Mリーグ:風林火山について

昨日Mリーグの2020年シーズンが終わりましたね。私はMリーグも良く見ており、かつ推しチームが風林火山なので、セミファイナルをギリギリで通過からのファイナルでの見事な大逆転優勝ということで非常に嬉しい結果でした。

今までピン東風に関する記事を書いてきましたが、Mリーグについてもちょくちょく記事にしていきたいと思っているので、まずは昨日見事な逆転優勝をした推しチームの風林火山の各メンバーについて書いていきます。気が向いたら他のチームについても書きます。

滝沢和典プロ(日本プロ麻雀連盟)

私が個人的に推しているプロは2人いますが、その内の一人が滝沢プロです。好きな理由は?と聞かれたら何よりも「所作」です。滝沢プロの所作は素晴らしいです。強打は全くないですし、上がるときも非常にスムーズで、どんなに高い手であっても常に淡々としている姿は本当にかっこいいです。風林火山は残りの2人も所作が良いので、所作ガチ勢?の私としては、それで推しチームになっているといっても過言ではありません。

これは色々意見あると思いますし、あくまで非常に心の狭い私個人の意見という前提で聞いてほしいのですが、Mリーグで打ってるプロは全員滝沢プロを模範にしてほしいと思ってます。バチバチ強打したり、上がった時に感情をあらわにして牌を強く叩きつけたりするのは全くかっこいいとは思えません。点数申告にもたついたりするのもそう。言葉を選ばずに言えばめちゃくちゃイラっとします。

人生かけてやってるんだからそんなの大目に見ろよとか、むしろ感情が出てるのがいいんだろという意見があるのはわかりますし、実際それが正しいんだと思いますが、とても心が狭い私はイラっとしてしまいます。どうしようもありません。ただ、Mリーグはトッププロの集まりということもあり、どちらかというとそういった所作が気になる選手が割合としては少ないです。なのであまり気にならずに楽しめているという面がありますね。例えば最強戦の著名人代表の試合とかは麻雀の内容含めて見れたものではないです。(※繰り返しますが、あくまで個人の感想です。)

なんか所作の話ばかりになってしまいましたが、麻雀の内容は非常にオーソドックスでどちからというと守備よりなイメージです。一時期RTDで負けまくっていたころよりは攻め寄りになった気がします。まだ先切りのタイミングや安全牌の抱え方などもう少し攻撃的になってもいいのかなと思う部分はありますが、基本私程度のレベルが見て明らかにおかしいなという打牌はほとんどないので、その面では安心して見ていられます。優勝を決めて来シーズンも残留決定となったので、ぜひ来シーズンもがんばってもらいたいですね。

勝又健志プロ(日本プロ麻雀連盟)

勝又プロも好きなプロの一人です。所作も非常に落ち着いていますし、何より打つテンポがほぼ一定で、危険牌であっても本人の中で押すと決まっているときはノータイムでしれっと切り出します。たまにそれ切った方が得なの?というときはありますが、私レベルでは理解できない理由があるのでしょう。

風林火山の3人の中では麻雀の評価は一番高い選手ですが、レギュラーシーズン、セミファイナルまでは山9のリーチがつもれなかったり、めくりあいに負けまくったり、とことんついていないなぁという印象でしたが、セミファイナルの最終戦で絶体絶命のところからギリギリ2着をもぎとったのは本当に感動しました。あの2着は滝沢プロでも亜樹プロでも無理だったと思います。そしてファイナルではそれまでの不ヅキの揺り戻しがくるような4連勝を含む7戦5トップで見事優勝を飾りました。風林火山の優勝は勝又プロのおかげといって間違いないと思います。

風林火山は今シーズン3位以内に入れなかったら入れ替えというレギュレーションがあり、レギュラーシーズンまでの成績だと勝又プロの入れ替えが濃厚でした。そこからこの逆転優勝まで持っていったのは凄いとしか言いようがないですし、勝又プロには残留してほしかったので、個人的にも非常に嬉しかったです。

二階堂亜樹プロ(日本プロ麻雀連盟)

ドラフト一位の亜樹プロの紹介が最後になりましたが、正直麻雀の評価は低いです。そもそも私は女流プロのレベルに疑問を持っており、女流1人必須というルールは撤廃してほしい派なのですが、亜樹プロは女流プロ必須のルールがない初期のドラフトで1位に選ばれているほど、知名度・人気は圧倒的です。人気のある理由は分かりますし、私もMリーグ始まるまではどちらかというと好きな選手でした。

しかし、Mリーグで実際に麻雀を見てみると、長年放送対局に出続けてきた弊害なのか、放銃を極端に悪と考える常に何かにおびえているような手組ばかりの見ていてつまらない麻雀でした。かといって、じゃあ守備力が長けているかと言えば、特にそんなことはなく、単に手狭に受けてうまくいったときだけ勝負みたいな感じの麻雀に見えてしまっています。

同じく守備寄りの麻雀でいうと渋谷アベマズの多井プロがいますが、多井プロは守備力も高いですが、行くべき時は安全牌を抱えずしっかり行きますし、攻守のレベルが段違いです。亜樹プロは麻雀の方向性は多井プロと似ていますが、守備も攻めも2枚落ちくらいのイメージです。

今年は昨年の大敗の反省があったのか、最終的な選択ではかなり攻めるシーンもありましたが、結局長年しみついた何かにおびえた手組は変わらずでした。ファイナル期間中にコロナの濃厚接触で自宅待機ということもあり、ファイナルでは亜樹プロの出場は1戦だけでしたが、見事逆転優勝できたのは亜樹プロが出場しなかったのも大きいと思ってます。

ここまでボロクソに書いてきましたが、麻雀の内容以外は好きな選手ですし、難しいかもしれませんが、今回の勝又プロのセミファイナル・ファイナルの麻雀を見て何かを感じ取って少しでも麻雀を変えて行ってもらえればと思っています。来シーズンは頑張ってください。

おまけ:木原浩一プロ(日本プロ麻雀協会)

風林火山が優勝したことにより、メンバー入れ替えは一人のみとなってしまいましたが、私のもう一人の推しプロである木原浩一プロ(日本プロ麻雀協会)がオーディションに申し込んでいるので、確率が低いのは分かっていますが、ぜひ木原プロにがんばってもらいたいです。

木原プロは長年渋谷のピン東風の雀荘で店長をやっており、そのころ書いていたブログが面白く、そのブログを見つけてからファンになりました。2012年~2016年あたりは各種タイトルで大活躍をしており、天鳳でも天鳳位に届くかという勢いでした。この頃にMリーグのドラフトがあれば指名された可能性はあったかもしれませんが、その後調子は下降線をたどり、リーグ戦の連続降級などもあり目立った成績は残せていません。

そんな中でも、ある時期からオンレでのメンバー業務はやめて、ブロマガや生配信、youtubeなどで麻雀プロとしていかに生計を立てるかということに真摯に取り組んでいます。麻雀ガチ勢の人には非常に面白い内容になっていますので、見たことがないかたはぜひ一度見てみて下さい。

そんな木原プロがオーディションにかける熱い思いを語ったnoteがこちらとなります。長年応援してきたファンとしてはこみ上げるものがあります。ファンとして応援することしかできませんが、麻雀の実力ではMリーグの上位勢にも引けをとらないと思っていますので、ぜひこのチャンスをつかんでもらいたいものです。がんばってください!


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