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寄居若者会議メンバーインタビュー:小野田 学さん

「寄居をもっと盛り上げたい」「寄居のために何かやりたい」
そんな思いを持つ若い世代が集まり、意見やアイディアを出しあって寄居の魅力発信やイベント等の活動を行う寄居若者会議。
そのメンバーの素顔や寄居町への想いなどについてインタビューさせていただきました。

今回のインタビューは寄居若者会議の創設に大きく関わった町役場職員、小野田 学さんです。

-  小野田さんはもともと寄居町出身、現在は寄居町役場にて職員をされていますが、寄居町のどのあたりのご出身ですか?

折原地区の三品というところです。
大学を出てから寄居町役場に勤めました。

- 町の職員になろうと思ったきっかけは?

もともとは研究職、つまりスペシャリストを目指していました。
でも研究職は狭い分野ですし、世界を相手に生き残っていくのは大変で、その道が凄く険しいということが分かったんです。
そこで、スペシャリストではなくてゼネラリストになろうと思い立って、最初に思いついたのが公務員でした。
それから国にするか県にするか市町村にするかという3段階を考えていって、その中で一番住民の方と接する機会が多い「町」が一番良いなと思いました。

- 目指されていた研究職はどんな分野だったのですか?

一言で言うとバイオ系ですね。

- 大学でもそういった勉強をされていたのですか?

そうですね。
もともと化学系の勉強をしていたのですが、バイオ系がおもしろそうに見えてその道に進みました。

- それまではいわゆる理系な仕事を目指されていたわけですが、今の仕事とは方向性がかなり違いますよね。全く違う分野をお仕事にしようと思ったのはなぜでしょうか?

中途半端に理系にこだわると後悔が残ると思っていたので、しっかりと諦めるために、今までとは全く違う方向に行こうと思いました。

- それで地元ということもあって寄居町役場に入られたのですね。役場でどんなことをしたいと思っていましたか?

化学系を勉強していたので、例えば水質汚染などの生活環境の関係ですね。
持っている知識がそういったものしかないので、その分野で役に立つかなとは考えていました。

- 現在は何を担当されているのでしょうか?

総務課でいろんな仕事をしています。

若者に向けて何ができるか……そして生まれた若者会議

- 総合政策課に所属していた時に若者会議を立ち上げられたとのことですが、どういった経緯でアイデアが生まれたのでしょうか?

町の総合振興計画というのがあるのですが、その計画の策定に携わっていたんです。

そこで町民の方にアンケートをしたのですが、20代や30代の若者の意見がとても少なかったんですね。

結局、若者世代に何をしたらいいか分からないし、かつそこに充てるリソースもないという状況の中で、それでも若者世代に向けて何かやらないといけない。
それならば若者自身でやってもらおうと考えた末に若者会議ができたという感じです。

- 確かに若者に対しての支援は少ないような気がします

当然何とかしたいのですが、そもそも若者の意見が集まらないのでアイデアも出ないんですよ。

- 町民アンケートは政策を決めるうえで大事な指標なんですね

本当はそうなんですよね。
さらに「若い人」といっても色々な人がいるので、多種多様な意見が欲しいところです。
何か意見があればそれを形にしていくこともできるのですが、残念ながら現状ではそこまでではないんです。

- 実際に若者会議を始めるにあたって大変だったことはありますか?

実際に若者会議が実現できたのは、当時の上司や周りが助けてくれた部分が大きいですね。前例のない事業で、わからないことも多かったので、似たような取組をしている自治体に聞いてみたり、かなり助けていただきました。

あと、実は私は若者会議の案を作り終えて予算も取った後に異動してしまったんですよ(笑)

でも、自分自身がやりたいと思ってましたので、メンバーとして入り、できる活動は全て参加しつつ、協力をしていました。

若者会議の理想は「濃いめの知り合い」

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- 若者会議の活動で印象深いことといえばなんでしょうか?

単純にメンバーが集まったことに驚きましたよね。
町民アンケートでも全然ヒットしなかったのに、実は自分と同世代の若者がこんなにいたんだと。
そして、全然知らなかった人を知ることができたという喜びもありました。

- 小野田さんにとって若者会議の理想はどんな形でしょうか?

個人的には「濃い目の知り合い」みたいなイメージですね。

若者会議は明確なプロジェクトありきで進んでいくわけではなく、まず何をするかを自分たちで決めて自分たちで動くという、あくまでゼロからスタートです。

なので別に若者が何の興味もないのなら何もしなくても良いと思っていて。
何かをしなくてはいけないという義務はないんですよね。
そこまでガチガチに固める必要はないのかなと思っています。
たまに顔を合わせるくらいのつながりで、若者会議に限らず困った時には連絡を取り合えるような関係性を目指していきたいです。

- これから若者会議でしたいことはありますか?

前に町内の飲食店を掲載したマップを作らせていただいたのですが、それが凄く好きだったんですよ。

たくさんの方が寄居町に来ているのに、その方たちが寄居でご飯を食べたり、ひと休みしないで寄居にお金を落とさないのは勿体ないですよね。

そこで、飲食店の情報を提供できれば、お金を落としてくれるのではと思って作ったものなのですが、アップデートができていなくて。
毎回意見は出していたのですが、なかなかできず……今もやりたいと思っています。

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- 寄居町は小野田さんからどういった場所に見えていますか?

分断されているとはよく言われますよね……小学校区や川の南北などで。
これから人口が物凄く減るのは分かっているので、分断したままではなく、集約していかないといけないですよね。

- ありがとうございました。最後に若者会議のメンバーにメッセージをお願いします

最近参加できていないのですが、忘れないでください、と伝えてください(笑)

【編集後記】
もともとは全く違う分野のお仕事を目指されていたという小野田さん。現在の町の職員という仕事に対してどう思われているのか興味があったのですが、フィールドは変わっても、小野田さん自身が持つ情熱は全く変わらず、とても頼もしく感じました。
小野田さんのような方がきっかけとなって、町のこれからについて若者世代も真剣に考えていけるようになるといいですね。