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編み物の沼に落ちた話。


かぎ針編みにハマる。

子どもの頃は編むよりも縫う方が好きで、ビーズやフェルトで人形やマスコットを作るのに夢中になっていました。母は趣味で編み物をしていましたが、母が何を編んでいたか覚えていないくらい私は編み物にまったく興味がなかったようです。笑
ただ、母が持っていたイラストレーターの西村玲子さんのセーターブックのイラストが大好きで、よくそのイラストを眺めていました。懐かしいなぁ。

大人になってもミシンで縫い物をすることはあっても編み物をすることはなく過ぎていったのですが、今から12年ほど前、ひょんなことから犬の編みぐるみを作ろうということになり、ほしみつきさんのキット本を買ってチャレンジしてみました。
すると思いの外楽しくて、そこからかぎ針編みにハマってしまいました。
さらにほしみつきさんの編みぐるみの本を買ってたくさん編みました。
(タイトルにある写真がその当時編んだ編みぐるみの犬たちです)
かぎ針編みでは、主に帽子やバッグなどの小物を編んでいました。細編みグルグル専門です。笑

かぎ針で編んだものの一部(懐かしい。。。笑)

この時の私は、かぎ針編み楽しい!これをずっとやっていこう、となんとなく思っていたのですが。。。

大内いづみさんの本に出会う。

かぎ針にハマって2年ほど経って、いつものように書店で手芸本コーナーをぷらぷらしていたら、大内いづみさんの「つま先から編む、かんたん、かわいいくつ下」という本が目に飛び込んできました。棒針で編む靴下の本です。
なんとなく手にとってパラパラとめくってみたら、
靴下編めるなんて素敵、編みたい!!!
とモーレツに思ってしまい、勢いよくその本を買って帰りました。

さて、編もうと思ったのは良いものの、棒針なんて1本も持っていません。
本の中で編む道具として紹介されていたのが「輪針」です。輪針?何それ?
当時の私の頭の中には棒針の編み針と言えば、母がよく使っていた玉付き2本針のイメージしかありません。

それからネットでいろいろ調べまくって、輪針と靴下編み用の毛糸を購入して、輪針で編む練習もして、いざ本番!
が、んん??? うーーーむ、難しいぞ。。。
作り目から苦戦。そこで紹介されていたのは Judy's Magic Cast on。靴下を編む人ならご存知の方も多いジュディさんの作り目です。
初心者でも分かるようにと写真をいっぱい使って説明してくれているのですが、やはり分かりづらくて上手くできませんでした。

YouTube は偉大な先生。

その頃は多分、靴下をつま先から編むということが今ほどメジャーではなく、ネットで情報を探してもHow to 的なのはあまりなかったように思います。
そして、YouTubeで探して見つけたのが、itosakuさんの動画です。

(itosakuさんの動画は、こちらの他に三角マチとかかとの編み方の動画もあって、見ながら編んでいくと靴下が完成します。)
本当に丁寧で分かりやすく、私はこちらの動画で Judy's Magic Cast on を覚え、
さらに Wrap & Turn もitosakuさんの動画でマスターし、その後靴下を編むのが大好きになりました。

YouTubeには今でも本当にお世話になっています。笑
趣味レベルなら、教室に通わなくても独学でなんとかなります。良い時代です。

はじめて編んだ靴下。

そんなこんなで、失敗を繰り返し何度も編み直しながら、なんとか完成した私の靴下1号です。

形から入るタイプなので、ソックブロッカーも早速購入した。笑
なんか靴下がずれてますが、ご愛嬌。

完成した時の喜びと言ったら!!
しかも編むのも、これまたすんごく楽しかったのです。
この成功体験を機に棒針編みの沼へ。
さらには道具沼、毛糸沼へとズブズブ落ちていくことになります。笑

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