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After Effects Tips

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[Ae]人数と尺に合わせて自動で動くエンドロールの作り方

人数可変・尺固定(つまり人数が多いほど速い)、役職名は別スタイルのエンドロールを、CSVの差し替えだけで更新できる仕組みをAfter Effectsでエクスプレッションを使って作る方法を記事としてまとめます! 元ネタはこちらの記事です。 今回作るのは下図のようなエンドロールです。 ポケモン赤緑の道路をいくつかピックアップして、そこに登場するトレーナー名を使わせていただきました。(ポケモン 赤 緑 青 ピカチュウ 攻略 wiki) 方針としてはCSVの内容を連結して一つのテ

[Ae/Pr]大量のテロップを条件に合わせて整形して作る方法

テロップや字幕を作る方法としては、 動画を見ながら文字起こしする必要があるもの → Premiereで直接入力 あらかじめスプレッドシートなどでテキストがある → PhotoshopのデータセットでテロップごとにPSDを生成し、タイミングを合わせて配置する 辺りがメジャーなやり方かと思います。 今回は作りたいテロップが、 1. スプレッドシートにテキストデータがある 2. 一度で複数行表示したいテロップがあり、位置は下端合わせにしたい 3. 文字数が多い場合は縮小して

[Ae]処理順Part 2〜くり抜きとか〜

After Effectsのレイヤー処理順の続きです。 くり抜き処理Photoshopのクリッピングマスクのような、くり抜く処理をしたいときによくトラックマットを使うかと思います。 トラックマットは、くり抜く側の「マスク→…→レイヤースタイルの処理の後」、くり抜かれる側は「レイヤースタイルの前」に行われるようです。 ややこしい… エフェクトの「マット設定」もよく似たことができ、機能的にはトラックマットより高度なのですが、こちらはエフェクトなので、くり抜かれる側(エフェクト

[Ae]レイヤー処理順〜ベクトルレイヤーとラスターレイヤーの罠〜

「マスク→エフェクト→トランスフォーム→レイヤースタイル」の順 ルールはこれだけだと思っていたんですが、違いました!!! Adobe公式のヘルプによるとラスターレイヤー(ベクトルレイヤーではないもの)では、マスク、エフェクト、トランスフォーム、レイヤースタイルの順で要素がレイヤー内に適用されます。ベクトルレイヤーを連続ラスタライズするため、初期設定のレンダリング順序は、マスク、トランスフォーム、エフェクトの順になっています。 ざっくり書くと ラスタレイヤー(画像や平面レイ