見出し画像

メールでよりそう?|サービスの裏側

こんにちは、よりそう広報のタカダです!
ついに東京オリンピックが開幕しましたね。東京都内では駅の広告や街の看板がオリンピック一色です。
この前お仕事でお台場に行ったのですが、会場が近いこともあって大会スタッフの方や看板の前で写真を撮る人をたくさん見かけ、「オリンピック、本当にやるんだな……」と急に実感がわきました。
街に繰り出すことが当たり前のご時世だったら、日々情報に接することでもっとじわじわとオリンピックの実感がわいたのかもしれませんね。

《日々情報に接する》といえば、皆さんは気になる商品やサービスの情報を定期的に仕入れるためにどんなことをしていますか?SNSでの情報収集やサイトを定期的に見ることはもちろん、企業からのメールマガジンを取っている方も多いのではないでしょうか。

実は、よりそうでも会員さま向けにメールをお送りしています。
「お葬式の会社がメールマガジンを?」と思うかもしれませんが、お送りする先はご心配な方のために資料をご請求くださったお客さま。お葬式の流れや必要な準備についてご案内する内容を、1週間連続でお送りしています。
一部紹介すると、例えばこんな感じ。

スクリーンショット 2021-07-28 161202

なぜこんなメールをお送りしているかというと、やっぱり事前にお葬式のことを考えてほしいから。
「お葬式について考えなくちゃ」と思って資料請求までしてくださっているお客さまでも、そこから先の《どうお葬式を選ぶのか》《お葬式に向けて何を備えるとよいのか》といった情報を調べることはとても大変です。
また、ご心配な方に関することに加えて日々の生活を送ることで忙しく、きちんと調べられずにいるうちにお別れのタイミングが来てしまった……といったお話もよく聞かれます。

ただ、事前にお葬式を検討していると、検討していない場合と比べてお葬式を終えた時の満足度が高いことがわかっています。

お葬式、やはり満足していただきたいじゃないですか。
もちろん私たちはお客さまに「よかった」と思っていただけるようなプランを考えてご提供していますが、私たちの一方的な思いだけでは限界があって、お客さまの「いいお別れにしたい」という気持ちもあって初めて《満足のいくお葬式》が成立するのではないかと思います。

一度、数か月前からご相談いただいていたお客さまのお葬式を見学させていただいたことがあります。(個人の特定を避けるため、一部フィクションを交えて記します)
「多くの方と親交のあった故人さまを温かく見送ってあげたい。気配りのできる故人さまのお人柄を反映して、参列者の方をきちんとおもてなししたい」と、提携葬儀社と何度もご相談を重ねていました。
当日は、故人さまと喪主さまの思い出の花であるバラを使った祭壇や、お棺への寄せ書きなど、あらかじめご相談いただいていたからこそ実現できた演出がふんだんにちりばめられていました。喪主さまはもちろん、参列者の方々も涙を流しながら《故人さまのお人柄が伝わるお別れだった》と口をそろえておっしゃっていて、部外者の私でも感動してしまうほどでした。

多くの時間をかけるほどクオリティのアップが図れるものはこの世に数多くありますが、そのうちの一つがお葬式です。
もちろん誰もがここまでできるわけではないですが、お別れのかたちを事前に考えることは決してネガティブではなく、大切な方を大切に送り出すために必要なステップなのだな、と思います。

ただ、忙しくてなかなか考えられない方や、事前に検討することまで思いが至らない方など、お客さまのご状況はさまざまです。
そこで、お葬式について考えるきっかけとしていただけたら……そんな一心でメールをお送りしています。

もちろん、少々差し出がましくはありますし、ご不快に思われる方もいるかもしれません。ただ、いざお葬式が終わったときに後悔する方が少しでも減ることを願って私たちなりの「よりそう」を体現しているのがこのメールだったりします。

大事な方とのお別れはいつ来るかわかりません。でも、お別れ自体は人間すべてに運命づけられたことです。辛い話ではありますが、それを少しでも前向きに捉えられたら、ただ悲しいだけのお別れではなくなります。
広報活動はもちろん、こうしたメール一通一通からでも、そうしたメッセージが届いたらいいなあ……などと思うタカダなのでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?