見出し画像

本の感想「料理研究家のくせに「味の素」を使うのですか?」

「料理研究家のくせに「味の素」を使うのですか?」
リュウジ
河出新書

本屋で平積みされていた。
リュウジのYouTubeは見ているし、料理本も何冊か買った。
リュウジは酒飲みなので自分で味が濃いと言っているし、慣れたら他の料理研究家を見つけたら良いとも言っている。

味の素は昔は卓上に置いて漬物にもかけていた。初めは味の素の原料は秘密だったような気がする。
頭が悪くなるとも聞いた事もある。
この本には頭が良くなると言う噂もあった事が書いてある。

今は原料は秘密でもなんでもない。
実は私はほんだしも使っていないし出汁入り味噌も使っていない。
昆布と鰹節で、出汁を取る。
けれど、「コンソメ」も「味塩胡椒」も「めんつゆ」も使っている。
すべて味の素と同じグルタミン酸ナトリウムが入っている。

実は味の素単体は買った事が無く、リュウジを知ってから始めて「味の素」を買った。
パンダの容器で可愛い。

本の中の「うまみ調味料の歴史」には魯山人や太宰治の例もあって面白い。
簡単なレシピも10個載っている。

リュウジの料理は当然だが出汁入り味噌は使わないし、料理酒は使わず日本酒を使う。その理由も説明する。
にんじんは皮をつけたまま料理するし、大根の皮も捨てずに調理する。
ちょっと理屈っぽくて、庶民的なのが気に入っている。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?