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ことば

確かに、明るい言葉や美しい言葉はすてきで、私も好きだ。

でも、それが、自分の本心を覆い隠すものであったならば、とてもむなしく感じるのだ。例え、それが無意識であったとしても。
そして、それが美しければ美しい程、むなしさは深くなる。

不思議な事に、それがホントウと違う、というのは伝わってくる。ホントウに、不思議なのだけど。
もちろん、本当のホントウは分からないし、人間とは勘違いする生き物らしいので、単なる勘違いかもしれない。

でも、何となく感じる違和感。そして、私が現実に感るむなしさ。


私は小説家ではないけれど、本は大好きで、沢山読んできた。だから、言葉に対しての思いが強いのかもしれない、とも思う。

言葉って、便利なようで、もどかしくもある。伝えたい事、全てを言葉で伝えるというのは、不可能である気もする。
自分の脳内イメージだって、言語化するのは難しい。どうしたって、脇からにゅるにゅるとはみ出してしまうのだ。


明るく美しい言葉だけで世界を表現しようとすると、とても足りないと思う。もっと、もっと、もーっと!必要だ。
ああ、だから、表面のごく浅いの一部で話しかけられているように感じるのか!と、今、思った。

私は、もっと深い世界を語り合いたいと願う。
そして、そこは暗くて深いかもしれないけれど、そこに優しさや温かさはあるんじゃないか?とも思うのだ。

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