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月も珊瑚も隠れ家も

朝6時前、アラームが鳴る前に目覚める。
身体が嫌な感じがして薬を飲む。
嫌な感じがすっと引いていき、落ち着いた。
体調不良を事前に察知する能力が磨かれてきているな…
これも数々の試練を乗り越えてきた賜物だろうか。

昨日は夏の様な暑さだった。
お昼ごはんを食べた後、うとうとして床に横になっていると、カーテンが無いせいか窓際からの熱気が凄くて目が覚める。
朝干したばかりの洗濯物も、大半が既に乾いていた。

夕方になり外へ出てふらふら散歩していたら、野良猫たちと何度もすれ違った。
その道でじっと立ち止まるおじいさん。
コンビニの前で楽しげに話す若い男女。
畑仕事を頑張るひと。
沢山の人たちともすれ違う。

"私のロマンスには、あなたさえいればいい"
そんなラブソングを口ずさみながら、バスを待った。
すでに与えられた幸せに演出は不要だ。
時には夢を見させてほしいけれど。

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