いたとしてもとても低い割合……。

なんでそんなにビックリしたかというと、よりそうに長く在籍していることで《お盆=皆さんがお盆法要を実施される時期》という認識になっていたからです。
「よりそうお坊さん便」では、お盆が近くなるとお盆法要のご依頼を多く頂戴します。お盆のご依頼をできる限り叶えるため、専門チームが4か月前から各所との調整に動き始めるほどなので、つい《みんな基本的にはお盆法要を実施するのだろう》という感覚で調査を行っていました。
それがふたを開けてみると、ほとんど実施されていない現実……。「井の中の蛙」状態でいると、世の中がどう思っているかわからなくなってしまう、というのを自分事としてとらえる出来事となりました。

ただ、お盆法要を実施したご利用者さまからは「今度のお盆もまたお願いします」「自分の生家にはお盆などの風習がなかったが、親の死をきっかけに(お盆が)家族の集まる機会になればいいと思いました」など素敵な感想をお寄せいただいています。「よりそうお坊さん便」を通じて新たな思いを抱いてくださったことをとてもうれしく思うとともに、お盆法要を行うことの良さもうかがい知ることができました。

〇 〇 〇

「お盆が家族の集まる機会に……」というコメントを読んで、我田引水ながら自分の実体験を思い出しました。
お盆休み、父の実家に帰省して最初に行うのはお仏壇に手を合わせること。そしてお盆入りしたらお盆飾りを出して、夜になったら「おしょうらい(お招霊)」の松明を川に向かって回すのがお決まりでした。
そして、鬼籍に入った曾祖父母の話や親せきの話をしては過去をなつかしんだり、自分とのつながりを確認したことを思い出します。
もう10年以上前の話ではあるのですが、こうした経験のおかげかご先祖さまに思いを巡らす機会は多かったように思います。

ご先祖さまに愛着がわくと、「自分以外の誰かにも全員ご先祖さまがいるんだな」「ご先祖さまあっての自分たちなんだな」と自分にも人にも優しくなれるものです。
そういった意味でも(会社の広報であるというポジションを超えて)お盆法要はお勧めしたいですし、いつか父の実家に行ける状況になったらちゃんと仏壇に手を合わせたいな……そう思うタカダなのでした。

この記事が参加している募集

業界あるある

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?