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空の向こう側に自分がいる

5時15分に起きた。薬の量を増やしてからぐっすり眠れている。効果が出てきているのだろう。脳の異常で眠れなくなっていたというのなら納得がいく。この4ヶ月続いた睡眠不足もようやく終わりを迎えるだろうか。

昨日、プラネタリウムへ行った。受付でチケットを買い、上映時間まで少しあったので施設の向かい側にあるジェラートのお店でお昼ごはんを食べることにする。ハンバーグにサラダとジェラートが付くランチセットを注文する。すると、そのお店の常連客兼取引先らしき男性が入ってきて飲み物を頼む。昨今の売り上げについての話を店主としている。「元に戻ってきたっていってもねぇ、支援はもう無いし...」「今年のゴールデンウィークはみんな旅行とかすんのかね。旅行会社には問い合わせがくるみたいよ、旅行に行ってもいいものかなんて聞かれるらしいよ。それは自分で判断することだよねぇ。周りに合わせて行動したいんだよね、日本人だねぇ...」ランチセットを急ぎ気味で食べながら会話を聞いている。ジェラートを選んでくださいと言われ、カウンターのところで眺める。一番おすすめのミルクジェラートに決めると、さっきの常連さんに「それね、岩塩をトッピングして貰うと美味いよ。甘さが引き立つんだよ〜」と言われる。今度来た時にやってみようかな...

宇宙のはじまり。途方もない銀河の繰り返し。ファンタジーのように思えるその物語は、本当に空の果てにあるのだろうか。百何十億年前に生まれた星の話を聞いていると、本当に世界は、宇宙はそんな昔からあるのだろうか...懐疑的に思うというよりも、ただただ不思議な気持ちになる。それは置いておいて、太陽系や銀河などは天文学者が実際に観測し、その目で見たのだ。そこに存在する(あるいは、していた)ことは間違いない。これは人が宇宙を調べることにのめり込んでしまうのも分かるな...。"自分のルーツを知る"ために宇宙を調べるのだと、作中の台詞にあった。自分のルーツを知りたくなるのが人間だと。自分がどうして生まれたのか、何に向かって生きているのか。それを知るために人は空を見上げるのかもしれない。

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