演歌

 帰省してやりたかったことの1つにyoutubeを家族で一緒に見るということがあった。基本的には米米なのだが(中でも「男はつらい」。母親とは一緒に見れた。けっこうウケてた)、父親用にリストもつくっていた。
 放送局がそんなに多い地域ではないので、いつも面白い番組ばっかりではない。そんなときに北島三郎を流してあげたら珍しく黙って見ていた。

 普段は全くと言っていいほどテレビは見ない。しかし、実家に帰ると常時テレビがついている。テレビがついていない時間帯はない。不思議なものだ。基本的に父親が見たい番組がついているのだが、昔に比べて家族で見れる番組が少なくなったように思う。
 そんな中でやっぱり安定は歌番組。といっても「紅白」や「レコ大」ではなく、(紅白は一応ついていたがほとんど見ていない。)BSの演歌番組。これが本当によい。父親ははやく寝てしまうので基本的には母親と2人で見ていたが、おもしろかった。安心して見ていられる。
 二葉百合子なんかも92歳でよく声が出ていて感心したが、吉幾三の「と・も・子」もよかった。10年くらい前に仕事関係の知り合いが歌っていて曲自体は知っていたが、危なく親の前で泣くところだった。というか半分泣いていた。
 千昌夫の「北国の春」もよかった。今まで何ともなしに聞いていた曲だが、今の心境からけっこうぐっとくるものがあった。

 というわけで、帰省中は演歌まみれになっていたのだが、帰ってきてからもそれが続いてる。頭の中で「と・も・子」と「北国の春」が繰り返し流れて困る。今日はスロットを打っていたが、打ちながらちょっと「と・も・子」を口ずさんでしまった。

 演歌はいいのだが、「と・も・子」や「北国の春」は聞いているとついつい号泣してしまう。それもいいんだけど…

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